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進学通信

2026年3月

学校のココが魅力!生徒座談会
勉強や進路の悩みを卒業生と一緒に考える『開明大学』

公開日2026/4/29

『開明大学』とは、卒業生有志による進路探究イベントのこと。高1生を対象に、毎年8月に開催されています。ついこの前まで同じ学校で過ごし学んできた先輩に、直接、受験勉強や大学生活について質問できる点が魅力です。
2025年8月に行われた『開明大学』に参加した卒業生と生徒にお話をうかがいました。

参加者
Sさん (高1)

進路を迷っているタイミングで『開明大学』に参加し、農学部への進学を決意。
開明大学では進路希望の農学と医療系講座に参加。

Oさん (高1)

吹奏楽部の活動にも力を入れながら、目指す進路は医学部。
開明大学では医療系と国際系の講座を選択。

谷口心香さん(卒業生)

京都大学工学部電気電子工学科2回生。
2025年の『開明大学』で運営代表になり、40名近いメンバーをまとめた。
「電気電子工学講座」を担当。

浜崎莉帆さん(卒業生)

京都大学農学部応用生命科学科2回生。
母親からの後押しもあり、2025年の『開明大学』の運営に参加。
「農学講座」を担当し、生徒との交流を図った。

★ 卒業生に聞きました! ★

『開明大学』は、有志の卒業生団体の名称でもあるそうですね。

谷口さん
100人以上からなる団体で、大学生から社会人の方までSNSでつながっています。高校の卒業式で『開明大学』メンバーの先輩が配っていた募集チラシを見て私も参加しました。準備や当日の運営は、2回生が中心となって進めます。2025年度は私が代表を務め、総勢40名前後の卒業生が参加しました。

浜崎さん
母がPTA活動を通して『開明大学』の活動を知っていて、「やってみたら?」とすすめられたことがきっかけです。『開明大学』は、大学生の各分野の学びや日常を紹介する『学部別講座』と、受験勉強や推薦入試などのテーマ別に座談会を行う『全体会』の2部構成で、毎年8月に実施しています。毎年3月頃に運営メンバーを募り、4~7月がその準備期間です。

準備や運営に携わるうえで、工夫したことや心がけたことは?

谷口さん
代表は運営メンバーを集めた後、学部・学科・専攻に応じてグループ分けを行い、『学部別講座』の実施内容を検討します。ほかにも学校や講座長とのやりとりなど、業務は多岐にわたります。これまでは代表一人でこなしていたようですが、さすがに一人ですべてを担うのは大変なので、2025年度は幹部グループを設置。相談しながら、スムーズに準備が進められました。講座制作において工夫したのは、生徒たちに興味を持って参加してもらえるように、体験型の内容にしたことです。

浜崎さん
「農学講座」では、脱脂綿に染み込ませた匂いから、物質の名称を当てるクイズを取り入れました。グループに分かれて実施することで、生徒との距離も縮まり、皆、いろいろな質問をしてくれたので、よかったと感じています。

谷口さん
 「電気電子工学講座」では、回路を作ってLEDを光らせる実験をしました。生徒は興味がある2つの講座を選択するので、どの講座も2回実施します。1回目のときに、予想以上に主体的に挑戦する生徒たちの姿を見て、2回目はあえて説明しすぎないようにしました。皆で話し合いながら取り組んでくれて、よりよい講座になりました。

『学部別講座』では、個々の興味や進路に応じて2つの講座を選択できる。

『開明大学』の活動を通じて感じたことは?

大みそかに高3生に年越しそばを振る舞う恒例イベントも、『開明大学』としての活動の一つ。カップ麺のお湯を注ぎながら、受験生の悩みを聞いたり、エールを送るなどしている。

大みそかに高3生に年越しそばを振る舞う恒例イベントも、『開明大学』としての活動の一つ。カップ麺のお湯を注ぎながら、受験生の悩みを聞いたり、エールを送るなどしている。

浜崎さん
「農学講座」の講座長として最初に迷ったのが、講座制作のミーティング方法。皆が忙しいなか、リモート会議を取り入れることで効率的に進めることができてよかったと感じています。『全体会』の座談会では、学校推薦型選抜や総合型選抜への関心が高い生徒が多く、特色入試(京大の総合型選抜)の自分の体験談を織り交ぜつつ、入試の特徴をわかりやすく説明ができたかなと思います。同じ大学・学部の先輩がいたので、研究室の情報を伝えることもできました。

谷口さん
集団をまとめる貴重な経験ができました。大変なこともありましたが最後まで乗り切れたのは、「お世話になった開明の役に立ちたい!」という強い気持ちがあったから。代表は交代しますが、今後も活動に参加したいと思っています。生徒たちとの交流を通して、自分が進路を決めた当時を思い出し、初心に帰る機会にもなりました。

★ 在校生に聞きました! ★

『学部別講座』で学んだことは?

Oさん
医学部志望なので、一つは医療系の講座を選択。医学部のカリキュラムや、医師・看護師など、医療に携わるさまざまな職種について知ることができました。医学部ならではのサークル活動の話も聞けたので、大学生活をイメージできるようになりました。国際系の講座では、国際会議のシミュレーションを行い、「(自分が担当した国は)貿易において何ができるか?」などを話し合いました。

Sさん
進路候補の医療系と農学講座に参加しました。医療系では、リアルな“医学生の一日”を教えていただきました。農学講座では、私は大型動物の飼育や酪農などに興味があったのですが、それ以外にも多様な進路があることを知ることができました。

『全体会』はどうでしたか?

Oさん
興味のある三つのテーマの座談会に参加することができます。人気があったのは「大学生活」。私は大学の試験について質問しました。成績が悪ければ留年の可能性もあると聞いていたので不安だったのですが、きちんと勉強していれば進級できると教えていただき、ほっとしました。

Sさん
私は「推薦入試」「受験勉強」「大学生活」に参加。大学生の先輩は年齢も近く、気軽に話せるので、生徒たちは皆、積極的に質問していました。私は、高校時代にどのような活動をすれば推薦入試に活かせるのか、開明の生徒が使っている数学の問題集を何周したのか、英単語はいつ頃までにマスターしたのかなど、具体的な質問をしました。

Oさん
高2から、地理と政治経済のどちらを選択するか迷っていたところ、座談会で、地理を選択して苦戦した先輩の体験談を聞き、自分の苦手分野と入試問題の傾向を踏まえ、政治経済を選びました。

Sさん
先輩の話を聞いてから受験勉強の方法を見直し、通学時間を活用することにしました。行きは英単語、帰りは古文単語の暗記に充てています。

Sさん・Oさん
『開明大学』で先輩と交流することで、より強く進路への意識が高まりました。私たちも卒業したら運営として参加し、自分の体験を伝えて後輩の役に立てたらいいなと思いました。