安田文彦校長(後列左)、生徒会顧問・谷健太郎先生(後列右)と生徒会執行部のみなさん
顧問の谷先生の言葉で、生徒会で頑張ろうという覚悟が決まりました!
行事が大好き!生徒会では新たなことにいろいろ挑戦できるので充実しています。
学校生活に関する動画作成や『高校3年生を送る会』など、年間を通じて幅広い活動を行っています。
バッジが生徒会執行部の目印! オープンキャンパスで見かけたら、気軽に声をかけてくださいね!
校長先生や生徒会顧問の谷先生のサポートを得て、皆が楽しめる文化祭を実現できました!
クラスやクラブとのやりとりは“敬語”が伝統。礼儀・マナーも身につきます。
生徒会執行部には総勢20名超が所属しているとうかがいました。
F さん
会長・副会長・議長の3役は選挙で選ばれます。他のメンバーは選挙がない代わりに、執行部メンバーとの面接があります。
Yさん
面接前に行う顧問の谷先生からの全体説明では少し厳しい言葉もありますが、それは覚悟を固める場だから。やる気さえあれば大丈夫です。
谷先生(生徒会顧問)
説明も面接も、落とすためのものではなく、「最後までやりきる覚悟を持ってほしい」という思いを伝えています。
みなさんが生徒会執行部に入った理由は?
F さん
中学でクラス委員を務めて、人前に立って話すことが好きだなと感じたことがきっかけです。生徒会執行部は、行事を運営する立場として、貴重な経験が得られる場。今までとは違う目線に立って、皆がより「楽しい」と思えるような行事・企画を考えたいと思い、1年時に入りました。
Y さん
『新入生歓迎会』のとき、「このバッジをつけている人は生徒会のメンバーだから、気軽に話しかけてね」という話があって、「かっこいい!私もバッジをつけたい!」と思ったんです。谷先生の説明はもちろん聞いたのですが、「面白そう!」という気持ちのほうが勝り、1年時から所属しています。
T さん
私も『新入生歓迎会』で知りました。説明会へ行ったら、やはり谷先生がちょっと厳しいことをおっしゃっていて…。
全員
(笑)。
T さん
ただ、姉が京都橘の生徒会活動を楽しそうにしているのを見ていたので、入ることに決めました。
Nくん
高校時代を有意義に過ごしたいと思い立ち、行事が好きなので、生徒会に入りました。書記局ですが、まだ議事録が取れるか取れないかというレベルです。
Y さん
大丈夫!取れてる!
Nくん
入るタイミングが皆より遅く不安もありましたが、のときも先輩方が大丈夫と言ってくれて、今に至ります。
Mくん
僕は二つ理由があります。仲の良かったF さんたちに誘われたからなのと、もう一つは、自分を変えたいと思ったから。1年のときは勉強をしていないと不安で、模試の結果に一喜一憂していたんです。生徒会でさまざまなことを経験し、周囲から刺激を受けることで、他者との比較で揺らぐことのない自信を得たいと考えました。今では広い視野を持てるようになりましたし、勉強も必要に応じて、自分のペースでできるようになりました。
生徒会執行部ではどのような活動をされているのでしょうか。
Fさん
『新入生歓迎会』では、企画・司会・進行を務めます。また、『意見箱』で生徒からの意見を集めることも、仕事の一つ。これまで全校でその内容の共有はしていなかったのですが、私たちの公約「親しみの持てる存在になる」を果たすため、2022年度からは生徒会からの返答付きで、誰もが見られる場所に掲示することにしました。
安田校長
6月の体育祭も生徒会は“力のある集団”として存在感を放っていましたね。その姿を見て、顧問の谷先生は本当にうれしそうにしていました。
Fさん
生徒会は縁の下の力持ちですが、体育祭あたりから知名度がアップしたかなと感じています(笑)。
文化部1年生の『プレミアパフォーマンス』(6月)は、舞台発表のほか、コミュニテイモールでの展示も行われた。「音響を当日急きょ一人で担当することになりあせりましたが、なんとか無事に終えられました」(Tさん) 「各クラブと打ち合わせし、その内容を音響や照明に伝える役割を担いました。連携が難しく、とにかく必死でした」(Nくん)
Tさん
文化系クラブに入部した高1のお披露目の発表会『プレミアパフォーマンス』は、執行部の高1が中心となって企画・進行を行います。
谷先生
毎年、新しい企画を考えてくれます。昨年度は全校から不要な装飾品の寄付を募り、クリスマスイルミネーションを実施しました。今年は、なんと神社を作るらしいです!
