出願直前の学校選び!
高大連携、個人研究、企業コラボ
オリジナリティあふれる「探究学習」
高橋近年多くの学校がキーワードに掲げているのが「探究学習」の充実です。特徴的な学校はありますか?
鈴木探究の授業が導入される前から「探究女子」をキーワードに掲げているトキワ松学園は印象的です。中1と高1で「思考と表現」の授業があり、探究の基盤となる調べる力や論理的に考える力の育成を行っていて、授業を司書教諭2名のチームティーチングで担当しているのもユニークです。
また、古くから探究に取り組んでいる学校といえば、桐蔭学園中等教育学校でしょう。オリジナル探究学習「みらとび(未来への扉)」に力を入れるほか、各教科で行われるアクティブ・ラーニング型授業にも歴史があります。
高橋かえつ有明も、ワークショップ形式などを取り入れて行う独自教科「サイエンス科」を以前から行っています。
鈴木多摩大学附属聖ヶ丘が2018年から行っている「A知探Qの夏」も特徴的です。毎年夏休みに、教科にとらわれない幅広い内容の探究講座を実施しています。
高橋探究的な学びの成果を外に向けて発信する学校も多いですね。田園調布学園では「探究発表会」を開催し、保護者だけでなく企業や他校の教員など外部の方を招いて公開しています。頌栄女子学院は、文化祭ではなく「Co-Learners' Day(研究発表会)」という名称を使い、学習発表の場と位置づけています。
鈴木企業と連携して行う探究も増えていますね。その元祖といえば品川女子学院でしょう。中3生が企業と連携して商品開発や広告制作などを進める「企業コラボレーション総合学習」は歴史が長い取り組みです。
企業コラボといえば、2026年度に中学が新設される羽田国際も注目です。羽田空港に最も近い私立校としてANAやJALと教育連携協定を結んでおり、客室乗務員や整備士による独自授業を行うなど、今後の動向が楽しみです。
高橋探究学習といえば、理系大学の附属校も見逃せません。芝浦工業大学附属は、「サイエンス·テクノロジーアワー」という2時間続きの授業があり、基礎生命科学実験など年間10種類以上のテーマを学びます。東京農業大学第一では、中1で大学の専用農場を利用した稲作を体験し、中2で「お米の科学」に取り組み、中3で味噌づくりに挑戦します。大学のリソースを最大限に活用できる大学附属校は、やはり探究学習もハイレベルです。
また、探究学習の基盤となる「書く力」の育成に力を入れている学校もあります。日本女子大学附属では、国語で徹底して読み、手で書く機会をたくさん設け、思考力や表現力の育成にもつなげています。
上野学園のように、国立科学博物館や上野公園などを舞台に「理科」と「社会科」でフィールドワークを行うなど、地域密着型で探究を展開する学校も「らしさ」を活かした事例といえます。
さらに、ドルトン東京学園では、自分で課題を選んで探究ができる「ラボラトリー」の時間を設けています。さまざまなテーマで開講される年間50種類以上の講座には圧倒されます。個人探究を行うゼミナールの時間を設定する三田国際科学学園は、大学の研究室レベルの設備を備えたサイエンス·カルチャーラボがあり、施設も充実しています。
鈴木生徒が自由にテーマを決めて探究学習を進められる学校は魅力的ですよね。先生方が指導したり、必要な場合は専門家を手配したり、学校側の手間や労力はかかるでしょうが、ハイレベルな探究学習を行う学校では、その成果をもとに総合型選抜での大学合格者を増やす事例も増えています。
「探究」を看板にする学校はたくさんありますが、その内容や深さは学校ごとに全く異なります。中身を見極めることが大切ですね。
高橋さんの注目する、個性派プログラム (学校名:五十音順)
(千葉県市川市・共学校)
市川アカデメイア
(神奈川県鎌倉市・女子校)
音楽コース・音楽科
(東京都千代田区・女子校)
フランス語教育
(東京都武蔵野市・共学校)
凝念
(神奈川県川崎市・男女別学校)
大学訪問授業
(東京都渋谷区・女子校)
ビオトープ
(東京都豊島区・男子校)
本郷数学基礎学力検定試験(本数検)
(東京都東村山市・共学校)
サイエンスGE(グローバル・エンデバーズ)
(東京都千代田区・女子校)
哲学対話
鈴木さんの注目する、個性派プログラム (学校名:五十音順)
(神奈川県相模原市・女子校)
マーガレットタイム
(東京都杉並区・女子校)
Art in English
(東京都北区・男子校)
Global Innovation Lab
(千葉県千葉市・共学校)
土と生命の学習
(東京都文京区・共学校)
哲学教育









