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進学通信

2025年3月

NEWS & TOPICS
生徒目線で滝二の魅力を発信!
「教育は感動」を伝える”キャンパスナビゲーター”

公開日2025/4/15

 「至誠一貫」「質実剛健」「雄大寛厚」の校訓のもと、「教育は感動」を指針として掲げる滝川第二中学校・高等学校。2023 年に中学が創立20年、高校は40年を迎えた同校は、生徒たちに学ぶ楽しさと素晴らしさ、そして感動体験を届けるためにさまざまな教育活動、魅力ある学びを推進し、学力とともに人間力を育成しています。
 そんな“滝二”の魅力を伝えるために、入試イベントやプロジェクトで奮闘する生徒有志の広報組織『キャンパスナビゲーター』(通称キャンナビ)の存在があります。

 “考動(自ら考えて行動する)”をモットーとする『キャンナビ』には70名近い生徒が所属しており、入試広報室との連携のもと、企画から運営までをキャンナビが主体となって行う小学生対象の校内オリエンテーションイベント『キャンナビフェスタ』や、受験生・保護者対象の『学校説明会』でその活躍の姿を目にすることができます。さらにYouTube 班・フラワー班・ラジオ班などに分かれ、さまざまなプロジェクトに参加。広報活動の一環として作成した学校紹介映像は動画コンテストで全国ベスト4になるという実績や、近年はSNS、テレビ・ラジオへの出演、オリジナルグッズの制作や、ベーカリーと共同で『滝二パン』を開発するなど、中高生ならではの柔軟で斬新な発想のプロジェクトで、活動の幅を広げています。

玄関をくぐると、「おはようございます!」と元気なあいさつで来校者を迎えるキャンナビの姿が。

玄関をくぐると、「おはようございます!」と元気なあいさつで来校者を迎えるキャンナビの姿が。

   2024 年11月9日に行われた『学校説明会』(中学)では、あらゆる場所で生き生きと活動するキャンナビの姿が見られました。校門をくぐると、説明会場までの案内役として、キャンナビたちが校舎内・校舎外それぞれのポイントで待機し、訪れる人皆にさわや
かな声であいさつを行い会場まで誘導、受付担当はテキパキとした動きで来校者に接していました。また、明石駅から出ているマイクロバスにもキャンナビが同乗し、車内でキャンナビラジオを放送するなど、乗車時間を利用して滝二の魅力を伝える工夫が考えられていました。

 『学校説明会』で本郷卓校長のあいさつが終わると、キャンナビからそれぞれが在籍するコース説明が行われました。中学校では、『プログレッシブ数理探究』『I.U.E.知識実践』『エキスパート未来創造』の3コース編成で一人ひとりの目標に合わせた学びが展開されていますが、パンフレットやホームページだけでは測ることができない、経験をふまえた生徒目線での各コースの魅力、そこでの成長、今後の目標などが語られました。

受付や司会もキャンナビが担当。『キャンナビフェスタ』『学校説明会』などの入試イベントでその活躍を知ることができるが、既存の活動だけではなく“広報につながること”を条件に、生徒発案でさまざまなプロジェクトが展開されている。これまでに実施した花壇の整備・オリジナルグッズ制作・滝二パンの開発などは生徒のアイデアからスタートしたもの。

自分たちの経験をふまえて、各コースの魅力を伝える生徒たち。ICT機器を使っての資料作成やプレゼンテーションも慣れたようす。この日の説明会はオンラインでのリアルタイム視聴も可能。

自分たちの経験をふまえて、各コースの魅力を伝える生徒たち。ICT機器を使っての資料作成やプレゼンテーションも慣れたようす。この日の説明会はオンラインでのリアルタイム視聴も可能。

「実験や数学パズルなどの取り組みが楽しいです。『サイエンスツアー』では家島に滞在し、ウニの観察やカヌーなどを体験します。他にも博物館訪問や大学ツアーなどがあり、体験的な学びを通して仲間と団結し、いざというときに結果を残せる集団になれます」(生徒/プログレッシブ数理探究)

「海外の学校との交流会やオンライン英会話など、いろいろな国の人とコミュニケーションを取る機会が多く、より英語を頑張ろうという気持ちになります。JapanExpo に参加して日本文化を伝えたり、中3で8週間の留学もあるので、世界のかけはしとなる学びに取り組むことができます。文系のイメージがあるかもしれませんが、理系にも進めるカリキュラムになっています」(生徒/I.U.E.知識実践)

「勉強と部活動など、自分のやりたいことが両立できる文武両道を実践するコースで、多彩な夢を持つ生徒が集まっています。さまざまな体験活動やボランティア活動にも参加して地域の人たちと接し、地域が抱える課題について考えます。学力と前向きな思考を育みます」 (生徒/エキスパート未来創造)

「キャンパスがすごく広いので、私たちも最初は迷いました!」などのエピソードを交えながら校舎案内をするキャンナビ。それぞれの施設がどのように使われているか、使用頻度、お気に入りポイントなどを説明。食堂では食券の買い方やおすすめのメニューを教える姿も。

「キャンパスがすごく広いので、私たちも最初は迷いました!」などのエピソードを交えながら校舎案内をするキャンナビ。それぞれの施設がどのように使われているか、使用頻度、お気に入りポイントなどを説明。食堂では食券の買い方やおすすめのメニューを教える姿も。

 その後、中学主任の金子幸平先生からコースの特徴や進学実績、進学実例が語られ、来校者たちは終始、真剣な表情で耳を傾けていました。

 説明会後もキャンナビは大忙しです。校舎見学・体験講座を担当するチームに分かれ、受験生・保護者をナビゲートします。校舎見学では広大なキャンパスの見どころやおすすめポイントを伝え、質問があれば自分の体験をもとにしたユーモアを交えながら、的確に答えていました。

 体験講座は三つ。充実した広さと設備を誇る同校ならではのゴルフ練習場での『ゴルフ体験』、ハーモニカの制作を数理的知見で行う『プログレ探究体験』、ビンゴゲームを用いて英語に親しむ『英語探究体験』で、どの講座でもキャンナビが優しくサポートしていたので、参加した小学生たちもリラックスして取り組むことができたようです。
 この日、終始大活躍したキャンナビたち。生き生きと元気に輝くキャンナビたちの姿こそ、同校が目指す「教育は感動」の賜物だと言えるでしょう。

体験講座『ハーモニカ制作』(プログレッシブ数理探究)は、最初に普通のハーモニカを作った後、先生が「では、音色を今より1オクターブ高くするにはどうすればいいと思う?」というお題を投げ、皆に考えさせるというユニークなもの。『ゴルフ』では打ちっぱなしに挑戦。練習場ではキャンナビのカメラマンに遭遇!『英語ゲーム』(I.U.E.知識実践)では、グループに分かれチームのメンバーと協力しながら、英語を用いたさまざまなゲームを楽しんだ。