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2025年7月号

見どころUPDATE

世界で活躍したい!~私学のグローバル教育~

私学各校では長年にわたり、グローバル教育へ力を注いできましたが、最近では国際コースの新設や、IBやケンブリッジ国際教育・ダブルディプロマプログラムの導入、海外大学への進学サポートなど、その多様化が目につくようになってきました。今、私学のグローバル教育をどのように見極めればいいのでしょうか。2025年度より中学・高校に国際コースを新設した北鎌倉女子学園の柳沢幸雄学園長先生と、森上教育研究所の高橋真実さんに語り合っていただきました。

北鎌倉女子学園中学校高等学校 学園長
柳沢 幸雄 先生

東京大学名誉教授。ハーバード大学公衆衛生大学院准教授、同大併任教授、東京大学大学院新領域創成科学研究科教授を経て、2011年より開成の校長を9年間務め、2020年4月より現職。

森上教育研究所アソシエイト
高橋 真実 さん

慶應義塾大学卒業後、メーカー、外資系コンサルティング会社を経て独立。学校向け広報セミナーや教育シンポジウムの企画・運営に携わる。保護者として娘の中学受験を経験。

トピック

時代の要望に応える私学で
「国際コース」設置の動き

高橋柳沢先生は、今の私学のグローバル教育の潮流をどう見ていらっしゃいますか。

柳沢時代は繰り返すという言葉どおり、半世紀以上前と同じ現象が起きているように感じています。当時の日本では、地方の中学や高校の卒業生が大都市の企業や店舗に就職する、いわゆる「集団就職」が盛んでした。自分が今いる場所で将来の夢を描けなくなった若者たちが、生まれた場所を飛び出していったんですね。当時の交通手段で、例えば東北から汽車に12時間乗ると、上野に着きました。今、羽田や成田から12時間飛行機に乗れば、ニューヨークに到着します。めざす場所は変わっても、どこか夢のあるところで活躍したいと考える若者たちの心そのものは、今も昔も変わっていないように思います。
 日本が、この30年余りでどんどん覇気を失っていく様子は、私たちの誰もが目にしています。そうした状況を鑑みるに、海外をめざす若者が増えている現状には、納得してしまうものがありますね。
 私学は、常に社会の変化を敏感に察知して教育に反映しています。世界に目を向ける若者たちの潜在的な欲求を感じ取った学校が、時代に合う教育を提供するという流れのなかで、グローバル教育も進んでいるのです。

高橋北鎌倉女子学園(以下、キタカマ)は、2025年4月から中学でも国際コースをスタートされていますね。

柳沢今のグローバル教育の流れのなかで、本校ではどうするかを考えた時に、キタカマの伝統的に良いところは残しつつ、社会からの需要に応えようと設計したのが「国際コース」です。
 最大の特徴は、中3からコース分けをする点です。夢や目標は途中で変わることも多いですし、成長著しい中学生であればなおさらです。中1・中2の授業で英語力を磨き、基礎を固めたうえで国際コースを選択できるようにしています。また高校の国際コースも、学年ごとに他コースから編入ができるようにしています。
 本校のグローバル教育で最も意識しているのが、生徒を「英語嫌いにしない」ことです。例えば、理事長の肝煎りで設置した「English Room」にはネイティブ教員が常駐しており、会話を楽しんだり、ゲームをしたりと、コミュニケーションツールとして英語を使う環境を整えています。
 この先、大学受験でどんな成果が出るかは未知数ですが、本校は「大学受験のため」だけにグローバル教育を行うことはありません。例えば本校では、生徒数の5倍以上の学校推薦枠をもっていますから、学校できちんと勉強していれば、やりたいことに合致する大学へ行けるのです。そうした安心感のある環境を用意したうえで、もっとチャレンジしたい人、山を越えていきたい人の背中を押すようにしています。

高橋どのような成果が出てくるか、楽しみです。時代に応じた教育を行うのはどの学校も同じですね。グローバル教育へのニーズの高まりにいち早く対応した渋谷教育学園幕張を筆頭に、共学化とともに国際教育を強化した広尾学園や三田国際科学学園、独自のグローバル教育を時代に合わせてアップデートし続けている武蔵や巣鴨などの伝統校もあります。それぞれに独自の考えでグローバル教育を高めようという動きがあるので、その理念と最新情報をキャッチすることが大切ですね。
 柳沢先生の前任校である開成のグローバル教育はどのようなものですか? 2025年は海外大学合格者を20人出していらっしゃいます。

柳沢開成の校長時代、東大に進学した卒業生が「先生、東大をやめてハーバード大に行きたいので、ご指南ください」と校長室にやってきたのです。その時は、「東大でしっかり学び、大学院から海外へ行きなさい、学部では、ハーバード大の学生と同じように週に60時間勉強しなさい」とアドバイスし、その後も推薦書類を作るなどのサポートを行いました。そんな先輩の話を聞いて相談にくる生徒が年々増えてきたので、国際交流委員会を作り、組織的にサポートする仕組みを整えました。

北鎌倉女子学園のEnglish Room。毎日放課後にオープンしており、ゲームやパーティーなどを楽しみながら、
授業で習った英語を実践できる場として、生徒にも人気です。国際コースの授業もここで行われています。

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