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進学通信

2026年3月

Students' Chat Spot
生徒会活動を通して「考動力」を体現する人でありたい

左から/Kさん(高2・高等部生徒会会長)・松村湖生校長・Nさん(中3・中等部生徒会総務)・Yさん(中3・中等部生徒会総務)

公開日2026/4/22

「学校を自分たちでより良くしたい」。その思いを中心に活動しているのが生徒会です。今回は3人の生徒会役員に、日々の活動内容と、生徒会主催最大の行事『文化祭』についてお話をしてもらいました。

まずは、生徒会に立候補した理由から教えてください。

Kさん
中1時に担任の先生から「やってみたら?」と言われて立候補しました。僕は消極的なタイプなので、まさか先生から推薦されるとは思っていなくて。驚いて家族に相談し、「部活動にも入っていないし、やってみようかな」と決断しました。

Nさん
初等部の頃から委員長としてクラスをまとめたり、班長を務めていました。もともとリーダーをすることが好きですし、やりがいを感じていて、中等部では生徒会をやってみたいと思い、挑戦することにしました。

Yさん
僕は初等部の頃はクラスで副委員長をしていました。サポート役が得意なんです。中1時は生徒会のことは視野に入れていませんでしたが、中2になって担任の先生から声をかけられました。中1時に学級委員長をした経験をかわれたのかもしれません。また昨年、能登半島地震で被災した高校生を文化祭に招待した際、生徒会がその案内をしている姿を見て、「僕にもなにかできることがあるのでは」と思ったのを覚えています。その二つが重なり、勇気を出して立候補しました。

日々どのような思いで活動されていますか?活動内容とともに教えてください。

Kさん
活動は赤十字募金、防災活動、文化祭や七夕企画などの学校行事の企画・運営、関西大学の三つの併設校との交流などがあります。また、各クラスの委員が集まる文化委員会、保健美化委員会など8つの委員会があるのですが、生徒会役員は、各委員会のリーダーの役割も担っています。 僕自身は、生徒会は“考動力”の象徴だと考えています。いつも“考動力”を意識して行動しています。

Nさん
私は、皆にとって「学校が楽しい」と思える場所にしたいという思いで活動しています。

Yさん
生徒会の選挙の際、「この学校を大阪でナンバーワン、世界でオンリーワンにします」とスピーチしました。この言葉が僕の行動指針になっています。

松村校長
Kさんが語った“考動力”についてお話します。関西大学は「学の実化(がくのじつげ)」を学是としており、併設校である本校も、その理念のもと人材を育成しています。具体的に言うと、自ら考え、主体的に行動して、責任をもって社会変革を実現していく力を持つ人のこと。“考動力”とは、その力を指しており、本校の教育理念となっています。実際に生徒が“考動力”を念頭に活動していると聞き、うれしくなりました。

その“考動力”を発揮する最も大きな活動が『文化祭』だと聞きました。

Kさん
文化祭『葦葉祭』は中高一体となって行う学校を代表する行事で、毎年9月に開催しています。今年の文化祭のテーマは“Shine on Stage”。「生徒一人ひとりが輝く文化祭にしよう」という思いを込めました。中等部の「合唱コンクール」、高1・高2の「パフォーマンス」、高3の「模擬店」、有志のステージ、クラスの出し物や委員会企画など、校内のあちこちで多彩な催しが行われます。

松村校長
2日間開催されるのですが、見どころが多すぎて、どんなに頑張っても全部見る時間がないんですよ(笑)。

Nさん
文化祭の運営には文化委員と文化祭運営委員会も加わり総勢100名の生徒が関わります。生徒会はその100名のスタッフを取りまとめ、テーマや企画決定をしています。

文化祭の準備をする生徒会役員たち。「文化祭の準備は毎年5月頃から。全校生徒が準備に取りかかるのは夏休み明けからで、時間が足りないなか、皆で協力して頑張っています」(Kさん)

文化祭の中等部『合唱コンクール』。当日の運営はもちろん、各クラスの選曲がかぶらないように事前にチェックするのも生徒会の役割。

今年の文化祭を振り返り大変だったことや頑張ったことは?

Kさん
文化祭に関わるスタッフの人数が多く、役割分担をしているとはいえ連絡をするだけでも大変でした。とにかく「時間が足りない!」と感じていました。

Nさん
私は、文化祭開催時(前期)は中等部生徒会長でした。中1から生徒会役員をしていたので文化祭に関わるのは2回目なのですが、生徒会長としての役割を果たすのは初めて。全体の動きを把握して指示を出さなければいけなくて、戸惑うことが多かったです。ガムテープ使用禁止の場所に、ガムテープを貼って装飾しているのを見つけて「そこに貼らないでください!」と注意し続けたことが大変でした( 笑)。事前に連絡をしていても、徹底してもらうのは難しいんだなと感じました。

Yさん
僕は生徒会役員になって初めての文化祭。わからないことばかりで、Nさんや先輩に教えてもらいながら手探りで取り組みました。校内で困っている人に声をかけるなど、自分にできることから積極的に動きました。感謝の言葉をいただいたときは、うれしかったですね。

中等部生徒会が主導の企画はありますか?

Nさん
7月の『七夕企画』は、中等部生徒会が中心となって行います。笹をオープンスペースに置いて、願いを込めた短冊を飾ります。中等部が主体となる行事なので、毎年楽しみに準備しています。

Kさん
初等部との交流も行います。今年は七夕にまつわるクイズで盛り上がりました。昨年は初等部の子どもたちと一緒に七夕の飾りつけを作りました。毎年内容が変わるので、その企画を考えるのが生徒会の腕の見せどころです。

生徒会活動を通じて自身に変化や成長を感じることはありますか?

中等部生徒会が主導する『七夕企画』。今年は初等部と七夕クイズで交流し、そのようすを番組風に動画編集して放送した。

中等部生徒会が主導する『七夕企画』。今年は初等部と七夕クイズで交流し、そのようすを番組風に動画編集して放送した。

Kさん
多くの人を巻き込んで、皆で何かをやり遂げる喜びを知ったことで、消極的だった性格が、「やらなければわからないから何でもやってみよう」と考えるようになりました。生徒会は僕の学校生活そのものです。これからも多くの挑戦をして、新たな道を切り拓いていきたいと思います。

Nさん
文化祭も七夕企画も、自分が動かなければ何も始まらない立場になり、自然に“考動力”が身についたと思います。

Yさん
自分が納得できるまで部活動・勉強・生徒会のすべてに全力で取り組んでいます。その結果が出て自分に自信が持てるようになり、周りの評価に左右されない価値観を持てるようになりました。

松村校長
生徒会は誇りを持って活動しており、皆いつも楽しそうなのが印象的です。今日は3人の生の声を聴き、心が揺さぶられました。皆の言葉を学校全体に伝えて、生徒会を中心に、より良い学校にしてゆく礎にしたいですね。