進学通信

2023年3月

学校生活ハイライト
東山中学校の『体育祭』
先生・生徒、保護者も白熱!「皆が楽しめる体育祭にしよう!」

団長による選手宣誓。「感謝」「楽しむこと」をキーワードに、それぞれが個性あふれる宣誓を披露した。

公開日2023/4/20
★☆★☆★体育祭への意気込みを聞かせてください!★☆★☆★

●体育祭実行委員長・中根雅貴先生
「新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた競技選定、午前中のみの開催、という制約はありましたが、3年ぶりに保護者の観覧が実現しました。運動が苦手な生徒も、内気な生徒も、誰もが『楽しかった』と思えるプログラムが特徴です」

●中3・Nくん/生徒会長(写真左)
「おすすめは僕も出場する団対抗リレー。悔いが残らないよう、全力で挑み、楽しみたいです」
●中3・Fくん/体育委員長(写真右)
「大好きな“運動”という側面から皆に貢献したいと思い、体育委員長に立候補しました。注目は、先生のドラフト指名制度を取り入れた綱引きです!」

競技の幕開けは、全学年による『100m走』。生徒たちによる実況は、「いい勝負です」「黄色が速すぎ!」「追い上げてます!!」と、どんどんテンションが上がっていく。

競技の幕開けは、全学年による『100m走』。生徒たちによる実況は、「いい勝負です」「黄色が速すぎ!」「追い上げてます!!」と、どんどんテンションが上がっていく。

秋晴れとなった2022年10月26日、醍醐総合グラウンドにて、第58回・東山中学校の『体育祭』が開催されました。
「みんな、心と体の準備はできていますか?一人ひとりが伝統を受け継ぐことで真の東山の生徒になる、そんな体育祭であってほしい!」と語る塩貝省吾校長の言葉に、全学年533人から「はい!」という力強い返事が響き渡り、体育祭の幕が開けました。

体育祭の大きな特徴は、全力で臨むことはもちろん、”全員が楽しかったと思えること”に重点を置いて創り上げ、運営されている点にあります。
たとえば中3の『綱引き』では、赤・青・黄・緑・橙の各団に加勢する教員2名の決定に、ドラフト制度を導入。塩貝校長への指名が重なりジャンケンが行われるなど、準備段階から盛り上がりを見せたそうです。
プログラムのラストには、全員参加の『○×レクリエーション』があります。これは、クイズの答えが〇か×に分かれ、間違えると失格となり、最終的に残った20人が勝者となるもの。「人類によって発見された最大桁数の素数は2500万桁を越えるか?」「○○先生は、校歌を間違うことなく歌えるか?」などの問題を、知識と勘を頼りに考え、誰もが自然体で楽しむ姿が見られました。

いかに息を合わせて跳べるか、いかにテンポよく回せるか。チームワークが勝敗の分かれ目となる『大縄跳び』(中1)。引っ掛かってはやり直し、スコアを競う!

5人一組で大玉をつなぐ『大玉運び』(中2)。手で持ち上げる“上運び”と、背中でボールを挟む“背中運び”が特徴。チームメートの動きが見えないゆえに難易度の高い“背中運び”は、「ボールを落とすことなく、いかにスピードを保てるか」に集中!

腰のビブスを奪い合う『尻尾ロワイヤル』(中1)は、1チーム10名×5団で繰り広げる、大スケールの鬼ごっこ。「危ない!」など声を上げながら全力でグラウンドを駆け回り尻尾を死守!

担任が第一走者を務める『クラス対抗リレー』(中3)は、4000mをクラス全員で分担する。抜きつ抜かれつのデッドヒートが繰り広げられ、手に汗握る展開に…!

『綱引き』(中3)には、ドラフト指名1位の塩貝省吾校長も参加。腰を落として引っ張るようにチームの生徒たちに声をかけ、先頭で力強く皆をリード。勝利した瞬間、生徒とハイタッチ!他競技でも、先生方が思い切り楽しむ姿が見られた。

『綱引き』(中3)には、ドラフト指名1位の塩貝省吾校長も参加。腰を落として引っ張るようにチームの生徒たちに声をかけ、先頭で力強く皆をリード。勝利した瞬間、生徒とハイタッチ!他競技でも、先生方が思い切り楽しむ姿が見られた。

「一致団結する生徒と同じ目線で、教員も一緒に頑張る。誰もが個性を発揮できる。そんな体育祭を目指して準備を進めてきました」(体育祭実行委員長・中根雅貴先生)
その思いに応えるように、生徒たちは次のように話します。
「盛り上がりすぎて怪我することのないよう周囲に目を配り、安全な体育祭を目指します」(中3・Nくん/生徒会長)
「全力で臨み、優勝した団を称える、スポーツマンシップを大切にしたいです」(中3・Fくん/体育委員長)
何より印象深かったのは、団長による選手宣誓で聞かれた「勝敗よりも大切なことがある。それは〝皆が楽しむこと〟です!」という言葉。
「人とつながり、喜びを分かち合う姿勢=人生を生き抜く力」が着実に育まれ、この力が伝統となり受け継がれていくことを肌で感じることができた一日となりました。

センターライン上に置かれた綱に沿って、1チーム20名ずつが横一列に向かい合って並び、一斉に引っ張り合う『陣取り綱引き』(中2)は、自陣の旗を抜けば勝ち。どのポイントに人員を割くかの判断が勝敗を分ける。

各団代表が走る『団対抗リレー』は、最大の盛り上がりを見せるプログラム。歓声がグラウンドに響き渡り、エキサイティングなひとときに。全体が見渡せるグラウンド中央に陣取り、ジェスチャーも交えて実況する生徒の姿も印象的。

ユニークだったのが、全生徒が教員からのクイズに○×で答える『○×レクリエーション』。中根先生による「今から倒立歩行します。5歩以上歩けるか、歩けないか?」というお題では、最後に2歩バックしたことが物議を醸し、再チャレンジ!

競技ごとに多くの生徒が称えられた表彰式。優勝した団が発表された瞬間は、大きな歓声に包まれた。

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