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進学通信

2023年9月

この記事は1年以上前の記事です。

卒業生に聞く!母校への思い
本気で向き合ってくれた先生の 存在が人生の指針に

●お話を聞かせてくれた卒業生 箕輪 直輝さん

上宮に在校中は6年間、勉強と部活動に熱心に励む。大学卒業後、英語科教員として母校に赴任。現在は中学のバスケットボール部顧問も務める。
「勉強や部活動以外にも、中1の合唱コンクール、高2の修学旅行でドイツへ行ったことなど、ここには楽しい思い出がたくさんあります」

公開日2023/11/6
本気で生徒と向き合う熱い先生の存在

箕輪先生が、上宮中学校(当時の名称)に進学を決めた理由を教えてください。

 上宮への進学を決めたのは小5の終わりの頃でした。当時のクラスメートは元気な子が多くて勉強に集中しにくい環境で、中学では落ち着いて勉強をしたいと考えていたんです。両親とそのような話をしていたら、ちょうど学習塾の先生が上宮中学校をすすめてくださいました。まだ小学生でしたから「塾の先生がいいと言うなら…」という理由でしたが、中学受験をすることが決まってからは勉強に本腰を入れ始めました。

上宮で過ごした6年間を振り返って、印象に残っていることは何でしょうか。

 バスケットボール部で出会った恩師のことが最も印象に残っています。私は小学生時代から背が高く、何度かミニバスのチームに誘われていたのですが、当時はスポーツが苦手で、家でゲームをしている方が楽しいと感じるタイプだったので断っていました。中学受験が終わり、上宮に入学して、新生活が始まることにワクワクしていたので、何か新しいことを始めたいと思っていたらクラスメートがバスケットボール部に入ると言うので、一緒にやろうということになりました。ところが、それまでスポーツの経験がなかった私にとって基礎練習は辛く、最初はほとんど休んでいたんです。そしてある日、顧問の先生に呼ばれて「バスケットボール部はどうするんや」と聞かれ、私は即座に「辞めます」と答えました。すると先生は「お前はまだ何もしていない。バスケの面白さを知らないじゃないか」と引き留めてくださいました。そもそも退部になると思っていたので、先生の熱意のこもった言葉に驚き「じゃあ面白さがわかるまでやってみよう」と一念発起。その日を境に練習に励み、中2になるとスタメンとして試合に出してもらえるようになりました。中3になるとキャプテンを任され、部員をまとめる立場になり、後輩も慕ってくれました。運動が苦手な私が、気がつくと部活動が楽しくて仕方ない毎日を送るようになっていたのです。今思うと、当時入学し
たばかりの私に、何かに夢中になってほしい、打ち込んでほしいという、先生の心からの思いがあったのでしょう。忘られない思い出です。

 そのまま高校でもバスケットボール部を続けて仲間と一緒に汗を流しました。高校の顧問の先生は、「すぐに諦めるな」「バスケットボール部の部員であることに誇りを持て」と私たちを叱咤激励してくださる先生でした。中学・高校とバスケ部の顧問の先生のおかげで充実した学校生活を送り、成長することができました。そして教員となって母校へ帰り、現在は念願叶って中学バスケットボール部の顧問を務めています。部員を指導するときは、気づけば中高時代に自分が顧問の先生に言われていたことと同じことを、部員に伝えていますね。

英語の教員を目指したきっかけを教えてください。

 中学時代の英語の先生の指導のおかげで英語が大好きになったからです。中学時代は、毎日、英語のテストがあり、放課後は毎日、テスト勉強をするのが当たり前でした。宿題も多く、最初は「しんどい!!」と思ったほどです。ところがその甲斐あって英語の基礎学力が身につき、高校に進学しても英語で苦労することはありませんでした。

教員という仕事を意識し始めたのは高1で、キャリアについて考える取り組みをしたときですが、実際に決めたのは高3の志望校を決める段階です。上宮でお世話になった先生方が、最も身近にいて尊敬できる大人でしたし、苦手だったスポーツが部活動を通じて好きになり、英語という得意教科ができたのもすべて上宮で出会えた先生方の存在があったからこそです。上宮の先生のように、生徒のことを本気で考える教員になって、母校に恩返しをしたいと思いました。

変わらない上宮学園の魅力

箕輪先生の在校時代は男子校でしたね。共学になり、かなり雰囲気は変わったのではないでしょうか。

 男子校時代の校舎は古くて、男子校ならではのバンカラな校風がありました。共学化に続いて新しい校舎もでき、明るくて楽しい雰囲気になっており、「これがあの上宮なのか?」と戸惑ったことを覚えています(笑)。

 それでも変わらないのは、教員の生徒を思う熱い気持ちだと思います。どの教員も厳しく指導するべきときは厳しく、ほめるときは心からほめることを大切にして、一人ひとりに親身に接するところは、変わらない上宮の魅力です。

「使える英語力」を養う英語教育

貴校では、英語教育に力を入れていますね。

 中学には、難関国公立大学進学を目指す『特進コース」と、指定校推薦での進学や国公立大学、難関私立大学進学を目指す『G コース』があります。どちらのコースも、英語の授業は、英語を使いこなす力を養うことを目的として、日本人教員による「英語A」が週4、ネイティブ教員による「英語B」が週2、日本人教員とネイティブ教員によるチームティーチング「英語TT」が週1で、1週間で合計7コマと、標準時数を上回った授業時間を設けています。

授業のなかで、箕輪先生が心がけておられることを教えてください。

 学生は、ゲームの要素を取り入れると興味を持って楽しく勉強ができるのではないかと考え、グループやペアになって、英単語をたくさん暗記できた人が優勝る英単語暗記合戦を行うなど、「英語を楽しんでほしい!」という気持ちで工夫をしています。英単語カルタを皆で作って、カルタ大会をしたこともあります。そしてどのようなときでも、できたときに本気でほめることを心がけています。「すごいね!できたね!」とほめると、生徒たちは満面の笑顔で「次はもっとすごい結果を出します!」と言って頑張ってくれるのが頼もしいです。

教員になってよかった思うのはどのようなときでしょうか。

 勉強でも部活動でも、生徒ができなかったことができるようになるのを見たときに、喜びを感じます。教員は、生徒が成長する瞬間に立ち会える素晴らしい仕事です。上宮で出会った先生のおかげで、今の私があると思うと感謝の気持ちが湧いてきます。その恩返しを生徒たちにしようという気持ちで、「今日も頑張ろう」と毎日を過ごしています。