中高6年間を満喫しよう!~学校生活~

同校OBで、ロボット開発を行うツバメインダストリ株式会社CEOの吉田龍央さんが登壇した「卒業生による講演会」。
吉田さんは在学中、理科部に所属してロボット制作などに取り組んでいました。
CASE1神奈川大学附属
神奈川県横浜市・共学校
「教育は人をつくるにあり」という教育理念のもと
「質実剛健」「積極進取」「中正堅実」という建学の精神を掲げ、
昨年創立40周年を迎えた同校。
その特徴的な情報教育とSTEAM教育、探究活動について小林校長に伺いました。
創立以来、積極的に
先進的な取り組みを導入

学校長
小林 道夫 先生
1984年の開校以来、グローバル教育、理数教育、情報教育の3つを重視したカリキュラムを展開してきた神奈川大学附属。神奈川大学のリソースを活かし、コンピュータそのものが高価で珍しかった1989年からコンピュータ教室を設置し、40~50台のコンピュータを導入。時代に先駆けて情報教育に取り組んできました。
「私も当時、担当者として携わっています。情報教育を学びへとつなげるには、体験と開発、ものづくりが大切という観点から授業を設計し、Web制作やプログラミングを行ってきました。1998年からは教育に役立つWeb教材の開発コンテスト『ThinkQuest(シンククエスト)』(現・全国中学高校Webコンテスト)への参加をスタートし、活動は27年目を迎えています」
「自ら考え、判断し、行動できる人」を
育てる探究学習
同時に同校では、一斉授業などの「勉強」と自らの「主体的な学び」を両輪とし、グループワークやディスカッション、生徒がテーマを決める校外学習など、探究につながる取り組みを実施してきました。これらを整理し、2019年には「探究科」を独立教科として設置。中1で横浜・鎌倉探究、中2で横浜探究、中3・高1では土曜日に2コマの「探究の時間」を設定するなど、学年に応じた活動を行っています。
「中3では、ワークショップ、講演会を通してさまざまな学問分野を知り、自分の興味と学問分野を結びつけます。高1では、リサーチクエスチョンを設定して個人探究に取り組み、中間発表を経て論文にまとめます。その内容は幅広く、『スマホ離脱アプリを制作して「脱スマホ」を目指せ!』『日本で起きるかもしれない食料危機を避けるためにはどうすればよいか』など、ユニークな視点から探究を行っています。高2・高3では、希望者対象の『探究講習』を実施。バイオテクノロジーやプログラミング、模擬国連など、多彩な講習を用意しており、外部のコンクールで実績を残す生徒も増えています」
探究活動は学校内にとどまりません。神奈川大学の研究室指導のもと、遺伝子組み換え実験や宇宙エレベーターロボットの制作などを行う高大連携プログラムのほか、企業の課題解決に生徒が挑戦する産学協働プロジェクトも豊富に実施されています。
「やりたいこと」を実現する進学指導
大学附属校ながら国公立大学をはじめとする多様な進路を実現し、90%以上の生徒が他大学へ進学するという同校。学校完結型・自律型の学習環境「放課後自習室学習支援プログラム」や、生徒が教員と保護者に向けて目標や努力の成果、課題をプレゼンテーションし、質問・助言を受ける「生徒が主役の三者面談」導入など、充実のキャリア支援で、近年は国公立志願者や探究学習の成果を活用した総合型選抜の利用者も数を伸ばしています。
「なりたい自分」を見つける
さまざまな取り組み
IT企業への就職や、自らテック会社を起業する卒業生を輩出しているのも、早期から情報教育に取り組んできた同校ならではです。そうしたつながりを活かし、社会で活躍する卒業生を講師に迎えた講演会や、「なりたい自分に出会う」「なりたい自分になる」ための「ドリカムプロジェクト」など、キャリア教育にも注力しています。
「STEAM教育という言葉自体はメジャーになっていますが、そこで何をするのか、具体的なプログラムや定義は、まだ完成されていません。学校ごとにどう取り組んでいくのか、その重要性は、今後ますます高まっていくことでしょう。本校も、神大附属ならではのSTEAM教育をつくりあげていきたいと思っています。
中高の6年間で積んだ経験は、成功も失敗もその後の人生において大きな糧になります。生徒たちには、緑豊かで広大なキャンパスという『のびのび』できる環境のもと、やりたいことを見つけ共に高め合い、次のステップへ進んでほしいと願っています」
中3から高2までを対象とする「ドリカムプロジェクト」では、研究室訪問、医療ゼミ、起業ワークショップといった「進路・キャリア系プロジェクト」、法的交渉プログラムや図書館での司書業務など「神奈川大学との高大連携プロジェクト」を行うほか、模擬国連やビジネスコンテストなども実施しています。
希望制の海外研修は、入門型(ニュージーランド)、問題解決型(ベトナム)、語学型(セブ島)、国際交流・文化体験型(イギリス)など、目的別に実施。ベトナムでは現地の課題を調査し、起業家などと交流しながら解決法を考え、行動に移します。









