人工芝グラウンド
「すべての人に与えられている個性を生かす教育の場を願う」という建学の精神に基づき、「人間平等」「個性尊重」「心を育む」を教育理念に掲げる金光大阪。「文武両道」の実践により目指すのは、「確かな学力」「生きる力」「国際的視野」を兼ね備えた次代を担う人材の育成です。最寄り駅から望めるその利便性と充実の施設を備えたキャンパスには、その実現への強い思いが込められています。
生徒や卒業生の多くが同校の魅力として挙げる「先輩・後輩の仲の良さ」は、中学で数多く実施される3学年合同行事によるもの。キャンパスのそばにある水田で米作りに取り組む『水田学習』では、先輩・後輩の交流を深めながら、自然の恵みに感謝する気持ちを育むとともに、食生活が多くの人々の支えによって成り立っていることを体感する、貴重な機会となっている。
水田学習は田んぼの整備からスタートし、3学年全員で田植えを行う。気温や湿度、照度を計測して生育への影響について学んだり、水田にいる生物を観察しながら稲の成長を見守り、秋の稲刈り・乾燥・脱穀を経て、餅つきやしめ縄作りを体験。活動を通して互いに認め合い、助け合う姿勢が自然と養われる。
和のしつらえを施した書道教室に足を踏み入れると、思わず背筋が伸びる。電子黒板や書画カメラといった最新機器を完備し、凛とした空気と機能性を両立させている。
書道で数々の実績を持つ同校は、「金光大阪の書道部で腕を磨きたい」という思いで入学する生徒も少なくない。2022年度は『全国硬筆作品展覧会』団体の部にて通算9回目となる全国優勝に輝き、個人の部においても特別賞を受賞。
さまざまな実験で使用される生化学教室には電子黒板やプロジェクタが設置されており、タブレットを使った授業にも対応。授業のほか、科学部の活動にも使われる。
学校生活の中心となる教室や職員室がある普通棟は、温かみのある木目調のデザインで統一され、落ち着いた気持ちで授業を受けることができる。休み時間などには心からリラックスできる空間となり、自然と生まれる“メリハリ”が、文武両道の実践と大学受験を乗り切る力へとつながる。全教室に、電子黒板・プロジェクタのほか、Wi-Fiのアクセスポイントを設置。一人1台所持しているクラウド端末『Chromebook』を駆使して授業を展開したり、AI型教材で個別最適化学習を行ったりと、質の高い学びを実践している。
放課後の教室では、特に定期考査前になると、有志の生徒が一緒に勉強に取り組む姿が見られるが、「一人で集中したい」という生徒は自習室へ。仕切られたブースがあり、長期休暇中も開放しているため、「受験に向けて自習室に通った」と語る卒業生も多数。
最寄りの阪急京都線「上牧」駅から望めるキャンパスは、わずか徒歩4分の距離。忙しい朝、自習室での勉強や部活動で遅くなる日はもちろん、年々厳しさを増す夏も、「近いから助かる!」という声が多い。
2022年に春の選抜高校野球大会への出場を果たした硬式野球部、2023年にインターハイ出場を果たしたサッカー部など、各クラブがめざましい活躍を見せる。そのクラブ活動を支える施設・設備が充実しており、グリーンがまぶしい人工芝グラウンドは、まさにその象徴。甲子園球場の約1.5倍の広さを誇り、格別の開放感に包まれて授業やクラブ活動に取り組める。