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私立中高進学通信

2026年1月号特別企画

歴史と進化を重ねる伝統校

駒込中学校

伝統の「利他心の教育」
「生徒のための教育」を貫く

創立100年
校長/河合孝允先生。背景にあるのは天台宗中学時代の校旗。校長/河合孝允先生。背景にあるのは天台宗中学時代の校旗。

 2025年に創立100周年を迎えましたが、本校の起源といえる勧学講院から数えると343年もの歴史があります。長い歳月、人々から支持されてきた最大の理由は、建学の精神である『己を忘れて他を利する』という利他心の教育を大切に守り育ててきたからこそと思っています。駒込中学校と名称を変更した折、本校の後援会長を務められていたのが日本の「資本主義の父」と称される渋沢栄一氏でした。渋沢氏の経営哲学もまた利他心を重んじるものでした。

 現在も利他心を重視し、学園運営を行っています。本校において「利他心の教育」とは、「生徒のための教育」のことです。生徒のための学校づくりが行われている学園だからこそ、永年にわたり支持されているのです。現在も保護者の皆さまが生徒の活動を様々な面で支援してくださっています。あえて金銭的な面で申し上げますと、その規模は毎年5千万円を超えるほどです。これだけの規模は本校ならではの特徴でしょう。

 本校は仏教の天台宗系の学校で、すべての子どもたちは神仏からの授かりものと受け止めています。とある土曜日の夜、不登校気味だったある生徒が学校にひょっこりやってきました。「先生どうして誰もいないの?」との問いかけに、“土曜日の夜だから当たり前”との返答は無意味です。私は言いました。『暗い時間であれば登校できるのなら、今度の月曜日の朝、暗いうちに学校に来なさい。朝の学習会をするから』と。この朝の学習会を重ねていくうちに、「私も参加したい」と次第に仲間が加わり、いつしか勉強会のグループができあがりました。それから時間をかけてその生徒は自力で登校できるようになり、希望した大学にも合格できました。生徒一人ひとりの自己肯定感を育み、自力で未来を歩んでいく自信を育てることが、学校本来の教育の在り方だと確信しています。

生徒一人ひとりが、「ハブノード(hub node)」
100年の伝統が育んだ“生徒が生徒を育てる校風”

「本校には伝統的に“いるだけでクラスやクラブが賑やかになる、『ハブノード(hub node)』(つながりの拠点)と言える生徒が大勢います。“言われたからやる”のではなく、自ら考え出したことを仲間と一緒に楽しむのです。たとえば中高6年間野球が大好きで白球を追いかけつづけたある生徒は、医学部へ進学し、後輩へのメッセージとして『この学校にきみの夢を笑うものがいない』との言葉を残しています。また、和太鼓部のある生徒は全国大会に出場し、世界大会で金賞を獲得するなど太鼓に夢中の学校生活でしたが、『太鼓ばかり叩いていないで勉強しなさい』と叱責するような教員は、本校にはおりません。その理由は実に明快です。そうした生徒も、難関大学をめざす仲間たちと勉強会をともにし、自分の手で大学合格を果たしていくからです。生徒が生徒を育てる校風は本校の誇りです。生徒一人ひとりが古き良き伝統をつなぐ、『ハブノード』であることを心から願っています」(河合校長先生)

伝統の仏教修行の一つ「写経」(中2)。恒例の日光山研修では修業体験を通して己の心と向き合います。伝統の仏教修行の一つ「写経」(中2)。恒例の日光山研修では修業体験を通して己の心と向き合います。
田植え体験や玉ねぎの収穫など、農業体験を通して食育を実施。田植え体験や玉ねぎの収穫など、農業体験を通して食育を実施。
100周年を彩る記念事業を推進!
主体性を発揮し、生徒の手でワクワクする企画を

 創立100周年を迎えた同校では、『100周年記念プロジェクト』として、生徒有志の実行委員会が2024年に結成されました。実行委員の生徒たちはさまざまな記念事業を、自由な発想で企画・運営しており、3チーム5グループに分かれて自分が興味をもつことをベースに活動しています。実行委員として活躍する2名が次のように活動の楽しさ、やりがいを語ってくれました。

N・Hさん(中3・100周年記念実行委員会副委員長/『行事チーム』カフェ部門担当)N・Hさん(中3・100周年記念実行委員会副委員長/『行事チーム』カフェ部門担当)

「駒込初のカフェ作りを担当するほか、副委員長を務めています。現在『100周年記念実行委員会』では、中学生と高校生を合わせて115名以上の生徒が参加しています。大所帯で大変な面もありますが、これだけの人数が集まればできることも増えますし、一人ひとりが個性豊かで面白いメンバーです。みんな意欲的に活動しています。学年を越えて一つのことを成し遂げていく楽しさを感じています」(N・Hさん)

O・Aさん(中3・100周年記念実行委員会/記念式典担当)O・Aさん(中3・100周年記念実行委員会/記念式典担当)

「2024年度は記念冊子の制作を、2025年度は記念式典の運営を担当しています。冊子制作では、本校に関わりの深い先生方へのインタビューをするなど、これまでにできなかった経験ができて、学びや発見が多くありました。2026年1月9日に文京シビックホールで開催される記念式典の準備も急ピッチで進めています!」(O・Aさん)

[沿革]

1682年(天和2年) 了翁禅師の「勧学講院」が上野不忍池の畔に設立され、以降天台宗の教育機関として発展
1873年(明治6年) 校名を「天台宗東部総黌」と定め、上野寛永寺境内に校地を定める
1904年(明治37年) 校名を「天台宗中学」と改め、現在地に移転
1925年(大正14年) 宗門外からの生徒も加え、駒込中学校として文部省から認可される
1926年(大正15年) 4月1日より駒込中学校が開校
1945年(昭和20年) 戦災で本館を残して校舎を焼失
1947年(昭和22年) 学制改革に伴い、新制「駒込中学校」「駒込高等学校」に改組
1966年(昭和41年) 男女共学制へ移行
2003年(平成15年) IT時代に対応した高校新校舎が落成
2015年(平成27年) 創立90周年記念式典を挙行
2025年(令和7年) 創立100周年
駒込中学校  

〒113-0022 東京都文京区千駄木5-6-25
TEL:03-3828-4141

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