中学校検索

地域
学校区分
学校名
検索
閉じる

進学通信

2024年7月

学校のココが魅力!生徒座談会
行事づくりを楽しみながら成長できるところが
生徒会活動の魅力です!

KKさん、KRさん、Iさん(左から)と降幡智世先生

公開日2024/9/16

個性を伸ばす場の一つとして、中高それぞれに生徒会を設けている帝塚山。幅広い活動のなかでもメインとなる行事の企画・運営は、将来に活きる力を育む機会となっています。
中学生徒会執行部の中学3年生3人に、活動の魅力や自身の成長についてお話をうかがいました

KRさん/中3

2024年前期の中学生徒会執行部・副会長。英語部に所属。皆が楽しみ、より満足のできる学校生活を送れるようにするため、次期は会長へ立候補する予定。(後日、会長に当選。)

Iさん/中3

2024年前期の中学生徒会執行部・副会長。写真部に所属。最初は人前で話すことに緊張したが、次第に慣れてきて、今は伝わりやすい言葉や話し方を考える余裕も。

KKさん/中3

2024年前期の中学生徒会執行部・会長。弦楽部に所属。会長の立候補者が不在だった今期、「それなら僕がやろう」と立候補。人と話すことが得意で後輩の相談に乗ることもしばしば。

降幡智世 先生/国語科

顧問として、執行部の活動と一人ひとりの成長を見守る。

みなさんが生徒会活動に参加した理由と活動内容を教えてください。

KKさん
新入生歓迎会やスポーツ大会、文化祭など行事の企画・運営や、中学全校生が集まる生徒総会の司会進行など、年間を通して活動しています。

Iさん
生徒会執行部は選挙で選出された計10人。会長1人、副会長が男女各1人、役員が男子2人、女子5人です。

KRさん
任期は前期が1月~6月、後期が7月~12月で、私たち3人は2024年前期の執行部です。私は小学生の時、児童会などで行事の運営に携わっていたので、中学でもそういう活動を続けたいなと思い、2023年後期から参加しています。

Iさん
きっかけは、「面白そう」という興味からです。軽い気持ちで立候補したのですが、実際にやってみると奥が深くてやりがいを感じたので、3期連続で執行部に所属しています。

KKさん
2024年前期の選挙では、たまたま会長になりたいという人がいなかったので、「自分がやるしかない」と決意し、会長に立候補しました。執行部としての活動は初めてなので戸惑うこともありますが、経験者のKR さんとI さんがフォローしてくれています。会長ながら、2人の指示で動いている、と言ってもいいかもしれません(笑)。

降幡先生
行事に向けては執行部で話し合いを重ね、準備を進めていきますが、顧問はできるだけ見守りに徹し、生徒たちに任せるようにしています。KK さんはいつも堂々としていて頼もしい限り。また、話し合いの場では中2メンバーが遠慮しがちですが、中3メンバーが後輩の意見を引き出し、議論の活性化に一役買ってくれています。執行部全員で取り組んでいるというよい雰囲気のもと、活動ができていると感じます。

特に印象に残っている活動は?

生徒会執行部が中心となり、周りのサポートも得ながら実現した『スポーツ大会』。全校生約1000人が楽しめるように運営するのはかなり大変!

生徒会執行部が中心となり、周りのサポートも得ながら実現した『スポーツ大会』。全校生約1000人が楽しめるように運営するのはかなり大変!

KRさん
前期の活動のメインである、『中学スポーツ大会』の企画・運営です。クラス対抗で、1日目は学年全体、2日目は男女に分かれて競技を行うもので、生徒会としては2月から準備を開始しました。

Iさん
大変だったのが、各競技の1チームの人数と、各クラスから出るチーム数の設定です。中学全校生約1000人が出場できて、かつ時間内に終えられるようにしなければいけないので…。

KKさん
その割り振りに関しては、執行部のメンバーだけではなく、各クラスの総務委員にも相談しながら考えましたね。また、昨年の課題の改善も図りました。

Iさん
昨年は、各試合をどのコートで行うのかがわかりにくくて、「私はどのコートに行けばいいの?」と聞かれることが多かったんです。

KKさん
その対策として、今年はコートの配置図と、試合のコート記号を記したタイムテーブルを作成し、事前に各クラスに配布。おかげでスムーズに進行できて、残り時間で交流試合を楽しむことができるほどでした。

生徒会執行部がオープニングとエンディングを務める『中学文化祭』は、「講堂部門」「教室部門」に分かれ、2日間開催される。写真は「講堂部門」で行われたミュージカル。

生徒会執行部がオープニングとエンディングを務める『中学文化祭』は、「講堂部門」「教室部門」に分かれ、2日間開催される。写真は「講堂部門」で行われたミュージカル。

Iさん
昨年の後期の活動では『中学文化祭』が思い出深いです。

降幡先生
中学生が主体的に活動できる場を増やすことを目的に、2023年度から中高別々に文化祭を開催することになりました。記念すべき第1回でしたね。

KRさん
執行部は、オープニングとエンディングのセレモニーの企画・運営を担います。オープニングでは、幼児向け番組の「おにいさん」「おねえさん」に扮して登場し、ステージから「みんなー!げんき?」と観客に呼びかけました。

Iさん
みんな大きな声で「げんきー!」と応えてくれて、とても盛り上がり
ました。

活動を通して、気づきや得たものはありましたか?

KRさん
話し合いなどを通して、後輩ともうまくコミュニケーションを取れるようになりたいという思いがありました。今では部活動よりも生徒会のほうが後輩と接する機会が多く、楽しい時間を過ごせています。2024年の後期は会長に立候補しようと考えています。より責任ある立場に身を置くことで、皆が満足できるような行事を実現できるように、主体的に取り組んでいきたいです。

降幡先生
期待しています。KK さんも、後輩と仲がいいですよね。

KKさん
僕は知らない人にも自分から話しかけるタイプ。積極的に声をかけるように心がけて、後輩たちといろいろな話をしています。気づけば、廊下などで声をかけてもらえるほど顔が広くなりました。得意な部分をさらに伸ばせたかなと思います。生徒会活動を通して実感したのは、自分が思っている以上に文章を書くのが苦手だということ。入学式での「歓迎のことば」は、納得のできるものに仕上げるため苦労しました。

Iさん
僕は人前に立つと緊張するのですが、少しずつ慣れてきて、生徒会活動を通して鍛えられたなと思います。選挙演説も実は足が震えるほどなのですが、それでも活動を続けているのは、皆と話し合い、一つのことに取り組むことが楽しくて達成感があるから。2024年後期の選挙でも、副会長に立候補する予定です。

降幡先生
今朝の全校朝礼でも堂々と話せていましたよ。生徒会執行部の活動、特に行事の企画・運営には、社会で活きる力につながる、さまざまな要素が凝縮されています。それぞれの個性を存分に発揮することで、成長につなげてほしいと思います。