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私立中高進学通信

2026年1月号特別企画

歴史と進化を重ねる伝統校

東京女学館中学校

偉人たちが創った
国際色豊かな女子伝統校

創立137年
校長/渡部さなえ先生校長/渡部さなえ先生

 本校は1888年、「諸外国の人々と対等に交際できる国際性を備えた、知性豊かな女性の育成」をめざして、皇室とゆかりのある永田町御用地に開校しました。設立母体は「女子教育奨励会」という組織で、伊藤博文を筆頭に、渋沢栄一、岩崎弥之助といった明治維新期に活躍した偉人たちが名を連ねていました。特筆すべきは、開校時に7人もの英国人女性教師が着任したことです。国語と日本史以外の授業はすべて、オールイングリッシュで行われていました。以来、建学の精神を受け継ぎつつ、現在では「高い品性を備え、人と社会に貢献する女性の育成」を教育目標に、しなやかに生きる力を育んでいます。

 開校から35年後、関東大震災により永田町の校舎は壊滅してしまいます。しかし、従来からあった渋谷方面への移転計画と相まって、生徒たちは被災しつつも、一人、また一人と現在の校地に集まってきて、数カ月後には授業を再開できたという奇跡的なエピソードもあります。

 女子教育の先駆けとして歴史を重ねてきた本校が1998年、創立110周年の記念事業の一つとして掲げた新しい教育理念があります。生徒一人ひとりが主体的に課題を共有し、協働しながらその解決に向けて集団全体を高めていく力・「インクルーシブリーダーシップ」の養成です。この考え方は、渋沢栄一の曾孫にあたる渋沢雅英先生(東京女学館第12代館長)とご縁のある、アメリカの大学の女性学長の提案によるものです。体育大会などの学校行事はなるべく生徒に任せて、実行委員会方式で実施する理由も、インクルーシブリーダーシップの養成にほかなりません。

 なお、国際学級の設立初期にはシェークスピアの原典講読があり、今は国際学級の中3生が現代英語に翻訳されたテキストで学んでいます。演出から小道具の制作まで、生徒全員が主体的に関わる英語劇『ロミオとジュリエット』もまた、インクルーシブリーダーシップを発揮する共創の場となっています。

ケンブリッジ国際認定校となった東京女学館
国際学級は新年度から2クラスへと拡充!
国際副教頭/クリスタル・ブルネリ先生国際副教頭/クリスタル・ブルネリ先生

 2004年に設立された『国際学級』では、北米型のLanguage Arts (言語技術)を取り入れた授業を展開しています。立ち上げ時から23年間、国際学級とともに歩んでいるのがクリスタル・ブルネリ先生(国際副教頭)です。

「国際学級は単に海外交流や英語力の習得をめざすものではありません。その教育プログラムには独自性があり、英語による思考力の強化と、インクルーシブリーダーシップの養成に重きを置いています。
 Language Artsに基づく授業展開のほか、英語圏現地校に近い授業内容、英語圏で出版された書籍や新聞の教材活用、パラグラフ・ライティングやディスカッションなど多彩な言語活動に大きな特徴があります。また英語力を問わない入試も実施しており、様々なバックグラウンドの生徒がいる多文化コミュニティのクラス内で自然と異文化を受け容れるマインドを身につけます」

 東京女学館は、2025年に国内の女子校(一条校)では初となる「ケンブリッジ国際認定校」になりました。2026年度からは国際学級の中1から、段階的にケンブリッジ国際教育のカリキュラムが導入されます。

「本校がケンブリッジ国際認定校をめざしたのは、これまで国際学級が実践してきた教育理念と、ケンブリッジが掲げる学習者像が一致していたからです。高校卒業までにケンブリッジ国際Aレベル資格を取得できるようにして、世界中の大学へ進学する道を開きます」

 なお2026年度より、国際学級を1クラスから2クラスへ拡充することも決まっています。すでに理系の選択も可能となっており、海外大学への進学も含めて、多様な進路の実現をサポートしています。

受け継がれる伝統の
『カドリール・プロムナード』
6年間の思いを胸に高3が演じる『カドリール・プロムナード』。6年間の思いを胸に高3が演じる『カドリール・プロムナード』。

 体育大会のフィナーレで、高3が披露する『カドリール・プロムナード』。フランスで宮廷ダンスとして始まった「カドリール」は、鹿鳴館で踊られていたもの。明治期に東京女学館で体育の授業に取り入れられました。

「プロムナードは、会場を行進しながら学年で決めた言葉を人文字で描いていきます。学徒出陣壮行会の行進を見た当時の体育教員が、“再び戦争をしてはならない”という願いを込めて戦後すぐに考案しました。以来、本校の伝統として大切に演じ続けています」(渡部先生)

伝説のトロット先生と
伝統の白いセーラー服

 東京女学館の英語教育の土台は、1910年から教壇に立ったドロセア・E・トロットによって築かれました。純英国流の英語を話すトロット先生の授業は厳しかったようですが、生徒たちに慕われ、教育者としての人生のほとんど全てを女学館に捧げました。

 そんなトロット先生の、「イギリスでは高貴な人は白を着る」という言葉から、制服として1930年に制定されたのが、現在に続く伝統の白いセーラー服です。

トロット先生の胸像(史料展示室)トロット先生の胸像(史料展示室)
文字どおり「伝統を身にまとう」白いセーラー服文字どおり「伝統を身にまとう」白いセーラー服

[沿革]

1886年(明治19年) 「女子教育奨励会」の設立趣意書を配布する
1887年(明治20年) 内閣総理大臣伊藤博文を創立委員長とする「女子教育奨励会」発足
1888年(明治21年) 永田町御用地にて「東京女学館」開校
1890年(明治23年) 宮内省より虎ノ門の旧工部大学校生徒館を借り受け、移転
1923年(大正12年) 関東大震災後、渋谷羽沢(広尾)に移転
1924年(大正13年) 渋沢栄一が館長の職務を執行する
1928年(昭和3年) 羽沢(広尾)校舎落成
1930年(昭和5年) 白いセーラー服を制服とする
1948年(昭和23年) 創立60周年記念式典挙行
校歌「開化のひかげあたらしく」制定
1998年(平成10年) 創立110周年記念祝典挙行
渋谷新校舎全館落成
2004年(平成16年) 中学校高等学校に「国際学級」開設
2018年(平成30年) 創立130周年記念祝典挙行
2023年(令和5年) 創立135周年、広尾移転100周年記念祝典を挙行
東京女学館中学校  

〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-7-16
TEL:03-3400-0867

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