出願直前の学校選び!
「流行」だけにとらわれず
理念に基づく教育を展開する学校が強い
高橋今回紹介してきたように、「オリジナル教育」の中身は学校ごとに千差万別です。オリジナル教育を推進できる点が私学の良さと言えますが、わが子にぴったりの学校を見つけるコツはありますか?
鈴木当たり前のアドバイスかもしれませんが、まずはその学校のオリジナル教育が「お子様に合っているかどうか」を見極めることが大切です。教育内容を重視して学校選びをするご家庭は年々増えており、模試の分析を見ても「偏差値だけ」で学校を選ぶ層は減っているように感じます。
高橋学校選びの方法も変わってきていますね。学校との最初の接点がSNSという方は非常に多いです。人気を集める学校は、LINE、Facebook、Instagramを使い分けるなど、SNSでの情報発信も優れています。気になる学校があったらまずはSNSをフォローして、良さそうと感じれば説明会に足を運ぶ流れが定着しています。その学校の雰囲気や空気感がお子様に合うか、合わないかを見極めるためにも、やはり実際に学校へ足を運ぶことも大事です。
鈴木最近人気を伸ばしている学校に共通しているのも、「雰囲気の良さ」と情報発信のうまさです。日直ではなく「MC制度」がある桜丘や、「感性を育む教育」に力を入れている日本工業大学駒場は、とても雰囲気がいいですね。昨年大きく人気を伸ばしました。
それにはもちろん情報発信だけではだめで、教育にきちんとした「中身」がなければ人気は出ません。派手ではないけれど堅実に、さまざまなことへ地道に取り組んできた学校が、SNSで存在を知られ、人気が爆発するというのが昨今の傾向です。
高橋教育には「不易と流行」がありますが、オリジナル教育のなかには、いずれ淘汰されてしまうものも出てくるのでしょうか。
鈴木単に「流行」だけを取り入れてスタートした場合は、なくなる可能性もないとは言えません。とはいえ、その教育を授業や入試など、学校全体を貫く形で導入している場合は、なくなりにくいと言えると思います。例えば、探究のパートで前述した桐蔭学園中等教育学校では総合思考型の探究型(みらとび)入試を、かえつ有明では思考力特待入試を行っています。また、東京都市大学等々力ではアクティブ·ラーニング型入試を行っており、この入試はやめませんと宣言しているほどです。
高橋入試そのものが、学校が行う教育の第一段階になっているわけですね。探究へのこだわりが伝わってきます。
鈴木理念から始まり、教育内容、入試に至るまでをリンクさせ、学校側が一貫して行っているオリジナル教育は、今後も継続していくと考えてよさそうです。
高橋私学でオリジナル教育が実現できるのは、中高一貫で高校入試がないため、時間的にも気持ち的にも余裕が生まれるという理由もあります。じっくり腰を据えて、勉強だけでなく探究や行事にも全力投球し、「青春」を満喫できるのは、私学ならではの魅力です。









