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私立中高進学通信

2021年4・5月合併号

今こそ実感!大学附属校・付属校 ここが好き

共立女子第二中学校

生徒それぞれの目標を大切にした進路指導で
現役進学率は96.5%

左からM.O.さん、萩原有紀先生、M.I.さん。

左からM.O.さん、萩原有紀先生、M.I.さん。

勉強と部活動の両立が
強い精神力を育む
M.O.さんやM.I.さんが所属していた吹奏楽部は30年を超える歴史を持ち、中1生から高3生までが一緒に活動する中高一貫を体現した名門クラブです。M.O.さんやM.I.さんが所属していた吹奏楽部は30年を超える歴史を持ち、中1生から高3生までが一緒に活動する中高一貫を体現した名門クラブです。

「女性の社会的自立」をめざして1886年に創立した共立女子。1970年に第二高等学校、1984年に第二中学校が設立され、「誠実・勤勉・友愛」を校訓に、女性としての特長を活かし社会で活躍する人を育ててきました。

 国公立大学や難関私立大学への進学を目標とする同校の特進クラスには、高い志とモチベーションを持った生徒が集まってくると進路指導部主任の萩原有紀先生は話します。

「勉強だけでなくクラブ活動にも熱心に取り組み、両立させている生徒が多いですね。例えば本校の吹奏楽部は日頃の練習量も多いですし、高3の6月の定期演奏会まで全力でがんばる生徒がほとんどなので、進路指導の立場としては『もう少し練習をセーブしないと体を壊すのでは…』『もう少し早く受験勉強に切り替えられないか』とハラハラしながら見守っています。それでもやはりクラブ活動をはじめとするさまざまなことに努力してきた精神力が、最終的には重要なポイントになるのは間違いないですね」

 クラブ活動に手を抜かない生徒は、勉強にも熱心に取り組むと萩原先生。共立女子大学の系列校であることも、難関大学にチャレンジする生徒にプラスに働いていると話します。

「本校では、約半数の生徒が共立女子大学に進学します。また『併設高校特別推薦制度』があり、共立女子大学や短期大学の推薦合格を得たうえで外部大学に挑戦できるので、強気にチャレンジすることができるのです。進路指導では、生徒それぞれの目標を大事にするように心がけています」

中学時代に培った学習習慣が
自立した女性を育てる

 勉強とクラブ活動を両立させるためには時間の使い方が重要です。同校ではその点を中学時代から意識させ、時間管理能力を身につけさせていると萩原先生。

「中1から1週間ごとのスケジュールを組むように指導しています。学習の目標を立てて実行し、達成具合を振り返り、次の目標を立てるというサイクルを繰り返すことは、正しい学習習慣を身につけることに役立っています。中学時代に学習習慣と生活習慣を正しく身につけることで、高校に進学してからも自分たちで学習計画が立てられるようになるのです」

 勉強とクラブを両立し、予定を管理できる自律的な姿勢と6年間のさまざまな体験を通して培った精神力は自分軸となり、主体的に自分の針路を切り拓き、10年後、20年後に自立して社会で活躍する芯の強い女性の基礎となるでしょう。


※データはいずれも2021年3月末日時点のものです。

主な外部大学進学実績
(現役のみ)
大学名 2021年度 過去5年
筑波大学   1
秋田大学   1
茨城大学   1
富山大学 1  
お茶の水女子大学   1
東京農工大学   1
東京都立大学   4
横浜国立大学   1
都留文科大学   1
埼玉県立大学   1
早稲田大学 3 5
慶應義塾大学   4
上智大学   6
東京理科大学   4
明治大学 2 14
青山学院大学 2 16
立教大学 2 13
中央大学 7 50
法政大学 2 31
学習院大学 3 18
成蹊大学 6 20
成城大学 9 12
明治学院大学 3 12
津田塾大学 2 7
東京女子大学 8 27
日本女子大学 7 25
その他多数
主な指定校推薦
(2021年度)
青山学院大学
中央大学
法政大学
学習院大学
立命館大学
成蹊大学
成城大学
明治学院大学
日本大学
武蔵野大学
立正大学
工学院大学
東京薬科大学
東京農業大学
玉川大学
東京女子大学
日本女子大学
清泉女子大学
白百合女子大学
フェリス女学院大学
学習院女子大学
上智大学短大部
その他多数

