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進学通信

2025年3月

Students' Chat Spot
一人ひとりの個性を尊重し合う自由な校風のもと
「自分らしくいられる」学校です

高1のIさん(左)とKさん(右)はともに中高一貫生。生徒の個性を重んじ、個性を尊重する仁川学院の校風が大好きだという二人。
多くの生徒が自分らしさを発揮してスクールライフを満喫している。

公開日2025/4/29

キリスト教精神に基づき、学力を大事にしながらも“人として”の教育を重視する仁川学院。その姿勢は、学校のいたるところに表れています。そのような環境下で生徒たちはどのように学校生活を満喫しているのでしょうか。仁川学院だからこそ得られた感動や学び、成長についてお話してもらいました。

学校生活で最も力を入れていることや楽しんでいることは?

大学生がメンターとなり中高生の学習サポート。日々の授業をキャッチアップするために使う生徒もいれば、授業が復習になるように先取りで活用する生徒もいる。

大学生がメンターとなり中高生の学習サポート。日々の授業をキャッチアップするために使う生徒もいれば、授業が復習になるように先取りで活用する生徒もいる。

Iさん
僕は勉強です。 僕が所属する『アカデミアコース』は、難関国公立大への進学を目指して勉強に重きが置かれたカリキュラムが組まれているからというのもありますが、
授業が本当に楽しいんです。授業内で友だち同士が教え合うのは当たり前で、先生と生徒、あるいは生徒同士でコミュニケーションを取りながら授業が進みます。先生の講義を聞いているだけの授業じゃないのがすごくいいんです。

Kさん
勉強という面では、放課後の『寺子屋』にはとても助けられています。阪大生や神大生がメンターとして来てくれて、質問や勉強方法の相談などに乗ってくれるんです。年齢の近いお兄さん・お姉さんのような存在なので、話しやすいところも気に入っています。私は勉強以外のことにもチャレンジする生徒が多い『カルティベーションSコース』ですが、『寺子屋』はどのコースの生徒でも利用ができるので人気です。
私が一番楽しんでいるのは、友だちとのコミュニケーションです。とにかく個性的な生徒が多くて、ものすごく元気な人もいれば、「物静かだけど折り紙はプロ級」な人がいたり(笑)。

どうしてそんなに生徒の個性が豊かなのでしょうか。

Kさん
「人と同じじゃなくてもいい」という、生徒一人ひとりがありのままの自分を出せる校風の学校だからだと思います。お互いの個性を認め合い、尊敬し合える空気が流れていますね。

Iさん
そうそう! 僕のクラスは活発なタイプが多いせいか、何かにつけて議論が白熱することが多いのですが、そんなときもお互いの意見にちゃんと耳を傾けながら意見をぶつけ合うことができます。先生方が何ごとも「生徒主導」で考えてくださるから、自由な雰囲気のなかで、いい人間関係が築けるのだと思います。

そのような校風もあってか探究活動の自由度も高いそうですね。

課題解決型から、大学と連携した専門性の高い学術的なものまで、多彩な探究学習カリキュラムが組まれている。図書館機能を有した『ラーニングセンター』の手厚いサポートも受けられる。

課題解決型から、大学と連携した専門性の高い学術的なものまで、多彩な探究学習カリキュラムが組まれている。図書館機能を有した『ラーニングセンター』の手厚いサポートも受けられる。

Iさん
先生から「これをしなさい」と言われるのではなく、生徒自身が抱いた身近な疑問を徹底追及する探究学習に取り組むことができます。ちなみに僕は、「市販のミネラルウォーターに味の違いは本当にあるのか」が気になって、それを探究テーマにし、半年くらいさまざまなメーカーの水を飲み比べていました(笑)。

Kさん
私は、「校則を新しくしよう!」という活動に取り組みました。髪型や服装など、もっと自由でいいのではないかと思ったので。あとは学校行事で「中高合同でカレーを作ろう!」というプロジェクトなども企画しました。

学校行事ではどのようなところに仁川学院らしさがありますか?また、お気に入りの行事は何ですか?

