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進学通信

2025年7月

TOPIC
「好奇心」「探究心」「挑戦心」を刺激して "チャレンジするマインド" の実践者へ

公開日2025/9/29
2050年の世界をデザインする人財を育成する学び
未来を切り拓く2つのコース

【先端グローバル(SG)コース】
中高大一貫カリキュラムに基づく探究型の学びで、生徒の知的好奇心を刺激して「真の学び」を追求します。中学ではネイティブ教員主導の英語授業やカナダへの5カ月間ターム留学を通じて、実践的な英語力と世界で活躍するために不可欠な知識・教養を身につけます。高校では文理融合カリキュラムで進路の選択肢を大きく拡げます。また京都先端科学大学との連携により、大学教員による探究活動のサポートや大学先取り授業などを通じて、専門的かつ高度な学びを提供します。

【グローバル ナビゲーター(GN)コース】
6年一貫教育だからできる豊かな経験と深い学びで確かな学力を育成します。地球学(探究学習)や海外研修などさまざまな学びを通じて、生徒の興味・関心を引き出します。中学はS(発展)とA(標準)の習熟度別クラスで基礎学力をしっかりと身につけていきます。高校では『国際コース』『特進ADVANCEDコース』『特進BASICコース』『進学コース』の特色ある4つのコースで生徒一人ひとりの適性を伸ばして「なりたい自分」をめざします。

 世界を舞台に堂々と自分の意志で立ち行動できる“京都発世界人財”の育成を目指す京都先端科学大学附属。“京都発世界人財”とは言い換えれば、予測が難しい未来社会で、変化を恐れるのではなく楽しみ、他者と協働して新しい世界を創造していく“2050年の世界をデザインする人財”です。

 その実現のために重視するのは、次代での活躍の原動力となるアントレプレナーシップ(起業家精神)の礎を築くこと。『先端グローバル(SG)』『グローバルナビゲーター(GN)』の両コースにおいて、探究型プログラム『地球学』を軸に、〝好奇心→探究心→挑戦心〟のサイクルを育む実践的な学びを展開しています。

「本校が考える起業家精神は、変化を恐れず挑戦するマインドです。その素養を中学から伸ばし、進路選択の際に自分のものさしを持って、本当に進みたいと思う道へと歩みを進められるように導きます。『地球学』で得られるさまざまな出会いを通して学ぶ楽しさと意義を体感し、チャレンジ精神を培う。並行して、日々の教科学習で思考力・判断力の土台となる基礎学力を確立させるとともに、コースの特性に応じたグローバル教育で国際感覚を養い、アート活動で創造性を磨く。生徒一人ひとりが自らの適性を発見し、強みを伸ばすことのできる、社会での活躍と豊かな人生を見すえた真の学びで“生きる力”へとつなげていきます」(山田尊文教頭)

グローバル教育国際感覚と実践的な英語力を育む
W担任制

W担任制

文部科学省の『スーパーグローバルハイスクール(SGH)』『ワールド・ワイド・ラーニング(WWL)』指定校として最先端のグローバル教育を構築してきました。2コース共通の取り組みと、コースの特性に合わせた海外プログラムで、グローバルな視野と実践的な英語力を育みます。

●W担任制
中学3年間を通して、ネイティブ教員と日本人教員が一つのクラスを担当。“英語でのコミュニケーションが当たり前”の環境で学校生活を送ります。

●イマ―ジョン授業
英語で体育・音楽・美術を学びます。英語に触れる機会を増やし、社会で活きる実践的な英語力を身につけることを目的に実施しています。

●海外交流プログラム
互いに生徒10名を派遣するスウェーデン交流校との交換プログラムや、希望制のオーストラリア研修などを実施。英語学習の成果を発揮しながら、グローバルマインドを養います。

●カナダ研修旅行(GNコース)
『GNコース』の中3全員が参加する、ホームステイでの海外研修プログラム。10日間のプログラムで、現地校で学校生活を共にしながら、交流を深めます。また、日本文化に関するプレゼンテーションにも挑戦します。

●5カ月間のカナダ・ターム留学(SGコース)
中3の9月から1月までの5カ月間、全員がターム留学へ。『SGコース』では、ネイティブ教員主導の英語の授業で実践的な英語力を鍛えていきます。これまでカナダ研修旅行を通して築いてきたノバスコシア州教育委員会との信頼関係のもと、一人1家庭のホームステイをしながら現地校へ通います。

イマ―ジョン授業

海外交流プログラム

カナダ研修旅行(GNコース)