卒業生インタビュー
“学び”に集中できる環境で
難関大学受験を強気に挑戦
青山学院大学 教育人間科学部教育学科 1年
M. O.さん

 中1から吹奏楽部に所属していたM・Oさんですが、入部当初は勉強とクラブの両立がとても難しかったと話します。

「普段は週に4日クラブ活動があるため練習のない日に勉強していたのですが、発表会の前になると日曜日も練習になるので、勉強時間がとれなくなってしまいます。そこで、クラブ後の家での時間を見直したのです。作ろうと思えば、自分の使いたい時間は作れるんだと感じたのはいい経験でした」

 そんなM・Oさんは、母校の魅力はその“環境”だと話します。

「私はクラブを引退するまで成績があまり振るわなかったのですが、自然が豊かで“学び”に集中できる環境のおかげで、徐々に成績が伸びていきました。勉強すればするほど成績が上がることが実感できて、それが自信につながったのだと思います」

 受験勉強に確かな手応えを感じたM・Oさんは、進路指導の萩原先生も驚くような強気の作戦を実行します。合格安全圏の学校は受験せず、チャレンジ校ばかりを受験したのです。

「早慶上智とMARCHに絞りました。系列校の推薦もありましたし、受験勉強の手応えもあったので、自信はありました」

 結果的には、青山学院大学に合格して結果を出したM・Oさん。特進クラスには、“勉強するといいことがある”とわかっている人がたくさんいて、そんなクラスメートに刺激をされて自分の意識がどんどん変わっていったのも大きかったと話します。

「人間関係も設備も、両方整っている“環境”が、母校のいちばんの魅力だと思います」

母校受験の理由

 母に「すごく評判の良い学校だよ」と薦められたことがきっかけです。

なりたい職業や夢

 教育関係の事業で起業することに興味があり、さまざまなことを勉強中です。

卒業生インタビュー
受験前日まで質問に答えてくれた先生方に感謝
芝浦工業大学 建築学部建築学科UAコース 1年
M. I.さん

 中1から吹奏楽部に所属し、高2では副部長も務めたというM・Iさん。クラブと勉強の両立がうまくいかず、悩むことがあったといいます。

「特進クラスの友達は大学受験に向けて勉強を始めていたのですが、私は副部長としての務めもあって焦りを感じていたのだと思います。
 学校に6年間通って思うのは、同級生や先輩・後輩、先生方に恵まれたことです。先生方は私に悩みがあればじっくり話を聞いてくれて、解決策を一緒に考えてくれました。私は人に話を聞いてもらってスッキリするタイプなので、クラブ活動が大変だった頃は、とくに救われたと思います」

 吹奏楽部を引退後、学校にいる時間が増えたとM・Iさんは言います。

「引退したばかりの頃は、勉強の時間がありすぎて変な感じでした。家だと集中力が続かないので、朝一番のスクールバスで登校して授業前に1時間くらい勉強し、放課後も最終のスクールバスまで自習室にこもって、嫌でも勉強しなくてはいけない環境でがんばりました。問題がどんどん解けるようになるのが楽しくて、勉強自体は苦にならなかったですね」

 問題の解答を見てもよくわからない時は、すぐに先生に聞きに行ったというM・Iさん。

「私は建築学科志望で共立女子大学の建築学科の推薦は取っていたのですが、外部受験には数学があり、数学の先生に質問に行くととてもていねいに教えてくれました。受験の前日までお世話になって、今でも感謝の気持ちでいっぱいです」

母校受験の理由

 卒業生である叔母の薦めでオープンキャンパスに参加し、惹かれました。

なりたい職業や夢

 父の職場を見学して影響を受け、大学で建築を学んでいます。都市計画に興味を持っています。

(この記事は『私立中高進学通信2021年4・5月合併号』に掲載しました。)

進学通信 2021年4・5月合併号
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