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進学通信

2022年3月

この記事は1年以上前の記事です。

学校生活ハイライト
地球規模の課題に当事者意識を持ち
『SDGs』をさまざまな形で表現

『SDGs Konko Award 2021』

ペットボトルキャップアート
6千個以上ものペットボトルキャップを収集し、作り上げたアート作品。
一番大変だったのは“色塗り”だそうで、本番直前まで全員で仕上げ作業をする姿が見られた。
「今までは捨てていたものを集め、形にしていく過程を通して、
リサイクルやものを大切にする意識が高まったと思います」(湯室先生)

公開日2022/4/12
『SDGs Konko Award 2021』を主導した湯室良介先生。<br />
「広い視野でものごとを考えることは、中学生には難しいかもしれません。ただ今回、社会見学や映像を通して基本知識を身につけたうえで実態を学んだことで、世界が抱える課題を、自分の身近な問題として捉え始めることができたはずです」

『SDGs Konko Award 2021』を主導した湯室良介先生。
「広い視野でものごとを考えることは、中学生には難しいかもしれません。ただ今回、社会見学や映像を通して基本知識を身につけたうえで実態を学んだことで、世界が抱える課題を、自分の身近な問題として捉え始めることができたはずです」

「生徒の学力と個性を大きく伸ばす学校」という定評を証明するように、難関大学合格実績を着実に伸ばしている金光八尾。2021年度の学びのテーマは、『SDGs』。以前から社会見学などを通して、環境や健康・福祉・介護などの地球規模の課題に目を向ける機会を設けてきました。2021年度はオンラインでの社会見学を皮切りに、教科学習や総合学習の時間を活用し、SDGsを基本から学ぶ取り組みを展開しています。
 そして2021年9月、学んだ知識を活かし、表現・実践する場として『SDGs Konko Award 2021』が開催されました。コロナ禍により中止となった文化祭の代替行事として企画された初の試みで、社会で活きる「広い視野」と「協働する姿勢」を培うことを目的とし、中学3学年合同で行われました。
 希望制により編制したグループに分かれ、それぞれがSDGsの項目をテーマにした「プレゼンテーション」「廃材を使用したジオラマ作成」「ペットボトルキャップアート」、SDGsの目標の一つである〝質の高い教育をみんなに〟を意識した「iPadのアプリを使った音楽作成」「ストップモーション動画作成」に取り組みました。8月より生徒自ら企画から手がけ、作り上げた作品の数々が披露されました。
「iPadは毎日使っていますし、先輩のサポートもあって、スムーズに進められました」(中1・YKくん/ストップモーション動画班)
「分担してプレゼン資料や原稿を作成。一つの課題を協力しながら達成する難しさを実感しました」(中2・TYさん/プレゼンテーション班)
「SDGsの意義を知ったことで、リサイクルへの意識が高まりました」(中3・ITくん/ジオラマ作成班)
 など、生徒たちの言葉からは、SDGsへの意識をはじめ、協働性、ICTツールの活用スキルなどを高める貴重な機会となったことが伝わってきます。
「今後もSDGsへの理解を深め、意識を高める活動を継続的に実施し、将来、広い視野で社会に貢献するための土台を築くことができればと考えています」(社会科・湯室良介先生)

廃材でジオラマ作成
ジオラマ作成班は「八尾市といえば、こんなんあるよね」をテーマに、学校周辺の店舗や最寄り駅の看板・施設などを、廃材を使って表現。
さらに、制作風景や完成した作品を紹介する映像作品として発表。
「後輩が相談に来てくれたり、困っているなと感じたらこちらもようすを見に行ったりして、学年の壁を超えた和やかな雰囲気で取り組むことができました」(中3・ITくん)

ストップモーション動画
ストップモーション動画班では、4グループそれぞれが好きなテーマで撮影を行い、BGMを選んで、コマ送り動画の編集までを担当。
最後に4つの動画をつなぎ合わせて2500コマからなる映像作品に。
「僕のグループは、ゴミのポイ捨てをした生徒が夢の中で追いかけられ、夢から覚めると捨てたはずのゴミを手に持っていた、というオリジナルストーリーを作成。
310コマ撮影したものを、2分にまとめました」(中1・YKくん)

iPadでの音楽作成
音楽作成アプリ『ガレージバンド』を使って、アニメ主題歌の合奏に挑戦。タンバリン・ピアノ・フルートなどのパートに分かれて練習し、それぞれ録音して一つの楽曲を作り上げた。さらにパート紹介や練習風景などの動画も交えた映像作品として披露。「戸惑うことなく取り組む姿が見られ、iPad活用の幅が広がるきっかけにもなりました」(湯室先生)

プレゼンテーション
プレゼンテーション班は3つのグループに分かれ、SDGsの「水の大切さ」「貧困」などのテーマにフォーカス。
「プレゼンテーションの構成や使用するデータ、話す内容を皆で決めるのですが、SDGsに対する思いや考え方は人それぞれ。
意見が食い違うことも多く、想像以上に大変でした。プレゼンテーションソフトを使ったのは初めて。
手書きよりも簡単にまとめられて、便利だなと感じました」(中2・TYさん)

クリーンアップ大作戦
SDGsの学びの一環として、11月には中1生・中2生合同で校外学習『クリーンアップ大作戦』を実施。
「社会見学や総合学習の時間、『SDGs Konko Award 2021』で学んだことを、さらなる実践につなげたいとの思いから、新たに企画した取り組みです。ペットボトルキャップアートに関わった生徒は、捨てられたペットボトルを見て、今までとは違う思いを抱いたでしょう。こうした取り組みの積み重ねが、未来に活きると信じています」(湯室先生)

お話を聴かせてくれた生徒たち。
「家族と一緒に、カン・ビンの分別、食べ残しゼロを徹底しています」(中2・TYさん/左)
「SDGsについてきちんと学んでからは、ゴミの分別に気をつけるようになりました」(中1・YKくん/中)
「映像などでSDGsを具体的にイメージできるようになりました。特に海洋汚染が印象に残っています」(中3・ITくん/右)