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進学通信

2023年3月

注目の学校
新設の『スーパーJコース』とともに
挑戦を楽しみ、高みを目指す集団へ

公開日2023/4/20
中1学年主任・中野裕文先生

中1学年主任・中野裕文先生

2022年度より、最難関国立大学・医学部医学科などを目標に掲げた進学意識の高い生徒が多く集まる『スーパーJコース』が始動し、『特進コース(Ⅰ類・Ⅱ類)』との2コース制となった常翔学園中学校。『スーパーJコース』独自の取り組みに加えて、両コース共通の新たな授業・取り組みも多彩に展開しています。
「中1の学年目標のキーワードは、仲間と良い関係性を築く【安心】、教員も一緒に新しいチャレンジを楽しむ【挑戦】、自分と仲間の 【成長実感】。この三つを大切にして学びを展開しています」(中1学年主任・中野裕文先生)

【安心】して仲間と学校生活を過ごせる雰囲気をつくる取り組みの一つとして、『道徳』の時間にクラスの一人ひとりが夢について語り、それを他のクラス全員が参観するという全体学習を実施しました。
「人権教育のスタートとして“目の前の人を大切にする”ことを学んでほしいと考えたからです。他者の思いに共感しながら話を聴くことは、人を大切にすることへの第一歩。参観していた生徒からは『○○さんのここがすごい』などのお互いを認め合う感想が数多く聞かれ、共感的な人間関係を築くことにつながっていると感じます」(中野先生)
ほかにも学年朝礼やビブリオバトルなど、人前で話す機会を多彩に設けており、話す力・聴く力が鍛えられています。

また【挑戦】の機会も、学校生活の随所に散りばめられています。中高6年間のキャリア教育カリキュラム『常翔キャリアアップチャレンジ』の中核をなすものとして新たにスタートさせたのが教科横断型学習プログラム『常翔STEAM』です。[数理研究][情報科学探究]など多彩なテーマに挑むもので、現在(中1後期~中2前期)は、地域探究・SDGs・グローバル探究の要素を盛り込んだ[英会話プログラム]に取り組んでいるところです。
そして数々の行事は、良好な人間関係を育みながら【挑戦】を楽しむ場。皆で協力して一つのものを創り上げる機会として、2022年度は文化祭にクラスごとのオリジナル演劇を取り入れました。さらに中2の7月には、3泊4日の『富士山登山』を実施予定。すでに現地ガイドの方と連携しながら準備を進めており、2023年春には体力づくりと練習を兼ねて、金剛山と伊吹山に登ります。

こうした行事をやり遂げることで、生徒たちは大きな【成長実感】を得られることでしょう。
日々の学習においては、【成長実感】も大切にしており、毎日行われる英・国・数の小テストと英語に特化した終礼テストでは、連続で満点が続いていることや満点の回数を掲示し、成果の可視化・共有を徹底しています。『スーパーJコース』では学習習慣の確立を生徒自らがテーマとし、小テストについてもグループ対抗戦を取り入れて楽しみながら活気のある雰囲気が出来上がっています。
 
また、2022年度から、放課後の自律的学習をサポートする『JOSHO +』がスタート。AI教材を活用した個別最適化学習と専門講師のフォローで、個々の力を着実に伸ばします。定期テストの目標を各科目80点以上に設定し、達成した生徒は学年だよりで努力と成果を称えられ、日々の積み重ねの大切さをあらためて感じ、成長を実感することができます。
『スーパーJコース』の誕生によりさらにパワーアップした常翔学園中学校。何事に対しても常に熱心に取り組む先生方に見守られ、活気あふれる学びの集団として前進し続ける生徒たちの今後の成長がとても楽しみです。

ブラッシュアップした学びで
進路実現の原動力となる「学力」「人間力」を育む
自分と向き合い、心身を鍛える『富士登山』

中2の7月に実施する新たな行事『富士山登山』は、準備から本番まで、登山ガイドの方と連携して進めています。中1の生徒・保護者に向けたガイダンスでは、登山ガイドの方から山登りの魅力や注意点が語られ、「皆で頑張ろう」という気持ちの高まりが感じられたそうです。練習として、中1の3月には金剛山、中2の5月には伊吹山を登山予定。
「登山は自分との闘い。自分と向き合い、仲間の存在も力にして山頂を目指し、人間的な成長につなげてほしいですね」(中1学年主任・中野裕文先生)


仲間と力を合わせて創り上げる『文化祭』

自分たちで脚本・音響・大道具などの分担を決め、創り上げたクラスごとのオリジナル演劇は、2022年度の文化祭で初の試み。やり遂げた生徒たちからは、「文化祭前よりもクラスメートと仲良くなれた」という声が聞かれたそうです。
「入学後初めて、仲間との衝突を経験した生徒たちですが、大変な思いをしながらも、徐々に一体感が生まれてまとまり、演劇を完成させることができて、それぞれに達成感を得ることができたのではないかと思います」(中1『スーパーJコース』担任・瀨口悠生先生)


キャリアアップ教育『常翔STEAM』

中学3年間をSTEAM Ⅰ~Ⅵまでの6タームで区切り、[数理研究][英会話プログラム][情報科学探究][未来社会探究][未来科学探究]のプログラムを実施。中1後期~中2前期のネイティブ教員による[英会話プログラム]では、英検2級合格を目標に、英語を使って世界の課題について考え、議論をします。
「2023年度の入学生からは、中3時に海外修学旅行の実施を検討中です。今後は、日本について調べたり、スピーチに挑戦したりと、現地での実践を意識した取り組みを充実させたいと考えています」(中野先生)


放課後学習『JOSHO+』

『JOSHO+』では、個々の課題やレベルに応じて、専門講師が用意した各種プリント問題に取り組むことも可能。専門講師による定期面談では、学習進捗のチェックのほか、学習面での困りごとに対するサポートも行っています。
「教員と専門講師は同じ職員室にいるので、『○○さんは最近どう?』といった情報交換も気軽にできる環境です。校内に塾があり、その塾と学校がつながっているというイメージですね。漢字検定が近ければ対策を行うなど、取り組む内容についても密な連携をとっています」(瀨口先生)