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2025年9月号

「やりたいこと」にたくさん出会う機会が
人生のチャンスを広げる

見どころUPDATE

大学や社会が身近になる!~高大連携・キャリア教育~

トピック

「健全な怪しさ」に挑み
「正しい失敗」ができる環境を

石川世の中を取り巻く状況に少し付け加えるとすれば、今、日本の企業ではCFO(※3)がトップとなり、その下にCTO(※4)が付くという組織構成が多いように思います。一方、アメリカはその反対で、CTOがトップに立ち、優秀なCFOがサポートするという構図が多いように感じます。
 私の個人的な意見でも、技術系の企業でトップに立つのは、次の価値を生み出すことのできるCTOのほうが適していると感じています。というのも、CFOは利益を生み出すことが役割ですから、利益はあがるけれど「お金がないからこの技術開発はやめよう」とCTOにストップをかけてしまうようでは、新たな価値は創造されず、企業はもちろん、社会全体にとってもプラスにはなりません。

高橋日本でも、スタートアップ企業ではCTOがトップでCFOがサポートしている組み合わせをよく見かけます。近年は「大学発スタートアップ」も増えていますが、理科大での取り組みはいかがですか。

石川本学でもベンチャー創出には非常に力を入れています。というのも、私は25年前に東大のベンチャーキャピタル(※5)の設計を行い、その時から、日本の国力を高めるためにもベンチャー企業が絶対に必要だと思っているからです。
 科学技術で世界をリードするためには、研究成果を社会実装までもっていくことが必要です。社会実装のためには論文を書くだけでは当然不十分で、トライ&エラーを繰り返す必要があります。10回挑戦したうち1回成功すれば十分すぎる世界ですから、リスクマネーの投入とリスクマネジメントが必須なのです。日本における既存の企業体系にこのモデルはあまりなく、それができるのはベンチャー企業だと考えています。
 ベンチャーの仕組みを説明する際に私がよく使うのは、「健全な怪しさ」と「正しい失敗」という言葉です。「健全な怪しさ」とは、失敗するか成功するかわからないポテンシャルのこと。そして「正しい失敗」とは、成功までのステップとして必要な失敗のことです。つまり10回やって9回失敗したとしても、それは成功に必要な「正しい失敗」なのです。
 失敗がなかなか許されない企業とは異なり、大学の教育研究には「健全な怪しさ」がつきものです。未来の価値に対して「健全な怪しさ」を担保することが大学の役割であり、大学が先頭をきって走るべきだと考えています。
 本学も利益が出るからベンチャーを育成しているわけではなく、「健全な怪しさ」に挑み、「正しい失敗」をしてもらうために支援を行っています。

  • 3 CFO…Chief Financial Officerの略で、最高財務責任者。企業の財務戦略の立案·実行、資金調達、財務管理全般を統括する役職。
  • 4 CTO…Chief Technology Officer(最高技術責任者)の略で、企業の技術部門のトップとして、技術戦略の策定や実行、技術開発の統括などを行う役職。
  • 5 ベンチャーキャピタル…未上場の新興企業に出資して株式を取得し、将来的にその企業が上場した際に株式を売却し、値上がり益を獲得する投資会社や投資ファンドのこと。
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