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進学通信

2023年9月

この記事は1年以上前の記事です。

School Update
「一生を描ききる女性力」で 世界へ、未来へはばたく!

2024年4月からは、『SOARグローバルサイエンスコース』『SOAR探究コース』へとコースが改編され、新たな学びのフィールドが誕生します。

「共学校には負けない、女子校にしかできない、女子に特化した教育を実践していきます」(世良田重人校長)

公開日2023/11/13
2024年度より新コース始動!

 2023年に学院創立84周年を迎えた武庫川女子大学附属。創立以来、アメリカ・オーストラリア・フィンランドなど6ヵ国との交換留学制度をはじめ、先進的な取り組みを実施。さらに2006年から3期にわたり、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受け、「世界を目指せるムコジョ」「リケジョを育成するムコジョ」として、その存在感を発揮しています。

 2024年4月からは、『SOARグローバルサイエンスコース』『SOAR探究コース』へとコースが改編され、新たな学びのフィールドが誕生します。

 『SOARグローバルサイエンスコース』は、SSHの活動を継承し、理系の専門的な知識を深めて探究的な活動に取り組みます。さらに英語力向上と異文化理解を深めて国際感覚を身につけ、グローバルリーダーとして活躍できる女性を育成します。 

 『SOAR探究コース』では、基礎学力を培いながら同校地元である西宮市の各機関や武庫川女子大学との連携による探究活動に取り組むことで、自分を見つめ、社会に貢献する力を養います。

  両コースに共通しているのは、文理の枠にとらわれない学びで、自ら考え、学び、答えを発見する探究型学力を身につけるという点です。

SOAR探究コース

「本物に触れる」がコンセプト。地域や世界に関心を持ち、社会に貢献する力をつける学びに取り組みます。高校になると武庫川女子大学経営学部、教育学部との連携授業で学問的探究力を養います。また、いちご栽培や田植えを体験し、農家や自然への感謝を感じる機会も設けます。

SOARグローバルサイエンスコース

『アメリカ分校研修』(中3対象/約2週間)が、ワシントン州にあるMukogawa U.S. Campusで行われます。寮生活による短期留学で、語学力と異文化理解力の向上を目指します。ピクニックやショッピング体験をはじめ、近隣の中学生や小学生との交流イベントなども実施し、生きた英語に触れる機会を増やす予定です。

さまざまな教育活動を通して「一生を描ききる女性力を。」

 〝SOAR〟とは、武庫川女子大学独自の未来教育プログラムで、中高のコースにその名前を冠することで、より密接な中高大一貫教育を意識しています。また、「飛翔する、舞い上がる、高まる、高揚する」という意味を持ち、「自らの学びをデザインして、生徒一人ひとりが自分らしく羽ばたいていく力を養う」という思いが込められています。

 「先が見通せない現代では、理系・文系の垣根を越えた学びが必要だと痛感しています。また、女性の人生には、出産をはじめ、さまざまな転期が訪れ、これまで歩いてきた道をお休みすることもあるでしょう。絵画に例えると、絵を描いている途中で一旦、筆を置くイメージです。そして再び、筆で描き出す。自分にしか描けない絵を描くように、一生を自分らしく生きるのです。本学院ではこの力を『一生を描ききる女性力』と表現しています。本校で、あなただけの未来を描き、羽ばたいていきましょう」( 世良田重人校長)

毎年、春に開催される文化祭『武庫川フェスティバル』は、クラブごとの発表・展示や模擬店などでにぎわいます。「皆で成功させよう!」と中高生が力を合わせて来校者をもてなし、「すべての人の良い思い出になるように、互いに思いやる心を大切に」という思いを込めて、2023年度は「心」がテーマ。

『体育大会』は、早期から実行委員を中心に皆で準備に取り組みます。玉入れやクラス対抗リレーなど、白熱する競技がいっぱい。「元気なムコジョ」が発揮される一日です。

仲間と一緒に夢を追いかける『クラブ活動』は、好きなことに徹底的に取り組み、一人ひとりが輝く場。
全国レベルを誇るクラブも多数で、なかでもカヌー部は世界大会に進出するほどの実力。

中学生全員が、書道・華道・茶道を学びます。「多文化共生な時代だからこそ、日本人としてのアイデンティティをしっかり確立させてほしいと考えています」(世良田校長)

ALTによる授業はもちろん、ICTを活用してオンライン英会話を実施するなど、外国人講師とマンツーマンで会話をする機会を設けて「使える英語力」を養います。また、世界6カ国9校と交換留学提携を結んでおり、学校にいながらも国際感覚が磨かれていきます。