5カ月間のカナダ・ターム留学(SGコース)


卒業生インタビュー海外大学という選択肢を持ち、決断できる自分へ

ニューヨーク大学アブダビ校
松本翔太さん(2023年国際コース卒業)

●中学時代の一番の思い出は?
カナダ研修旅行と、スウェーデン交流校との交換プログラムです。スウェーデンでは日本大使館に招待していただき、食事会に参加した際に「将来は、英語を使って何かをやってみたい」という思いが固まったことを覚えています。
●海外大学進学のきっかけは?
高校時のイギリス留学です。リーダーシップを磨くため、アンバサダーとして学生サミットに参加し、政治家のみなさんと気候変動やメンタルヘルス問題について議論しました。その後、『若者の孤独解決プロジェクト』に応募・合格し、チームのリーダーに。そのメンバーの一人がニューヨーク大学アブダビ校の学生で、自分では考えつかないような視点の持ち主だったんです。その出会いをきっかけに、同大学の進学を考えるようになりました。
●中高で磨いた英語力は役立っていますか?
高校入学までに英検2級、イギリス留学前に英検準1級に合格し、帰国後はIELTS7.5を取得しました。イギリス留学中は日本語を一切使わずに生活していたので、ニューヨーク大学進学後も、英語で苦労することはありません。
●今後の目標は?
リベラルアーツ教育のカリキュラムのもと、2024年度はコンピュータ工学関連の科目を履修しながら、天文学も探究しました。当初はエンジニア系の仕事を考えていたのですが、現在は天文学の研究職に就きたいと思っています。

地球学ホンモノに触れ、知的好奇心に火をつける
●地球学特別プログラム

●地球学特別プログラム

多くの生徒が同校への志望理由として挙げる人気プログラム『地球学』。好奇心を刺
激して興味の幅を広げ、ふと浮かんだ疑問や「もっと知りたい」という気持ちを出発
点に掘り下げていく探究心や、アイデアや思いを形にして実行する挑戦心を育てます。

●深泥池観察会
KUASの『地球学』はこのフィー 特別プログラムルドワークからスタートします。氷河期からの生き残りとされる貴重な生物と、温暖地に生息する生物が共存する京都市北区の深泥池を訪問します。

●農山村教育民泊
中1・中2合同で実施する特別プログラム。京丹波地域の農家に学年タテ割り班で宿泊し、農村ならではの暮らしや仕事を体験しながら地域の課題を学び、解決策を考えます。

●地球学特別プログラム
毎年夏休みに実施される、希望者対象の宿泊型フィールドワーク。2023年度は世界遺産・端島( 軍艦島)などがある長崎県、2024年度は「阿蘇火山のめぐみと熊本地震から学ぶ防災教育、農畜産民泊」をテーマに熊本県・阿蘇地域を訪れました。

●地球学プレゼンテーション大会
『地球学』の集大成として学年末に実施する恒例行事。一人ひとりが設定したテーマで発表を行い、クラス・学年予選を勝ち抜いた各学年10名の代表がプレゼンテーションを行います。

●はちみつプロジェクト
校舎の屋上に設置した養蜂箱からハチの巣を取り出し、遠心分離機で蜜を採取。はちみつを瓶詰めにし、生徒がデザインしたラベルを貼り、文化祭などで販売します。2023年度には京福電気鉄道とのコラボレーションが実現し、嵐山駅前で有志生徒による販売会が行われ、わずか5分で100個が完売!

●地球学をアップデートした学びを展開(SGコース)
『SGコース』の特徴の一つは、従来の倍にあたる週4時間を使って探究活動に取り組む点。『GNコース』と共通の『地球学』のプログラムに加えて、総合学習の時間には、環境問題・食と農・エネルギー・テクノロジー・国際社会をテーマに探究学習を展開します。

●深泥池観察会

●農山村教育民泊

●地球学プレゼンテーション大会

●はちみつプロジェクト

●地球学をアップデートした学び(SGコース)

●グローバルリーダーを育む『グローバルコンピテンスプログラム』(SGコース)
『SGコース』では探究活動の一環としてグローバル社会で活躍するために必要なコンピテンシーを身につける『グローバルコンピテンスプログラム(GCP)』を導入。多様な場面・相手を想定したコミュニケーションスキルや、異文化圏の人々に対して理解・配慮ができる感性、物事を多面的に捉える姿勢などを育み、グローバルマインドを醸成するものです。
専任講師による授業は英語で行い、間違いを恐れずに英語で発信することを促します。生徒たちは、英語がコミュニケーションツールであることや英語学習の必要性を実感。英語を使うことへの抵抗感が自然と払しょくされ、学ぶモチベーションが高まります。

生徒インタビュー
『地球学』をきっかけに生まれたプランが起業アイデアコンテストで採択され、商品化に挑戦
『アントレプレナー大賞』に輝きました!

