中高6年間を満喫しよう!~学校生活~
細部の取り組みだけにとらわれず
学校に足を運んで校風を見極めて
高橋今後の私学の改革は、どのような展開を予想されますか。
吉野時代の変化は、私たちの想定を超えています。ですから、STEAM教育やAI活用、アントレプレナーシップ教育などを「今やっています」ではすでに遅く、こうしたことを当たり前にやりつつも、さらに未来を見据え、「次に何が必要なのか」を先取りしながら教育を展開していく必要があると考えています。
芝国際でもすでにAIを導入しており、アイデア出しや文章作成の壁打ちに活用するなど、探究学習にも活用の幅を広げていく予定です。
高橋学校改革が進むなかで、先生方の役割も変化していますね。
吉野おっしゃるとおりですね。教員には、単なる知識の伝授ではなく、教員自身も「非認知能力」を高め、生徒に伴走しながら成長に寄与していく「ファシリテーター」としての役割が求められています。
高橋さまざまな改革を行う学校があるなかで、改めて学校選びのポイントを教えてください。
吉野先ほども述べたように、細部の取り組みだけに目を奪われないことが大切です。どのような教育を行っているかを見極めることはもちろん重要ですが、「○○をやっているから良い学校」というわかりやすい指標は存在しないのではないでしょうか。それよりも、「確かな学力」と「国際的な新しい学び」をどのようなバランスで取り入れているのかなど、全体像を見ていただくといいでしょう。
そして、お子様にぴったりの学校を見つけるためには、学校の雰囲気や生徒の表情、先生の指導の在り方、生徒と先生の関係性などを、自分の目で見て、感じることが重要です。芝国際の説明会でも、生徒が話す時間を設けています。ぜひお越しいただき、生徒の様子や校風を感じてください。
高橋目で見て、説明を聞いてもわからないことは、率先して質問を投げかけてみてください。質問コーナーがなくても、案内役の先生や生徒さんにどんどん話しかけましょう。その際、先生の熱意や生徒の表情などにも注目してください。先生が楽しそうに教えていらっしゃる学校は、総じて活気があるものですし、学校の価値をいちばん知っているのは、そこで学ぶ生徒です。先生や生徒の様子からは、さまざまな情報が得られるはずです。そこで目にした校風や雰囲気に共感できるかどうかが、お子様が6年間楽しく充実した日々を過ごせる学校かを見極めるポイントになるはずです。
いつの時代も絶えず挑戦する私学
本文で紹介した鷗友学園女子と同様に、海城、攻玉社、逗子開成、本郷(以上男子校)、吉祥女子、洗足学園、豊島岡女子学園(以上女子校)、市川(共学校)などの伝統校は、かなり以前から確固たる姿勢で迷いのない改革を推し進めてきており、首都圏を代表する私学となっています。一方、1970年以降に開校した開智、栄東、渋谷教育学園渋谷、渋谷教育学園幕張(以上共学校)などは創立当初から新しいことを取り入れてきました。こちらも首都圏で確固たる地位を築いています。
首都圏私立中学校 2026年の主な変更点
浦和学院中学校(仮称)(埼玉県さいたま市・共学校)
浦和学院高等学校の中学部として、2026年4月開校予定。
羽田国際中学校(東京都大田区・共学校)
2024年に共学校化した羽田国際高校(旧・蒲田女子)の併設中学として、2026年4月開校予定。
明星Institution中等教育部(東京都府中市・共学校)
2026年4月開設予定。
英明フロンティア(東京都練馬区・共学校)
2025年に東京女子学院から校名変更し、高校が共学校化。2026年に中学も共学校化予定。
鎌倉国際文理(神奈川県鎌倉市・共学校)
2026年4月、鎌倉女子大学中等部・高等部(女子校)が共学校となり、校名変更予定。
北里大学附属順天(東京都北区・共学校)
順天(共学校)が2026年に北里大学の系列校となり、校名変更予定。
明治大学付属世田谷(東京都世田谷区・共学校)
2026年4月、日本学園(男子校)が明治大学の系列校・共学校となり、校名変更予定。