Nくん
はい。年始に期間限定で『橘神社』を設置します。
Fさん
300 組以上の卒業生が参加された『ホームカミングデー』でのお手伝いも印象に残っています。緊張であいさつのセリフが飛んでしまったんですが、先輩方は温かく見守ってくださって…。
Mさん
その後、生徒会活動をされていた先輩が生徒会室に来られたので、「どうぞ!」と入っていただきました。
谷先生
“橘愛”に包まれていたね。いい空気感でした。
3年ぶりの開催となる2022年度『体育祭』は、丸善インテックアリーナ大阪で実施。生徒会メンバーが円陣を組む姿が、全校生徒の注目を浴びていたそう。
生徒会執行部1年生企画“学校神社化計画”として、コミュニティモールに1月10日から3日間限定で設置された『橘神社』。本殿や鳥居からおみくじ・絵馬まで、すべて手作りの力作。おみくじは初日、開始から30分で売り切れたそう。
最も大きな行事とも言える『橘祭』はどうでしたか?
Fさん
2022 年度のテーマは、一人ひとりやクラス、学年の「個性=カラー」に彩られた文化祭にしたいという思いを込めて、「カラフル」にしました。
Tさん
中学の『合唱コンクール』と高2の『演劇コンクール』が復活しました。
K さん
コロナ禍における最善の形を模索。新たな試みの一つとして、京都橘大学に出店されているキッチンカーを招待しました。皆の表情から、喜んでくれているのが伝わってきました。
Fさん
谷先生の「地域とのつながりを作りたい」という思いも反映して、近隣の商店街の店舗にお願いし、出店していただきました。商品の魅力や価格に関するアンケートを行い、チラシや動画も作成しました。
Yさん
私はインスタ映えスポット担当として、高さ2メートルほどの大きなサイズのスポット制作にチャレンジ。大人数で撮影できるのでたくさんの人が利用してくれて、うれしかったです。
Nくん
「カラフル」にちなんで、大きな虹に全校生徒の夢を書いた紙を貼る企画は、特に最後の1週間は、大変でした。
Mくん
朝は7時から、夜は8時まで作業する日々が続いたよね。でも、当日は想像以上にテンションが上がりました。
安田校長
コロナ禍を一つの機会として、踏襲するのではなく、新しくさまざまな工夫をしてくれました。自分たちで創り上げようという雰囲気は、橘の文化。あらためてそう感じています。
安田校長の「感染症対策を徹底しながら新たな試みも取り入れよう!」という方針のもと、生徒と教員が一体となって企画の検討や準備に取り組んで大成功を収めた2022 年度の『橘祭』。「史上最高を目指しました」(F さん)「新たなことに挑戦できました」(N くん)という言葉からは、生徒会執行部の熱意が伝わってくる。
現在は生徒の要望を学校に伝える『要求交渉』の準備中だそうですね。
2021年度から玄関に設置されている『意見箱』。ここに寄せられた声を集約し、年度末には生徒会から「より良い学校生活を送るための要望」を学校側に伝える『要求交渉』が行われる。2022年度は生徒投票を経て、2023年度より高校の制服にサマーベストの導入が認められた。
Kさん
タブレットの使用に関する要望などを出す予定です。他校の状況のリサーチやメリット・デメリット、要望する生徒の割合といったデータもそろえなければならないので、大変です。
谷先生
生徒たちには「京都橘が好き」という思いを持って卒業してほしい。そのために何ができるのかを考え、行動するのが本校の生徒会の役割。期待しています。
安田校長
今日は皆がしっかりと話す姿にも驚きましたが、生徒会執行部メンバーとしての覚悟や思いを聞けたことが、一番の収穫でした。裏方とはいえ、そうした活動を楽しめる集団であってほしいと思います。
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