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進学通信

2025年7月

School Update
「禅のこころ」×「グローバル」
立ち返るべき軸を、いつも心の中に

公開日2025/9/1
「禅とは心のあり方そのもの。その心を土台にしながら6年間学んだ生徒たちには、明らかな変容が見えます。どこか芯があるというか、肝がすわっているというか。立ち居振る舞いが堂々としているのを感じます」(中村広記校長)

「禅とは心のあり方そのもの。その心を土台にしながら6年間学んだ生徒たちには、明らかな変容が見えます。どこか芯があるというか、肝がすわっているというか。立ち居振る舞いが堂々としているのを感じます」(中村広記校長)

 人生においては、迷い、悩み、辛い思いをすることがあるものです。そんなとき、人を支えるものとは何でしょうか。おそらくそれは“あるがままの自分”を知っていること。常にそこに立ち返り、判断の軸にできる、ぶれない行動指針を持っていること。そのような“心のよりどころ”を育てたい――花園中学・高等学校では、その思いを、建学の精神に掲げています。
 建学の精神は「禅のこころ」。この『禅』こそ“生き方”であり、生徒たちに届けたい教育の根幹だ、と中村広記校長はおっしゃいます。

「禅とは、いわば物事の本質を見る心のこと。人は誰しも、生まれたときは不安も偏見もない純粋な存在です。ところが社会にもまれて生きていくうちに、それを曇らせるさまざまな雑念が心を覆っていきます。そんな心に積もったチリを取り除き、本来の自分に立ち返ったり、物事において真に大切な核心を見抜く心のあり方と言ってよいかもしれません」

 同校は、臨済宗妙心寺派大本山・妙心寺を母体とする仏教校。妙心寺の全面協力のもと、本格的な修行体験に触れる機会が豊富にあります。そのような恵まれた環境を最大限に活かし、「禅」の精神性をベースにして人間性を育てる教育を届けたいと考えています。

「禅のこころ」で自分を見つめる

SGZコースでは、毎朝8時20分からが坐禅の時間。坐禅の神髄は“無”になること。こだわりや偏見を削ぎ落し、最後に残った無垢なる自分を見つめることで、あらゆる本質が見えてくる。大事な試験や試合の前に坐禅を組んだり、般若心経を唱える生徒もいるという。「禅のこころ」が一人ひとりに芽生えている証。

禅の修行体験、摂心会のようす。心静かに自分自身を見つめ、落ち着きや集中力を高めていく。


 そして、その「禅のこころ」と組み合わせて重視するのが「グローバル教育」です。一見、まったく異なる概念のように見えますが、実はこの両者の親和性は非常に高いものだそうです。中村校長は、その真意をこう教えてくれました。
「現代のグローバル社会は、急激なテクノロジーの進化と、多様な価値観が入り混じる、不安定な時代だと言えます。楽しさ・便利さと不安が同居する世界です。だからこそ、何事にも惑わされない“心の軸”が欠かせません。それを見つけるための『禅』であり、私たちの届けたい教育なのです」

 ひいては、その心の軸が生徒たちに“学ぶ理由”を与えます。学ぶ理由ができれば、進路もその先のキャリアも、明確な道となって目の前に現れ、進むべき方向を示してくれるはず。同校では「禅のこころ」に芽生えるアプローチと、それを具体的な学びや進路に変えていくさまざまな取り組みが用意されているのです。

  現状のコースが設定されて10年が経過。SGZコースにおける海外大学進学や、Dコースにおける探究学習の充実なども、確かな実績が積み上がってきました。
「今後のプランとしては、探究的学びの要素を両コースに拡充する形で、よりバージョンアップしていく考えです」(中村校長)
「禅のこころ」という根底部分は変えず、コースのハイブリッド化を取り入れ、次のステップを目指していきます。

海外大学進学を視野に入れた取り組みが豊富な『スーパーグローバルZENコース』
海外研修

海外研修

●海外研修
海外研修も充実。2024年度はオーストラリアでのホームステイや現地生徒との交流、アメリカ・サンフランシスコでのアカデミックツアー(大学の見学)が実施された。

●修行体験
SGZコースの全学年が参加する妙心寺での修行体験。法堂での坐禅や、通常は入れない場所での作務(掃除などの労働)、写経や写仏などに取り組む。最初は「行事の一環」というマインドで参加していた生徒たちも、回数を重ねるうちに、自然と自分の内面と向き合うように。

●NIC講座
海外大学進学力を支える基盤となる『NI C講座』。6年(高3)時に、ネイティブ教員による週20コマ・オールイングリッシュの授業を実施。英語でのスピーチやディスカッションスキル、ノート筆記、思考法などを徹底的に高め、「海外大学進学のための英語力」ではなく、「実際にそこで学べるだけの基礎教養」を身につけることに視座を置いている。

修行体験

NIC講座

探究型プログラムが充実の『ディスカバリー(D)コース』
キャリア教育

キャリア教育

●キャリア教育
各分野の第一人者の方々を「ディスカバリーアドバイザー」としてお招きし、極めて専門性の高い指導や助言をもらえることも、同校ならではのネットワーク。これを活かして学外の探究・研究系アワードで受賞する生徒も多く、総合型選抜などの大学入試でも高く評価されている。なによりも、自分自身のキャリア意識を高め、未来を開くものとして、取り組んでいる。

●海外研修旅行・国内研修旅行
国内研修旅行・海外研修旅行は、行き先から現地での見学・体験内容まで、すべて生徒自身が企画する。約1年をかけて完成したツアープランは、旅行会社にもプレゼン。自ら問いを立て、調べ、協力し、実践する、そのプロセスは、まさに探究。2025年度は、ジャパンツアーが北海道、ワールドツアーは台湾が行き先に。※写真は2024年度のワールドツアー(ドバイ)のようす。

●企業連携
有名企業の協力のもと、各企業が設定したビジネス課題をテーマに問題解決に挑む。世界を支える企業の最前線で活躍する人たちと協働したり、アドバイスがもらえたりすることが大きな魅力。2025年度の協力企業は、Google for Education、ソフトバンク、LINEヤフー、オリエンタルランド、Starry Canvasなど。

研修旅行

企業連携