京の伝統野菜の一つである“すぐき”の普及を目的とした事業アイデアが、京都府内の小・中学生対象のコンテスト『Kyotoアントレプレナーチャレンジ』に採択され、すぐきを使った菓子の開発・販売にチャレンジしたFさんとKさん。応募のきっかけや、『アントレプレナー大賞』も受賞した“すぐきっこ”としての活動内容について、お話をうかがいました。

●『すぐきっこ』の活動のきっかけは?
Fさん 中学1年生の時に地球学の授業で『すぐきプロジェクト』に参加しました。すぐきについて詳しくは知らず…。玉田農園を訪れ、すぐきを漬ける過程を見学。その時に、農家の方から消費量の低下や後継者不足であるという話を聞き、私にもできることがないかと感じ、『すぐきっこ』の活動に至りました。

●『Kyoto アントレプレナーチャレンジ』にはどのような経緯で参加したのですか?
Fさん 学校で案内されたチラシで知りました。ちょうど「何か新しいことに挑戦してみたい」と思っていたので、このコンテストに応募しました。
Kさん すぐきについて知識はなかったのですが、同級生のF さんがなぜここまで頑張っているのか知りたい、自分も夢中になれる何かがあるかもしれないと思って参加しました。

●工夫したこと、苦労したことを教えてください。
Fさん ユニークでインパクトのある事業や商品を提案しようと思い、プレゼン資料は写真やイラストを多く使うなど、商品のイメージが湧きやすいように工夫しました。商品をお菓子にしようと思ったのは、皆に親しみやすく、食べてもらいやすくしたいと思ったからです。
すぐきと合うよいお菓子はないかと考えていたところ、玉田農園さんから、昔、お菓子屋さんと協力してクッキーを作ったことがあったというお話を聞きました。それを聞いて試作したところ、美味しかったので、京都大学のトレードフェアにて『京すぐきクッキー』を販売しました。その後、もっとすぐきの風味を感じられるものを作ることはできないかと思い、いろいろ試作しました。そのなかで、K さんが考えたのが『京すぐき包みパイ』です。
Kさん すぐきをパイで包むことで、すぐきの水分が少し残り、すぐきの風味を感じやすくしました。嵐山駅でクッキーと一緒に販売しました。トレードフェアでは完売しましたが、嵐山販売会ではどちらも半分ほど売れ残ってしまって。でも、翌日の京都経済センターの発表会のときに完売しました。

●外部の方の協力はどのように得たのでしょうか?
Fさん 玉田農園さんは元々学校と関わりがあったので、そのつながりでご協力を依頼しました。パティシエの堀口さんと喫茶ジョイント・ほっとさんは事務局の方に紹介していただきました。堀口さんには『京すぐきクッキー』の商品開発・製作をしていただきました。喫茶ジョイント・ほっとさんには嵐山販売会での商品の製造場所を貸していただき、製作をお手伝いしていただきました。京福電気鉄道は、販売場所を借りるための交渉には教頭先生に同行していただきました。

●普段の学校での学びが『すぐきっこ』の活動に役立った点はありますか?
Kさん 個人的には地球学でのプレゼンテーションと数学が役に立ったと思います。プレゼンで自分が探究したいことを追求し、人にわかりやすく伝えるところは、すぐきについての情報収集や説明に役立ったと思います。数学は利益などの計算、また商品の販売個数を考えるときにも役立ちました。
Fさん 私もプレゼンテーション力だと思います。協力を得るためには、お店や企業などに事業の説明をしなければなりません。話す時は、ゆっくりと落ち着いて、できるだけ相手の顔を見るように心がけました。

●この活動でどのような気付きを得ましたか?
Fさん この活動は、「社会人」として活動しなければならず、メールの書き方や電話のかけ方など初めてのことばかりで、思い通りにいかないこともありました。しかし、「仕事とはどういうものなのか」を実際に体験して学ぶことができました。他の新しいことにも挑戦していきたいです。
Kさん この活動は “経済”を知る第一歩になりました。F さんの熱意に誘われての参加でしたが、自分自身も成長を感じました。今後、自分の興味があることのコンテストの募集があれば、積極的に参加したいと思っています。