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私立中高進学通信

2024年4月号

卒業生が語る私の成長Story

共立女子第二中学校

初心を忘れず、コツコツ勉強
地道な継続が何よりも大切

鈴木 万結子さん

東京都庁勤務
鈴木 万結子さん

「小学校の先生に言われたこの言葉を常に意識して中高時代を過ごし、今に至ります。
勉強も吹奏楽部も継続してきたからこそ、力になったのだと実感しています」と笑顔で語ってくれました。

「しっかり勉強したい」という思いのもと同校に入学し、部活動と勉強を両立して希望の進路を叶えた鈴木さん。中高6年間の生活や、学校の魅力を伺いました。

勉強に集中できる
豊かな自然に囲まれた環境

 進学先を決めるにあたり、いろいろな中学校を訪れた鈴木さん。同校を見学に来た際、周辺の緑の多さに魅力を感じたといいます。

「静かな環境で勉強に集中したいと思っていたので、気に入りました。充実した施設や、案内してくださった先生方の温かさにも心惹かれましたし、女子校への憧れもあったので、この学校で学べたらいいなと思いました」

 こうして同校を受験し、合格した鈴木さん。入学後は勉学に励む一方、吹奏楽部でも積極的に活動していきます。

「部活動は週に4日。演奏会前は毎日練習がありました。そのハードさに途中で退部してしまう部員もいました。私は最後までやり抜きたかったので、勉強と両立しながら頑張っていました。中高生が一緒に活動する部で、演奏技術が高く、温かくときには厳しい指導もしてくださる高校生の先輩方は、今でも私の憧れです」

 演奏会後に味わう充実感が部活動を続ける原動力になったと語る鈴木さん。部活動と並行して、授業をしっかり聞き、電車通学の時間も活用してコツコツと勉強することで良い成績をキープしていました。

「共立女子第二はこまめに課題や小テストがあるので、そこに向けて少しずつ勉強を重ねていけば、自然と学力がついていく環境でした。先生方のサポートも手厚く、授業でわからないことがあったときにはいつでも質問に行きやすい雰囲気でしたね」

女子校だからこそ
自分らしく成長
「先生方は、やる気を上手に引き出してくれます。勉強を頑張りたい私にはぴったりの環境でした」「先生方は、やる気を上手に引き出してくれます。勉強を頑張りたい私にはぴったりの環境でした」

 人前に出たり目立つことが苦手だったという鈴木さん。しかし、女子校である同校でのびのび過ごせるようになったことは、鈴木さんの考え方に変化をもたらします。部活動で先輩の活躍を目にし、自分もみんなをまとめる役割に挑戦してみたいという気持ちが芽生えます。

「私の担当する楽器はホルンです。高2では、パートリーダーを務めました。任命された時は『やってみよう』と前向きに引き受けられました。楽しい経験でしたね」

 同時に、部を支えるマネージャーにも挑戦しました。パートリーダーと兼務して忙しい日々を送ります。マネージャーは、みんなを引っ張る立場ではなく、円滑に活動できるようこまめな気配りが必要なポジション。そこで活躍した鈴木さんは、クラスでも緩衝材として立ち振る舞うことが多かったといいます。そんな鈴木さんの長所が発揮されていたのが、中学時代の合唱コンクールです。

「一人ひとりの熱量の違いから、クラスの雰囲気がギスギスしてきたことがあったんです。私はクラスのどの子とも割と仲良くなれるタイプだと思います。その長所を活かして立ち回り、最後はクラス一丸となっていい合唱ができました。この時の経験は、今の人間関係づくりにも役立っています。伝え方ひとつで受け取り手の反応が変わるので、工夫するようにしていますね」

自分のペースを守りながら
目標を現実に

 大学ではいろいろなことを幅広く学びたいと、国立大学を志望。高校でも部活動と勉強を両立する生活を続けました。

 第一志望として受験し合格したのは、お茶の水女子大学文教育学部。好きな世界史や英語を中心に幅広く学べることが決め手だったそうです。受験にあたっては、過去の試験内容やおすすめの参考書について、先生に相談をしていたといいます。6年間、塾に通うことなく大学受験に臨んだ鈴木さんにとって、先生や自習室、外部講師による講義といった同校のサポートは進路実現に向け大きな力となりました。

 大学生となったあとも自分のやりたいことを着実に取り組み、勉強を重ねていく生活を送ります。現在は公務員として、東京都庁で働く鈴木さん。子育て支援に関する部署に所属し、担当事業の運営や都民からの問い合わせ対応など、幅広い業務を行っています。この職場を選んだのは、女性が長く働きやすい環境であることに加え、社会課題を解決できる職業のひとつだと思ったからだといいます。

「中高時代に、この学校の卒業生でもある先生の話を聞いたり、社会で活躍している先輩方を見てかっこいいと思った経験から、『ライフステージが変わっても、働き続けたい』と考えていました。都庁には多くの部署があって仕事の幅が広がることも魅力でした。私は、ひとつのことを極めるよりも、いろいろなことに興味があるので、自分の性格にも合っていました」

 自分に合った環境を選び、着実に実力をつけて希望を叶えてきた鈴木さん。今、母校についてどう思っているのでしょうか。

「自分らしさを出せる学校です。今、妹も共立女子第二に通っています。妹が志望校選びで迷っていた時には、先生との関係が良くてのびのびと過ごせる場所だということを伝え、母校を勧めました。いろいろなタイプの生徒がいるので、気の合う友達と充実した6年間を過ごせると思います」

恩師からの応援メッセージ
セルフリーダーシップが完璧!
いつも安定している生徒でした
サマーゼミなどを通して今でも関わりのある田中先生と。サマーゼミなどを通して今でも関わりのある田中先生と。

 中1・中3・高1の担任と国語の授業、それに吹奏楽部の顧問と、鈴木さんとはいろいろなシーンで関わってきました。印象に残っているのは、いつも持っていた白いトートバッグ。愛読書を持ち歩き、たくさんの本を読んでいる生徒でした。中1の頃から成績も精神面も安定していて、コツコツと努力を続けていました。目立つタイプではないのですが、その安定感から、人望があります。卒業後は、講師として夏休みのサマーゼミで国語の授業をお願いしています。鈴木さんの授業はとてもていねいで、生徒から人気があります。今は心強い相棒ですね。(中学時代担任・国語科/田中元女先生)

進学通信 2024年4月号
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