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進学通信WEB版

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さらなる“真の学び”の追求に挑む!!
2050年の世界をデザインする人財の育成を目指す

2025年、中高一貫コース『先端グローバルコース』が誕生!

公開日2024/12/18
新コースについて語る山田尊文教頭

新コースについて語る山田尊文教頭

次代を見据えて新たな教育を創造し、挑戦し続けてきた同校。その象徴とも言えるのが、六年一貫だからこそできる豊かな経験と深い学びを通して確かな学力を育む『グローバルナビゲーター(GN)コース』です。主軸である『グローバル教育』と探究型学習の『地球学』は今なお進化中。どのような時代でも自ら未来を切り拓くことのできる人財を育む教育を追求し続けてきました。
 
そして創立100周年を迎える2025年を目前に、あらためて掲げたコンセプトは「2050年の世界をデザインする人財の育成」です。根底にあるのは、より強く先鋭的に、“真の学び”を追求していきたいという思い。そのあくなき挑戦の新たな一歩として、2025年4月に中高一貫カリキュラムの『先端グローバル(SG)コース』を立ち上げます。「変化を恐れるのではなく、楽しむことのできる人を育てたい」と話すのは山田尊文教頭。

「大学受験や就職は通過点の一つ。学びの真価は、その先の人生においてこそ問われるもの。本校が育てたいのは、たとえば『地図を手に目的地へ到達できる人』だけではなく、『仲間とともに地図そのものを創る人』。すなわち、自ら考え、多様な人々と協働し、新しい価値を生み出す力を備えた人財です。そこで、大学受験のためだけの勉強から脱却し、探究を通して学ぶ楽しさや意義を体感できる教育を展開。また知的好奇心を引き出し、視野を広げることで、将来の進路の選択肢を多く持つことができます。また、社会に出てからの自己実現や社会貢献につながる力と生涯にわたり自ら学び続ける姿勢を育てる“真の学び”を追求したいと思います」

同校には、『GNコース』の人気プログラム『地球学』や『SGH(スーパー・グローバル・ハイスクール)』『WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)』指定校としての取り組みを通して構築してきた探究学習とグローバル教育、高校『国際コース』で培った長期留学のノウハウ、京都先端科学大学の附属校としての強みがあります。『SGコース』では、それらすべてを最大限に活かした中高大一貫カリキュラムで、“真の学び”を創造していくのです。

大学との連携で『地球学』をアップデート

『SGコース』の特徴は大きく三つ。その一つで土台とも言えるのが、世界のどの舞台に立っても通用する、「問いを立てる力」「思考する力」「発信・発表する力」を育むことを目的とした【探究学習】

中学の『地球学』では、『GNコース』との共通プログラムに加え、京都先端科学大学との連携のもと、環境問題・食糧問題・エネルギー・テクノロジーなどをテーマとしたアカデミックな学びを展開します。また高校では、大学教員や外部専門家の協力を得て“探究”から“研究”へとシフトし、アウトプット重視型の『知究学』を実践する予定です。

そして最大のポイントは、全教科において探究的な学びの手法を取り入れるという点です。

「国語であれば創作活動など自分の思いや考えを言語化する学び、社会であれば、地理・歴史・公民を融合させるだけではなく、地理&理科、歴史&理科といった教科横断型の授業・フィールドワークの実施をしたいと考えています。数学ではたとえば、比例・反比例を使って“EV車とガソリン車はどちらがエコか?”を調べるなど、身近なテーマとつなげて学んでいきます」

実践的な英語力を養い、中3には5カ月間のカナダ・ターム留学へ

二つ目の特徴は、同校が他校に先駆け、1992年から本格始動させた【グローバル教育】。英語の授業はすべてネイティブ教員主導のもと、日本人教員とのチーム・ティーチングで実施。中3の9月からは全員が5カ月間のカナダ・ターム留学へ。高2では全員がシンガポール国立大学での入寮型短期研修に臨む予定です。

「中学卒業時に英検2級以上、高校卒業時に英検1級レベルを目標としていますが、英語力の向上だけが目的ではありません。留学や海外交流を通じてさまざまな文化や考え方に触れることで大きく視野を広げてほしいです。5カ月間のカナダ・ターム留学は、『GNコース』の『カナダ研修旅行』を通して築いてきた、現地教育機関との信頼関係があるからこそ実施が可能です」

中3全員が9月~1月にカナダへのターム留学に挑戦!

カナダ・ターム留学に向けて実践的な英語力を養うため、すべての英語の授業をネイティブと日本人教員のチーム・ティーチングで進める。

中高大連携ならではのハイレベルな教育が加速

そして三つ目の特徴が、5学部10学科を擁する総合大学、京都先端科学大学との【中高大連携教育】。中学の探究活動『地球学』、高校の研究活動『知究学』だけにとどまらず、高1では多様な分野の大学教員や専門家がオムニバス形式で行う対話型授業『知の先端プログラム』や、工学部・バイオ環境学部と連携したSTEAM教育などを展開していく予定です。

また、大学附属校ならではの取り組みとして、『大学先取授業』が挙げられます。高3全員が週一回、丸一日、大学のキャンパスで大学生や留学生と一緒に授業を受ける『太秦DAY』を設定。授業は幅広い科目群から選択可能で、成績評価を受けると、京都先端科学大学入学後に単位として認定されます。

「『大学先取授業』は、現高3生の希望者を対象にスタートさせています。太秦キャンパスは50カ国以上、450名以上の留学生が学ぶグローバル・キャンパス。次代を思わせるその環境を、肌で感じてほしいと思います」

また、進路先として京都先端科学大学はもちろんですが、グローバルな環境や高度な学びを通じて知識と視野を広げ、本当に自分にふさわしい進路を見つけてほしいという思いもあります。
「たとえば本校では、『地球学』や部活動を通して好きな分野を究め、その強みを活かして進路実現を果たしている生徒が少なくありません。英語もそうした強みの一つです。高校のさまざまなコースの生徒たちが探究活動や英語力を活かして総合型選抜入試で進路実現をかなえているほか、海外大学を目指す生徒も増加傾向にあります。つまり本校には、やりたいことができる環境はもちろん、海外大学進学を目標にできる英語力を身につけられる環境もあるのです」

大学との連携によりアップデートした探究学習を通して、将来、そして生涯に活きる力を身につける。グローバル教育をはじめとするさまざまなプログラムを通して視野を大きく広げ、自分の好きを見つけ、強みを磨いていく。一人ひとりにフィットした進路選択と自己実現、そして、より豊かな人生へとつなげることを目指す新たな学びに、期待が集まります。

京都先端科学大学附属中学校高等学校

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075-461-5105
京都府 共学