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私立中高進学通信

2021年特別号

未来を切り拓くグローバル教育

開智未来中学校

学校内で留学体験!
5日間で大きな成長を見せる英語プログラム

(プログラムの様子) グループワークを行う生徒たち。指導にあたるのは東京大学や一橋大学など、国内有数の大学・大学院に在籍する外国人留学生です。

グループワークを行う生徒たち。
指導にあたるのは東京大学や一橋大学など、国内有数の大学・大学院に在籍する外国人留学生です。

 Inquiry(探究)、Internationalization(世界水準)、ICT(つなげる知能)を柱に、国際社会に貢献する心ゆたかな創造型・発信型リーダーの育成に向けて最先端教育を行っている同校。そのうちの一つ、未来を切り拓くグローバル教育「世界水準の英語発信力を磨くエンパワーメントプログラム」について、4年前の導入時から生徒の成長を見守ってきた英語科で国際理解教育を推進する高添雄司先生にお話を伺いました。

英語力向上と創造型・発信型リーダーを育成する
密度の濃い5日間

 2017年から同校が導入した「エンパワーメントプログラム」は、日本の中高生向けに開発された、5日間のオールイングリッシュプログラム。同校の生徒5~6名に、日本に留学中の外国人大学生・大学院生1名がつき、プレゼンテーションとコミュニケーション能力を磨きながら、グローバル時代に何が必要かを考える、という内容です。中3から高2の希望者を対象に、夏休みや冬休みを利用して年に一度開催されており、昨年は感染症予防対策を万全に講じたうえで、約60名の生徒が参加しました。

「英語力向上と、創造型・発信型リーダーの育成という両方を兼ね備えた密度の濃い内容です。5日間ですが、生徒の成長ぶりには目を見張るものがあります。まさに“Revolutionary(革命的)”といえるでしょう。参加したことで大きなマインドセットへと変わり、たとえば海外大学を進路目標に定めたり、このプログラムでの学びをつづったエッセイを大学に提出して奨学金を獲得したりと、その後の進路につながるケースも少なくありません」と高添先生は語ります。

さまざまなテーマで
ディスカッション&プレゼンテーション
(高添先生)英語教員歴35年、国際理解の教育推進を担ってきた高添雄司先生。大学時代にアメリカへ留学して磨いた英語力で、生きた英語を指導しています。英語教員歴35年、国際理解の教育推進を担ってきた高添雄司先生。大学時代にアメリカへ留学して磨いた英語力で、生きた英語を指導しています。

 ではカリキュラムの具体的な内容をご紹介しましょう。1日のスケジュールは、9時から15時50分まで、10分休憩と昼食を挟み、50分×6コマ。生徒の英語力によって、レギュラーグループとアドバンスグループ、それぞれ5~6名のグループに分かれます。初日はファシリテーターの講話に続き、「お互いの自己紹介」「自分自身の3つのポジティブな面について語る」「このプログラムで自分が成し遂げたいゴールについてお互いにシェアする」といったテーマのもと、グループワークを行います。

「昼食も外国人留学生と一緒にとり、雑談ももちろん英語です。初日はやはり緊張してぎこちない生徒がほとんどですが、1日目の終わりに『あまり話してなかったんじゃない?』と声をかけたところ、『先生、私たちいつもの10倍くらい英語を話しましたよ!』と反駁されてしまいました。彼らの頭の中には英語が渦巻いていたんですね。2日目の朝に教室へ入ると、初日とは打って変わって、どの生徒もSocialでFriendlyになっていて驚きました」(高添先生)

 2日目以降は、まずウォームアップとして、スモールグループによるディスカッションからスタート。「Positive Thinkingについて考える」「My Identityについて考える」など、とにかく英語で話してみること、自分で考えて発言することを目的としたテーマが設定されています。2日目の午後は、「効果的な英語プレゼンテーションについて学ぶ」というテーマへと続き、内容が少しずつレベルアップ。外国人留学生によるプレゼンテーション(テーマは“夢とその実現のために努力していること”)を聴き、自分たちもプレゼンテーションに挑戦します。

 3日目・4日目も、さまざまなトピックでディスカッション力とプレゼンテーション力を鍛えます。

「これからの社会のテクノロジーとSociety5.0について考える」「Leadershipについて考える」「これからの社会の多様性について考える」「水資源について」「アメリカと日本の大学教育の違い」といった、生徒に気づきや学び、グローバルな視点をもたせる幅広いテーマが設定されています。

「エンパワーメントプログラム2021」のカリキュラム。英語で「話す・考える・議論する・発表する」をバランスよく網羅した密度の濃い内容です。「エンパワーメントプログラム2021」のタイムテーブル。英語で「話す・考える・議論する・発表する」をバランスよく網羅した密度の濃いカリキュラムです。
毎日グループ内で発表をする時間を設け、プレゼンテーションスキルを磨きます。毎日グループ内で発表をする時間を設け、プレゼンテーションスキルを磨きます。
外国人ファシリテーターが、全体の進行・運営を担います。外国人ファシリテーターが、全体の進行・運営を担います。
最終日は5日間の集大成を
全員の前でプレゼンテーション

