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私立中高進学通信

2021年4・5月合併号

ココに注目!学校説明会レポート

女子美術大学付属中学校

発想力や創造力を育む
女子美教育を体感

女子美術大学の卒業制作について語る卒業生。シニアをテーマにしたファッションブランドの企画に取り組みました。

女子美術大学の卒業制作について語る卒業生。
シニアをテーマにしたファッションブランドの企画に取り組みました。

プログラム

1
校長挨拶

校長の石川康子先生が、一人ひとりの個性を大切にし、多様性を認める同校の校風について語りました。

2
生徒による学校紹介

中3生2人が、事前に撮影した映像を通して、美術の授業から女子美祭(文化祭)まで同校の魅力をアピールしました。

3
入試概要の説明

入試委員長の小島礼備先生が一般入試や自己表現入試について説明。そのための準備をアドバイスしました。

4
卒業生講演

女子美術大学に進学し、社会人4年目を迎えた卒業生が中高大10年間を振り返りました。

5
終了

希望者は、教員に入試や学校生活全般、美術での取り組みなどについて質問したり、校内を自由に見学したりできます。

「本校は、図工やお絵かき、ものづくりが好きな生徒の学校です。好きといっても、少しではなくて、大大大好きなことが入学の条件です。2020年の春に入学した中1生を見ていると、お勉強少女から、読書が好きな子やスポーツが得意な子まで、いろいろな生徒がいることがわかります。生徒たちは入学してすぐに仲良くなります。美術が大好きという共通点があるからです。そして学校生活を送るうちに、異なる個性を認めることの素晴らしさを知ります。同時に自分と向き合うことで、自己肯定感が生まれます」

 石川康子校長先生が開会の挨拶を述べ「女子美」の名で親しまれ、創立100年を超える同校の特色を語りました。

 これは2020年度11月14日(土)に開催された学校説明会の様子です。新型コロナウイルスの感染防止対策として、説明会は2回に分け、午前中に学年不問、午後は小学6年生対象の説明会を行いました。取材したのは、午前中の説明会。中学受験生と保護者合わせて300名近くが参加していました。

「本校の最大の魅力は、女子美術大学の付属校であることです。美術大学の付属の中学校は世界に一つしかありません。毎年、約9割の生徒が美術系大学へ、約7割が女子美術大学へ進みます。中高大の10年間女子美に通うと、しっかり自分が確立されます。将来もご安心ください。AIによって世の中は大きく変わりつつありますが、社会が求める発想力、創造力を本校は育んでいます」

 石川校長先生の挨拶に続き、映像による学校紹介。中3生2人が受験生たちに語りかけました。

「女子美生らしく、制服を着こなしたいとは思いませんか?女子美といえば特徴的なネクタイ。中学生はえんじ色、高校生は紺色です。このネクタイは女子美術大学工芸科の卒業生による手織りです。糸を染めるところから一つひとつていねいに作られています」

 2人は制服について説明した後、美術の授業や部活動、女子美祭(文化祭)について紹介しました。

 次に入試概要。最後に卒業生の講演です。卒業生は同校から女子美術大学のデザイン・工芸学科ヴィジュアルデザイン専攻に進学。現在、大手アパレルメーカーで、商品プロジェクトの企画から運営までを任されています。

「女子美は自由な発想を尊重し、個人の長所をさらに伸ばしてくれます。そんな環境のなかで私は切磋琢磨できる友人に囲まれ、充実した学生生活を過ごすことができました。課題や定期テスト、行事など、女子美での生活すべてが私を大きく成長させてくれたのだと思います。
 今、自分の強みだと思う企画力や発想力、コミュニケーション力は、中高時代に身についたものだと確信しています。女子美での10年間は、私の人生のなかで宝物となっています」

「高校生になって薬剤師や語学を活かした職業をめざす生徒もいます。本校はこうした美大以外の進路にも対応できます」(石川校長先生)

「高校生になって薬剤師や語学を活かした職業をめざす生徒もいます。
本校はこうした美大以外の進路にも対応できます」(石川校長先生)

見どころ1
鏡友会の中3生が女子美の魅力を語る

「鏡友会とは生徒会のことで、行事関係を中心に活動しています」と語るのは、鏡友会の中学副会長と中学書記の2人です。例年なら生徒が実際に登壇しますが、新型コロナの感染防止のため、この日はあらかじめ撮影した動画を使用しました。「美術の授業では、友達の作品や先生からのアドバイスに大きな刺激を受けます。部活動や同好会では、すてきな先輩と親しくなれます」

見どころ2
展示された作品に受験生たちが感動

 会場となった体育館には、美術の授業で生徒たちが制作した作品などが展示されていました。同校には、美術の授業が中学で週4時間、高1では週6時間(ほかに美術史が1時間)、高2・高3では週10時間もあります。中高6年間をかけて、絵画からデザイン、工芸・立体までを学びます。さらに高3では卒業制作にも取り組みます。展示されている作品のクオリティーは中高生とは思えないほど高く、美術が大好きな受験生たちは真剣な眼差しで一つひとつを見つめていました。

見どころ3
創作に夢中になれる理想の環境を見学
写真は3号館3階の高3アトリエ写真は3号館3階の高3アトリエ

 説明会終了後は、3号館と6号館を自由に見学。各階に担当の教員が待機しているため、質問もできます。3号館には中高の教室、デザイン室、共通工房、絵画室、プチギャラリーなどが並んでいます。1階にはエントランスギャラリーがあり、この日は、女子美術大学の学生による「みんなの未来展」が開催されていました。一方、6号館には共通工房のほか、被服室や調理室、作法室があります。

(この記事は『私立中高進学通信2021年4・5月合併号』に掲載しました。)

進学通信 2021年4・5月合併号
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