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私立中高進学通信

2022年11月号

注目! News and Topics

女子美術大学付属中学校

「アート」を通して親子のふれあい
美術の楽しさを伝えるワークショップ

柗井圭太郎先生の講座『手作りメッセージカードを大切な人へ!』では、色画用紙を使ったポップアップカードを作りました。「まず気になった色をすべて切っておきましょう」と柗井先生。カッターの使い方が丁寧に説明されました。

柗井圭太郎先生の講座『手作りメッセージカードを大切な人へ!』では、色画用紙を使ったポップアップカードを作りました。
「まず気になった色をすべて切っておきましょう」と柗井先生。カッターの使い方が丁寧に説明されました。

人気の恒例行事が復活!
基礎から発展講座まで

 男女問わず美術に興味をもつ人々へアートの輪を広げるためのワークショップ「美術のひろば」が、同校で3年ぶりに開催されました。2013年から始まったこの行事は、新しい体験を通してたくさんの人に美術を好きになってもらう2日間のイベントです。

「今年は十分な感染症対策のもと、参加人数を絞っての開催となりました。例年は高校生にアシスタントを務めてもらいますが、今回は美術科以外の教員がアシスタントとして参加しました。無事に開催することができて、本当にうれしいです」と、担当の中村幸喜先生は話します。

 小・中学生と保護者を対象にした13講座の各定員数は多くても20人。どの講座も人気で申し込みが殺到し、30分から1時間ほどで定員が埋まってしまったそうです。

「プログラムの内容については、スタッフ全員で話し合って決めました。受験対策のワークショップではないので、それぞれの講座に特色をもたせ、普段の授業ではやらないようなことも取り入れました。たとえば、『今の自分を描いてみよう!』というプログラムでは、とても大きな紙に自分の全身を描きますが、これほど大きな絵を描く機会は、本校に入学してもなかなかないと思います。美術の面白さが伝わることを意図した講座です。なかには油絵などの専門的な美術に触れる講座も用意しています」

親子で作る夏の思い出
作品は夏休みの宿題にも

 今回の講座は親子で参加する姿が多く見られ、なかには男子や小学校低学年の参加者もいました。受験生の参加も多いことから校内には質問コーナーが設けられ、休憩スペースでは『受験生へのメッセージ』と題した動画も配信されていました。

「親子で参加できるプログラムは以前からありましたが、コロナ禍が続いているため今回は少し迷いました。でも、家族で楽しめる講座も用意したいと考え、実施を決定しました。近年は親子でイベントに参加できる機会が減っているので、参加した保護者の方から、『子どもと同じ空間で一緒にものを作ることができてうれしい』という感想を多くいただきました」

 講座で制作した作品は持ち帰り可能で、夏休みの宿題として学校に提出することもできます。『紙で作るMiniランプシェード』講座を担当した藤原典子先生は、「紙という素材はいろいろな形に変えることができます。皆さんが今日作ったランプシェードも、家に帰ったら別の形に変えて楽しんでみてください」と、完成した作品の楽しみ方を提示していました。

 最後にこれからの展開についてお聞きしました。

「講座の参加者から“複数の講座に参加したかった”“もっと講座を増やしてほしい”という声を多くいただきました。今年は講座数を絞りましたが、過去には30講座ほど実施した年もあるので、来年から講座数を増やしていきたいです。これからは男子も含め、もっと幅広くいろいろな人に参加してもらえるような恒例行事をめざします。受験生向けのイベントはたくさんありますが、本校への受験を問わず、純粋に美術を好きな人が楽しめるものになればと考えています。今まで美術に触れる機会がなく、『美術のことをよく知らなかったけど、ここに来て体験したら楽しかった』と、そんな感想をもってもらえるような取り組みにしたいですね」(中村先生)

坂内直美先生の講座『今の自分を描いてみよう!』では、保護者が鉛筆で子どもの体の形を縁取り、それを元に子ども本人が自画像を描きます。体をなぞられるくすぐったさに、思わず笑い出す子も。坂内直美先生の講座『今の自分を描いてみよう!』では、保護者が鉛筆で子どもの体の形を縁取り、それを元に子ども本人が自画像を描きます。体をなぞられるくすぐったさに、思わず笑い出す子も。
『紙で作るMiniランプシェード』講座では、紙を折ったり、切ったり、重ねたりしてランプシェードを作りました。「難しかったけど、一度作ったら理解できました」と、2つ目に挑戦する参加者もいました。『紙で作るMiniランプシェード』講座では、紙を折ったり、切ったり、重ねたりしてランプシェードを作りました。「難しかったけど、一度作ったら理解できました」と、2つ目に挑戦する参加者もいました。
等身大の自分をカラフルにペイントした参加者の作品。等身大の自分をカラフルにペイントした参加者の作品。
複雑な折り方で仕上げた参加者の作品。複雑な折り方で仕上げた参加者の作品。
岡﨑春香先生の講座『ねんどで作ろう、キラキラブローチ』では、石粉ねんどに絵の具を練りこみ、ビーズやラメなどで飾りつけをしました。「好きなキャラクターや動物など、みんなすてきな作品を作ってくれました」(岡﨑先生)岡﨑春香先生の講座『ねんどで作ろう、キラキラブローチ』では、石粉ねんどに絵の具を練りこみ、ビーズやラメなどで飾りつけをしました。
「好きなキャラクターや動物など、みんなすてきな作品を作ってくれました」(岡﨑先生)
浜田 涼先生の講座『光る花をつくろう』では、蓄光顔料を混ぜた粘土で立体的な花を作りました。参加した保護者も「普段は娘と一緒にものを作る機会がないので新鮮です」と楽しそうでした。浜田 涼先生の講座『光る花をつくろう』では、蓄光顔料を混ぜた粘土で立体的な花を作りました。参加した保護者も「普段は娘と一緒にものを作る機会がないので新鮮です」と楽しそうでした。
原 汐莉先生の講座『コラージュで不思議な植物をつくろう』では、オリジナルの植物をテーマに、色画用紙でコラージュ作品を作りました。参加者は夢中でハサミを動かし、色や形もさまざまな画用紙を切り抜いていました。原 汐莉先生の講座『コラージュで不思議な植物をつくろう』では、オリジナルの植物をテーマに、色画用紙でコラージュ作品を作りました。参加者は夢中でハサミを動かし、色や形もさまざまな画用紙を切り抜いていました。
小学生は反応が面白い!
美術科 中村幸喜 先生美術科
中村幸喜 先生

 普段は接することが少ない小学生に教えることができて、講師の先生方も楽しかったと話していました。中高生は口数の少ない生徒もいますが、小学生はリアクションが豊かでとても面白いです。双方にとって良い経験になるので、来年度は高校生のアシスタントを復活させたいですね。

進学通信 2022年11月号
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