Iさん
中学までは縦割りグループの活動が多くて、3年生がリーダーとなって後輩を引っ張っていきます。代々、その伝統が受け継がれていますね。高校からは生徒数が格段に増えるので、クラス単位で団結する体制になります。僕は『学院祭』でクラス委員を体験し、人のまとめ方を学ぶことができました。

Kさん
学校全体がキリスト教精神に基づいているので、行事でも「人に優しくする」「誰かに尽くす」という姿勢が根付いています。たとえば地震や水害のあった能登地方を支援するために、能登の特産品を校内のフリーマーケットで販売して寄付をしたり、経済的に貧しい国の人たちのために駅前で募金活動をしたり…。

生徒人気ナンバーワンの行事『学院祭』。毎年のように生徒たちの出し物へのこだわりが非常に強く、準備期間を通して、協働や団結の意義、リーダーシップを学ぶ生徒も多い。

生徒人気ナンバーワンの行事『学院祭』。毎年のように生徒たちの出し物へのこだわりが非常に強く、準備期間を通して、協働や団結の意義、リーダーシップを学ぶ生徒も多い。

Kさん
お気に入りの行事は、それはもう『学院祭(文化祭)』です! とにかく規模が大きくて、保護者や受験生など約1800人もの人が訪れてくれます。ですからみんなのやる気がすごくて、「他のクラスに負けたくない!」と、クラスの出し物や模擬店のクオリティへのこだわりが強いんです。そのぶん意見がぶつかることもあるし、やる気がない態度を見せればクラスの雰囲気が悪くなります。それを乗り越えるために仲間を鼓舞し、皆の理想をすり合わせて妥結点を見つけ、最後は同じ目標を抱いて頑張る経験は大きな財産になりました。

Iさん
僕も『学院祭』です! 僕のクラスはお化け屋敷迷路を作ったのですが、教室のサイズに合わせての迷路設計や、どういうルートを通れば怖がらせることができるか、試行錯誤の連続でした。準備時間が足りずに最後は当日の朝7時に集合して仕上げることにしたのですが、強制ではなかったにも関わらず、蓋を開けてみればクラス全員が集まっていたんです! あの一体感には、本当に感動しました。

仁川学院での経験をどのように将来へ活かしたいですか?

Iさん
僕は建築士を目指しています。お客さんの要望を正確に設計に反映していくためには、コミュニケーション力が欠かせません。学校生活すべてを通して、その力をもっと磨きたいです!

Kさん
私は看護師になって、人を助けられる人間になりたいです。看護師になるには、専門の知識や技術はもちろん、体力も礼儀も勉強も大事。だから仁川学院で勉強も部活動も頑張ります!

仁川学院への進学を考えているまだ見ぬ後輩たちにメッセージをお願いします!

Iさん
先生も生徒も明るくて、雰囲気も穏やかな学校です。緊張せずに、安心して飛び込んできてください!

Kさん
他の学校ではなかなか味わえない、ユニークな体験がたくさんできます。充実した学校生活を送りたい人はぜひ!

Teacher's Voice
カトリック精神に基づく教育で生徒の自立・自律を促す (アカデミアコース主任/河添友典先生)

本校はカトリックの学校ですから、理念として何より“人の尊厳”を大切にします。学ぶことは人や社会に貢献するためであり、困っている人を助けるのは「かわいそう」だからではなく「寄り添う」ため。こうした精神性を授業や行事、進路指導においても随所に反映させています。何か活動をするときも、こちらから指示する必要はありません。「手伝ってほしい」と言うだけで、すぐに多くの生徒が志願してくれます。

コース編成にしても、学力で輪切りにしているのではなく、あくまで生徒の進路希望に細やかに応えることが目的で、高1から高2の進級時にはコース変更もできるようにしています。放課後の学内予備校や大学生がメンターの『寺子屋』、大学の学校推薦型選抜や総合型選抜のサポートなど、授業以外の学習支援も充実しています。
学力養成や大学受験は大切なことですが、まずは本人がどのような学問(学び)を通して社会と関わっていきたいのか。それを引き出し、伴走する教育を大切にしたいと考えています。