 こうした学びの集大成が、最終日の5日目に、全員の前で行うプレゼンテーションです。生徒たちは、外国人留学生のアドバイスを受けながら前日までに原稿を作成し、さらに当日にも修正・練習時間を設け、入念な準備をして挑みます。

「一人ずつステージに立ち、“プログラムを通して自分が達成したこと”“将来の目標”などを発表するのですが、シャイだった生徒が堂々とスピーチしている姿にまず感動します。発表内容についても然りです。『国際問題や環境問題などへの問題意識をもつようになった』『自分に自信がもてるようになった』『将来海外で仕事をしたいと思うようになった』など、生徒たちのなかで“Revolution(大変革)”が起きたことを実感しました」(高添先生)

 そしてわずか5日間でありながら、その効果の継続性は素晴らしいと高添先生は力説します。

「私のクラスでは即興スピーチを毎回行い、プレゼンテーションも頻繁に行っているのですが、それまで自ら手を挙げたことのなかった生徒が、このプログラムへの参加後は積極的にスピーチをするようになりました。今ではクラスのモデルスピーカーとなっています。また、近年の大学入試では、エッセイの提出が必要な大学も増えていますが、この体験を通して学んだ内容・成果をつづる生徒もいます」(高添先生)

留学生の国籍はアメリカやイギリス、アフリカやアジア圏など多種多様。「さまざまな国の英語アクセントに触れるなかで、日本人アクセントで堂々と話していいんだ、と気づく生徒が多いですね」と高添先生。留学生の国籍はアメリカやイギリス、アフリカやアジア圏など多種多様。「さまざまな国の英語アクセントに触れるなかで、日本人アクセントで堂々と話していいんだ、と気づく生徒が多いですね」と高添先生。
最終日に全員の前で行うプレゼンテーションに向けて、留学生にアドバイスを受けながら原稿を練り上げます。最終日に全員の前で行うプレゼンテーションに向けて、留学生にアドバイスをもらいながら原稿を練り上げます。
自己肯定感や積極性、挑戦する意欲など
英語力以外にも得るものはたくさん

 毎回行う事後アンケートでは、「自分の意見が言えるようになった」「自分の良いところが見つかった」「前向きになった」「自分に自信がもてるようになった」「間違いは怖くないし、恐れるものではない。積極的に発言していこうと思った」「諦めないでやり通すことの大切さを痛感した」「自分の意見を話すことが苦手だったけれど、それが大切であることを知り、実際にそれを経験して成長できた」など、ポジティブな感想が大半を占めているといいます。またこれまでの参加者に、参加前・参加後に行った「自分をポジティブシンカーだと思いますか?」というアンケートでは、「そう思う」と答えた生徒が30%から86%へと大幅に増加しています。

「生徒たちは、こういった自己肯定感や、これまで日本の教育において注力されてこなかったクリティカルシンキング、さらに難しいことに挑戦する意欲、やり抜く力といった、“非認知能力”を身につけ、飛躍的な成長を見せています。これらはまさに本校が、学力(=認知能力)と並行して、生徒に身につけてほしいと考えている能力です」(高添先生)

 導入して4年、先生方が思った以上に大きな成果をあげているというエンパワーメントプログラム。毎年2月に行われる校内スピーチコンテスト「未来TED(※)」において、同プログラム参加者による英語のプレゼンテーションに触発され、次年度の参加を決める生徒も少なくないそうです。また、レギュラークラスだった生徒が、次はアドバンスクラスに参加したいと、次年度に向けて英語の勉強を頑張る、というケースもあるといいます。

 コロナ禍にあった今年度は、参加を検討する生徒向けに、1日体験の「プレエンパワーメントプログラム」を1学期に行いました。高校から入学した生徒の参加も多かったそうです。

「自分を変えたい、成長したいといった意欲的な生徒がたくさんいて、教員としてうれしかったですね。今後もより多くの生徒に体験してもらい、彼らが良きインフルエンサーとなって、将来的には校内の至るところで英語が聞こえてくるのが当たり前という環境にしたいです」と熱く語る高添先生。

 先生方の熱意と充実した教育プログラムにより、開智未来生の英語力とグローバル社会で活躍できるスキルがますます磨かれていくに違いありません。

※TED(Technology Entertainment Design)とは、アイデアを広めることに専念する非営利団体であり、1984年にテクノロジー、エンターテインメント、デザインが集結した会議として始まり、今日では科学からビジネス、世界規模の問題まで、ほぼすべてのトピックを100以上の言語でカバー。未来TEDとは、TEDの開智未来版。

毎年3学期に行われる「未来TED」に出場した同プログラム参加生徒が、英語によるプレゼンテーションを堂々と披露しています。

毎年3学期に行われる「未来TED」に出場した同プログラム参加生徒が、
英語によるプレゼンテーションを堂々と披露しています。

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