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先輩ママに聞く
やる気を引き出す
保護者の言動

掲載日:2025年12月22日

入試本番が近づいてきて気ぜわしくなってくる頃です。この時期のお子さんの様子はどうだったか、そしてお子さんのやる気を引き出すために保護者はどんなことをしたのか、今春に受験を経験した中1生のママに伺いました。

Mamas' Profile

Sママ

私立女子校・高2の長女と、別の私立女子校に通う中1の次女のママ。

Yママ

私立共学校に通う中1の長男と、小2の長女のママ。

12月頃〜入試直前期の過ごし方はいかがでしたか?

12月頃〜入試直前期の過ごし方はいかがでしたか?

Yママ

この時期には「友達と遊ぶのはしばらく我慢する」と自分から言い出し、「勉強を頑張らなきゃ」と思っている様子が見られました。塾で周りの友達が自習室に行くことが増え、息子もそこでしっかり勉強してくるようになったのです。時期としては、ちょっと遅かったかもしれませんが(笑)。

Sママ

塾でかなり励まされていたようで、ウチもやる気が出てきた頃です。この時期は、自主的に勉強へ取り組むようになっていました。入試に関してはまだ実感がないためか、「受かる気がする」という感覚があるようで、妙にポジティブでした。「結果が思わしくなかったらどうしよう」といった様子は全く見られませんでしたね。
入試直前期は、本人の希望で小学校を休んで家で勉強する日も多かったのですが、時間に余裕がありすぎてあまり集中できていませんでした。もっとメリハリをつけて、短時間に集中して勉強したほうがよかったかも……。

保護者としてどのような声かけをしていましたか?

保護者としてどのような声かけをしていましたか?

Yママ

受験に関してあまり子どもを叱らないほうがいいと思っていたので、私は言いたいことがあってもなるべく飲み込むようにしていました。
息子はやるべきことはさっさと終わらせるタイプで、一応勉強は続けているのですが、たまにぼーっとしていることもありました。そんな時は、「1回休憩すれば?」と声をかけ、気分転換を促すようにしました。休憩する時、息子はテレビやスマホで動画を見ていることが多かったですね。

Sママ

私は、上の子の受験の時にかなりうるさく勉強するように言ってしまったので、下の子の時はなるべく自重して、穏やかに過ごすよう心がけていました。上の子の時、私は親のエゴで「もっと上の学校に入ってほしい」という気持ちが強かったのですが、2人目では「本人の実力に合った学校を選ぼう」と思えるようになっていたのです。そこの違いは大きかったですね。
下の子がスマホをずっと見ている時など、「勉強しなさい」と口にしたくなっても、感情にまかせた言動は控えるようにしました。「いつ勉強するの?」と1回は尋ねましたが、しつこくは言わなかったつもりです。でも中学入学後、娘にその時の話をしたところ、私はあれほど気を使っていたのに、「『いつ勉強するの?』と言われると勉強したくなくなるから、言わないでほしかった」と責められてしまいました。

効果があったと思う保護者の行動は何ですか?

効果があったと思う保護者の行動は何ですか?

Yママ

息子は、当時小1だった妹とけんかになることが多かったので、なるべく2人が顔を合わせないように工夫しました。息子が塾から帰ってくる前に下の子を寝かせたり、休日に息子が家で強する時は、主人に下の子を外に連れ出してもらったりと、息子が家でも集中できる環境を可能な限り整えるようにしたのです。
また、12月中旬からひと月ほど、友達のママと相談して、3〜4人で同時に「朝学習」を行うようにしました。毎朝6時半など時間を決めてテレビ電話をつなぎ、それぞれ好きな勉強をするのです。電話はつながっていますが、最初に「おはよう」と挨拶するだけで、後は静かに自習。計算練習をする子が多かったと思います。30分ほどしたら「じゃあね」と言ってテレビ電話を切り、それから朝食という段取りでした。入試当日のことを考えると、朝早めに起きて頭を働かせることは大切だと思うので、朝型の生活へ移行するいいきっかけになりました。

Sママ

この時期は特に、娘が頑張っているごほうびとしてよくスイーツを買っていました。普段よりもちょっと豪華なお菓子に娘は喜んでいたので、たぶん励みにしていたと思います。

Yママ

効果があったかどうかはわかりませんが、入試直前の時期に、私は「落ちる」「滑る」「下がる」といった言葉はなるべく使わないようにしていました。〝言霊〞ではないですが、そうした類の言葉を使って現実になることを避けたかったのです。それから、朝食の見直しをしました。息子は朝から菓子パンを食べるのが好きだったのですが、脳の働きや体調のことを考えるとあまりよくないと思い、菓子パンはやめて、食パンやご飯におかずを合わせて食べさせるようにしました。

お子さんのための行動で反省点はありますか?

お子さんのための行動で反省点はありますか?

Sママ

私は過去問演習に使うコピーは頑張ったのですが、もっと娘の勉強に寄り添ってあげればよかったと反省しています。例えば、模試や過去問で間違えたところのノート作り。塾からは「間違いノートは自分で作らせてください」と言われており、私は持ち歩きしやすい小さなノートを買ってきて、娘に渡すところまではしたのですが、本人任せにしたところ、あまりノートの整理ができていないようでした。私がもう少し助力していれば、娘はもっと前向きに学習に取り組めたかもしれません。きっと「ママが手伝ってくれたから」と愛着が湧き、ノートを見返す機会も増えたように思うのです。

Yママ

息子が小4ぐらいまでは、なるべく寄り添って宿題を見たり、わからないところは私が要点をまとめてトイレに貼ったりしていました。でも、どんどん内容が難しくなってついていけなくなり、高学年になる頃には勉強は塾にお任せになりました。小6のこの時期に私が手伝っていたのは、過去問演習のスケジュール作りや塾の宿題の取捨選択ぐらいです。
入試直前の1月になってから、私は「入試の前に見返せるようなノートを作ろう」と思い立ち、本人が苦手なところや、志望校の出題頻度が高い問などをまとめることにしました。ところが、作り始めたのが遅すぎて完成に至らず、入試に活かすことはできませんでした。もっと早くから作成していれば、少しは息子の直前学習のプラスになっていたかもしれません。


編集部より

先輩ママは、受験生であるお子さんへの対応にいろいろな配慮をされていたようです。保護者の言葉や行動がお子さんのやる気を引き出すことも多いので、それぞれのご家庭でわが子に合った言動を心がけていきましょう。

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