中高6年間を満喫しよう!~学校生活~
社会科

栄光ゼミナール 社会科
白井 崇史先生
過去問演習がなかなか計画どおりに進みません。
計画を見直し予備の日程を組み入れましょう。
秋の学習は、塾のテキストを使った基礎知識の復習と、過去問演習を並行して行います。どちらか一方に偏ることのないよう、バランスを意識して進めましょう。
過去問を解き終えたら、翌日までに答え合わせをして復習します。間違えたところは、塾のテキストに戻って正解の根拠を理解することが大切です。小学校の教科書や資料集を確認し、掲載されている写真の説明文に目を通すことも有効です。復習した内容は「復習ノート」を作ってまとめておくと、直前期の見直しに役立ちます。ただし、地理の統計や時事問題は、状況が変化しますので、出題傾向の確認にとどめるとよいでしょう。
この時期、過去問演習がなかなか進まないというのは悩みの定番です。受験生は小学校が休みの日も塾の授業や模試、志望校の見学などがあって忙しく、過去問を4教科まとめて行う日はなかなかとれないかもしれません。そんな時は、1日に1教科ずつ取り組むようにするなど、計画を見直してみましょう。
東京や神奈川の学校が第1志望の受験生は、過去問演習を12月下旬ぐらいまでに終わらせる予定を組み、1月は調整のための予備日にするといいでしょう。埼玉・千葉の学校が本命の場合は12月中旬ぐらいまでに過去問演習を終わらせ、12月下旬~入試直前を予備日にします。このように予備日を作って計画に余裕をもたせると、予定どおりに進まなくても不安を感じずにすみます。
直前期に過去問演習に取り組む場合は、あまり点数にこだわらないようにしましょう。点数を出すとどうしても合格ラインが気になり、気持ちが揺れてしまいます。受験する学校はすでに決まっている段階ですから、基本的には過去問の点数によって受験校の変更はないはずです。点数よりも、過去問演習を通して社会科に関する理解を深め、知識の定着に注力しましょう。
「時事問題」にはどのように取り組めばいいですか?
親子の話題に取り入れるのも効果的です
11月~12月頃には、塾の授業でも時事問題を扱うようになります。塾で配付される教材で学習を進めましょう。もちろん、志望校の入試でどの程度時事問題が出されているかを見極めることも必要です。言葉だけを問うような出題であれば、教材をおさらいするだけでもいいでしょう。ですが、背景まで深く踏み込み、記述させるような問題が出る場合は、問題演習に取り組み、わからないことは塾のテキストに戻って関連部分まで確認するようにしましょう。
ご家庭で、食卓の話題に時事問題を取り上げるのもいいでしょう。ニュースだけでなく、情報番組で話題となるような季節や年中行事などの話もテーマにしてみてください。
親子で外を歩いている時に、店先に並んだ果物や野菜を見ながら話題にするのもいいでしょう。お子様は、大人が「知っていて当然」と思うような事柄を意外に知らないことがあります。例えば、農産物の旬や産地、価格などもその一つ。10年以上前の例ですが、ある学校の入試で、5キロの米の価格を選択肢から選ぶ問題が出されています。米の価格については、今年は大きなニュースになったので、ご家庭で話題にするといいかもしれません。
こうした“雑談”は、気分転換にもなると思います。また、テキストで学んだ内容が身の回りや世の中の状況と関連づけて理解できると、入試の得点に結びつくことも多いのです。親子の会話でいろいろな情報に触れることには、大きな意味があるのです。
社会科の入試問題で気をつけることは?
簡単に見える問題でも、慎重に問題文を読むことが大切
入試直前期に入っても、知識を定着させるために、基本知識のまとめ教材である「コンプリーション」を毎日解くことが大切です。新しい教材に手をつけることは避け、これまで学んできた内容を思い出し、引き出せるようにしましょう。知識事項は繰り返し練習し、正答率を上げることが大切です。
社会科の入試問題では、問題文の指示をよく読む必要があります。例えば選択問題では、「間違っているものを選びなさい」という場合もあれば、「正しいものを選びなさい」という場合もあります。問題文をサッと見て「簡単だ」と判断し、読み飛ばすと答えが指示とずれてしまうのです。問題文をていねいに読み、答えを導くようにしましょう。
グラフや表などの資料が提示され、読み取りを求める問題も増えています。資料の読み取りが苦手な受験生は、当たり前のことでも文字にして表現してみましょう。例えば統計の資料であれば、「増えた」「減った」というような見てすぐわかることをとにかく書き出していくのです。いきなり結論を考えるよりも近道になることがあります。
また、記述問題でも問題文の指示をよく読んで文章を書くことが大切です。理由が問われているのか、語句の意味が問われているのかなど、答えを書いた後で必ず問題文と照らし合わせてチェックしてください。もちろん、漢字や知識の誤りに注意することも大切です。過去問演習などで記述問題を解いたときには、塾の担当者に見てもらいましょう。
社会科は、入試直前まで得点アップが期待できます。入試当日も休み時間に「復習ノート」を見直すなど、最後まであきらめずに学習しましょう。一般的に入試は、国語・算数・理科・社会科の順番で行われることが多いと思います。入試会場では、終わった教科の振り返りではなく、次の教科に向けて準備をしたり、知識を確認したりするといいでしょう。
これだけは覚えて!
直前期のお守り得点源
ラストスパート期にやるべきこと
- 「コンプリーション」を最後まで繰り返し解く
- 「復習ノート」を見返す。
- 時事問題の学習をする。









