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進学通信

2022年9月

この記事は1年以上前の記事です。

私学の英語最前線
留学生と協働するプログラムで
英語学習への意欲と自信がアップ

2023年度の高校【文理コース】における『グローバルクラス』新設を見すえ
「英語教育」「国際理解教育」強化の一環として
中学で『ジュニア・エンパワーメント・プログラム』を実施しました。

関西大学千里山キャンパスという、アカデミックな環境で実施された今回のプログラム。
「授業で学んだ表現を自然と使えていたことに3年間の学びの成果を感じました。
ここで感じたことを大切にして、次のステップにつなげてほしいと思います」(長谷川先生)

公開日2022/10/31
「英語教育」
「国際理解教育」を強化

 グローバル社会での活躍や大学受験を見すえて関西大学北陽では、中高において「英語教育」「国際理解教育」のさらなる強化を進めています。その象徴とも言えるのが、2023年度からの、関西大学への進学に特化した【文理コース】での『グローバルクラス』(高2より選択可能)の新設です。このクラスでは、外国人講師によるレッスンに加え、SDGsを題材とした探究活動や大学と連携したゼミ活動に取り組むほか、高2では修学旅行として『ベトナム・シンガポール研修』、高3では『オーストラリア アデレード研修』を実施予定。英語4技能の習得を図るとともに、探究学習・国際理解教育を通して広い視野や問題解決能力を養います。また、関西大学進学後の長期留学(交換派遣留学)の実現、および各学部でのグローバルリーダーの育成をめざします。
 さらに中学でも新たな取り組みが始まっています。2021年度から中2・中3の英語の授業において、フィリピン・セブ島の語学スクール講師によるマンツーマンのレッスン『オンライン英会話』がスタート。加えて、中2・中3の希望者対象に、オーストラリアケアンズにて現地校での交流やホームステイを体験できる『海外研修』も予定していました。この海外研修がコロナ禍の影響で中止となったため、代替プログラムとして中3希望者を対象に実施したのが、3日間の国内英語研修『ジュニア・エンパワーメント・プログラム』です。外国人留学生とともにオールイングリッシュで交流する短期集中プログラムで、高校で導入される5日間の『エンパワーメント・プログラム』の中学生版となっています。
「英語学習への意欲・関心を高めること、世界のさまざまな国や地域の文化について理解を深めること、グループワークを通して協働する力を身につけることを目的としています」(国際教育部・長谷川 卓先生)

英語を話す楽しさや
共に活動する喜びが
学ぶ意欲や自信に

 今回の『ジュニア・エンパワーメント・プログラム』では、インドネシア・ガーナ・コートジボワール・サモア・マレーシアからの留学生がグループリーダーとして参加。グループワークを中心に、留学生の話を聞いたり、さまざまなテーマを設定してディスカッションしたりとコミュニケーションを重ねていきます。
 1日目は、効果的な質問の仕方やプレゼンテーション能力を身につけることを目的としたアクティビティが行われました。生徒からは「なかなか英語が出てこなかった」という声も聞かれましたが、そうしたもどかしさや悔しさは、コミュニケーションにおいて最も大切な「話したい」という思いがあるからこそ感じるもの。長谷川先生の「聞き取れない、話せない、通じないのはあたりまえ。今日は昨日よりも楽しい一日にしよう」という言葉も後押しとなり、2日目はコミュニケーションがより活性化。留学生の出身国の文化について話を聞いたり、互いの国の学校生活の違いについて話し合うなど、生き生きと会話を楽しむ姿が見られました。
 関西各府県の魅力を紹介するプロジェクト学習では、グループプレゼンテーションに向けて、各府県の自然や食べ物、観光スポットをリサーチしてポスターを制作し、プレゼンテーションの構成を練っていきます。留学生に「このアイデアはどう?」と聞き、アドバイスに「うんうん」「それいいね!」「なるほど」と相槌を打ちながら意見を反映していく生徒の姿からは、言葉の壁は感じられませんでした。
「1日目から想像以上に和気あいあいとした雰囲気でスタートしたこと、休み時間にも自ら留学生に話しかける積極性が見られたことに驚きました。英語での交流に喜びを感じている光景が見て取れましたし、自然と英語のフレーズが出てきた生徒もいたようです。そうした経験や『英語が通じた!』という実感が、自信や学ぶ意欲につながっていくのでしょう」(長谷川先生)
 さらなる高みや目標をめざして、次の一歩を踏み出すための自信を得た生徒たち。今後の成長が楽しみです。

留学生が全グループをまわり、出身国の遊びを皆で楽しんだり、タブレット端末などを活用して自国の文化を紹介したりした。「出身国の有名人は?」と積極的に質問したり、話題を掘り下げたり、リラックスしたようすで英語でのコミュニケーションを自由に楽しむ姿が見られた。

POINT英語でのプレゼンテーションに挑戦!

“Let’s Share!”のかけ声でスタートした2日目のグループプレゼンテーション。最初に「この県の魅力は?」を皆で考え、ポスターで表現。プレゼンでは各グループが寸劇を盛り込むなど創意工夫を凝らして関西各府県の魅力を発表した。


 最終日には、全員が個人プレゼンテーションに挑戦。「この3日間で学んだこと、一番印象に残ったこととその理由」を語った。中学では発表の機会が数多く設けられているため、発表そのものは慣れたようすの生徒たち。「オーストラリアに留学することが目標。これからもこうした交流の機会を持ち、コミュニケーション能力を磨きたいと思います」(Nさん)

Student's Voice 「参加した感想は?」
意思疎通を思う存分楽しめました。
[Nくん/写真左]

 兄の留学を機に、僕も英語を頑張りたいという思いが強くなり、参加を決めました。表情やジェスチャーも使って楽しく話せましたし、2日目には無意識に英語が出てくる場面もあり、手応えを感じました。休み時間には持参したトランプで留学生の前でマジックを披露するなど、積極的に楽しむようにしました。今後は留学をめざして、英語でのプレゼンテーション能力を磨いていきたいです。


伝えようとする姿勢の大切さを実感。
[Yさん/写真右]

 高校で留学したいと考えているので、外国人と触れ合う機会を持ちたくて参加しました。最初は文法を意識しすぎて、正しい表現がわからず戸惑っていましたが、2日目は「伝えたい」という気持ちを優先したことで話しやすくなりました。留学生の方も理解しようと耳を傾けてくれるようになり、ジョークを言って笑い合えるまでになりました。