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2025年7月号

見どころUPDATE

世界で活躍したい!~私学のグローバル教育~

トピック

グローバルマインドとは
「自分基準」をもち
言葉で表現すること

高橋キタカマの国際コースでも英語力の向上に注力されていますが、グローバル教育とは、イコール「英語教育」になるのでしょうか?

柳沢言語を学ぶという意味において、英語教育はグローバル教育のなかで重要な位置にあると思います。
 というのも、言葉は考えるための道具ですから、言語を学ぶということは、思考法を学ぶことに直結するのです。
 英語と日本語は、そもそもの文章の成り立ちが異なります。英語は主語+述語+目的語のSVO型が、日本語は主語+目的語+述語のSOV型が基本です。また、英語では“What/Why/Where/How”など、文頭で疑問文、肯定文、否定文などが決まるのに対し、日本語では「映画に行きます/行きません/行きますか」など、文末でその文の役割が決まります。
 ヨーロッパの人のほうが外国語の習得が比較的早いのは、そもそもSVO型の文型を使う言語が多く、思考のパターンもできあがっているからです。他方、日本人はその反対です。日本人が他言語を習得するのは確かに難しいのですが、裏を返せば「思考の幅を広げる」機会に恵まれているということ。英語を言語としてきちんと使いこなせるようになれば、自ずと思考の幅も広がるようになります。
 もちろん、英語教育がグローバル教育の全てではなく、「グローバルマインド」を育てることも大切です。

高橋柳沢先生の考える「グローバルマインド」とはどんなものでしょう?

柳沢グローバルマインドとは、自分を表現する力です。世界レベルの多様な個性をもつ集団のなかでは、「自分はこんな人間ですよ」というアピールが欠かせません。そのためには、自分なりの価値観や考え方といった「自分基準」をもっておくことが必要です。

高橋ハーバード大学で教壇に立っていた柳沢先生ご自身の海外体験で、今に生きていることはありますか。

柳沢アメリカでは、自分から発言することの必要性を痛感しました。授業や会議など、人が集まり話す場では、誰もが「時間の奪い合い」をしていました。とにかく我先にと発言するので、気を抜くと一言も発しないまま終わってしまいます。そして、発言しなかった人は、「参加していない人」と見なされてしまうのです。

高橋そうなるとグローバル教育では、発言力や発信力を鍛えることも大切な要素なのですね。

柳沢そうなんです。キタカマで私が授業を担当している「グローバル探究」では、話すことへの敷居を下げるようなアプローチをしています。

高橋具体的には、どのような授業なのですか?

柳沢中1と高1を対象とする授業で、ざっくりといえば、さまざまなテーマについて3人グループで話し合い、アイデアや意見を交換します。テーマは、例えば「モナリザの絵を、目が見えない人に伝えるにはどうすればいいのか」などです。グループのメンバーは毎回変え、常に新しいメンバーとグループワークを行います。2人でも4人でもなく、3人グループで進める点がポイントで、「三人寄れば文殊の知恵」という慣用句を由来にした「文殊の会」という通称で呼んでいます。
 それから、私が授業でよくやっているのが、とにかくたくさんの生徒を指名することです。発言すること自体が重要なので、生徒をどんどん指名し、「『えー!』でもいいから、3秒以内にレスポンスしよう」と伝えています。

高橋「文殊の会」を経た生徒さんには、どんな変化が見られますか?

柳沢何の話題もないまま初対面の相手と話すのは難しいかもしれませんが、文殊の会はテーマが決まっているため、話すことはたくさんあります。これを中1でやると、友人グループの垣根を越えて誰とでも話せるようになり、友達が増えます。廊下の話し声も大きくなりますね(笑)。
 また、ぱっと見ただけで理解できる、わかりやすい構成の文章が書けるようになるのもポイントです。

高橋今の時代におけるグローバル教育の重要性について教えてください。

柳沢冒頭の話に戻りますが、今の日本が先行き不安定な状況にあることは事実ですから、今後も海外に目を向ける子どもたちはどんどん増えていくことでしょう。そんななかで、思考の幅を広げ、グローバルマインドを養い、自分基準をもっておくことは、国内外のどこにいても必要な要素です。そうした意味でグローバル教育とは、不確定な時代を生き抜くために欠かせない力を養うことにもつながっていると考えています。

学校選びのためのグローバル教育の全体像(編集部作成)
  • 1… 国際バカロレア(IB) 国際バカロレア機構が提供する国際的な教育プログラム。国内IB認定校数は251校(2024年12月31日時点)。
  • 2… ケンブリッジ国際教育 ケンブリッジ大学傘下の教育組織が提供する、世界で最も普及している国際教育プログラム。
  • 3… ダブルディプロマ 国内の高校に通いながら、海外の高校資格も同時に取得するプログラム。
  • 4… WWL 文部科学省により2019年から始まったグローバル人材育成の取り組み。SGHはその前身。
  • 5… ラウンドスクエア・ユネスコスクール どちらも平和や国際協力といった共通の理念をもつ国際的な学校間ネットワーク。
  • 6… エンパワーメントプログラム 世界各国から来た外国人留学生とともに、英語でのディスカッションやワークを行う国内プログラム。
  • 7… CLIL・イマージョン教育 ともに英語以外の教科も、英語を使って学ぶ教育手法。
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