中高6年間を満喫しよう!~学校生活~
国語

栄光ゼミナール 国語科
羽田 昌史先生
過去問の点数がなかなか合格最低点に届きません。
過去問の解き直しを続けて力をつけていきましょう
受験生のなかには、過去問演習の点数がなかなかとれなくて悩んだり、合格最低点に届かず自信をなくしたりする人がいるかもしれません。ただ、私がこれまで見てきた受験生のなかには、過去問で最後まで満足な点数がとれなくても、志望校に合格した人はたくさんいます。合格最低点にこだわり過ぎず、受験者平均点と合格者平均点の間ぐらいの点数キープを目標にしてはいかがでしょう。
もちろん、合格最低点をめざして対策することは大切です。点数が取りやすい併願校の対策ばかりに時間をかけ、点数が取りにくい志望校の対策を後回しにしてしまう受験生も見られますが、そこは歯を食いしばって、志望順位の高い学校の対策に挑みましょう。
漢字や慣用句などの知識については、覚える以外に道はありません。教材を使って毎日コツコツと取り組みましょう。読解問題は、間違えた問題について正解とその根拠を確認し、なぜ間違えたのかを振り返る復習を徹底することが効果的です。塾の先生から添削指導を受けて、間違えた問題の解き直しを徹底的に行いましょう。時間はかかりますが、この方法で力は伸びていくはずです。
過去問演習をする際には、「復習ノート」を作るといいでしょう。間違えた問題の答案をコピーして、見開きノートの左ページに貼り、右ページに直した答えや、ポイントを書いていきます。このノートは自分だけの参考書となり、直前期の見直しにも活用できます。
過去問演習で合格者平均点を何度も上回るようなら、その学校の対策はかなり仕上がっていると考えられます。そのような場合は、併願校の過去問対策をしたり、ほかの教科の学習に時間を振り分けたりするといいでしょう。
模試の合格可能性が20%です。
国語の点数はまだ伸びますか?
安易に志望校は変更せず
併願作戦をしっかり立てて
模試の結果で志望校の合格可能性が20~30%という数字を見ると、「合格は難しいのかな」と思ってしまうかもしれませんが、模試の合否判定が必ずしも数字どおりの結果になるとは限りません。入試で大きく“逆転”するケースは枚挙にいとまがないのです。模試の合格可能性は、「6割ぐらいの信頼性」というのが私の感覚です。参考程度にとどめ、あまり左右されないようにしましょう。
模試の結果が思わしくないと、第1志望校の変更を検討するご家庭も出てくるかもしれません。ですが、これについては慎重にご判断いただきたいと思います。この時期の志望校の変更は、受験生にとって大きなストレスになってしまいます。基本的には、模試の合格可能性に関わらず第1志望校は変えずにチャレンジし、併願校をしっかり考えるようにしましょう。
最後の模試は12月に行われるので、2月が本命校の場合は、そこから1カ月以上の期間があります。実は、この1カ月で学力が伸びる受験生はとても多いのです。
私の教え子で最後の1カ月に国語の力が伸びた生徒は、それまでと同様、間違えた問題の解き直しをきちんと行っていました。記述力を高めようと模範解答の書写を行った生徒も伸びています。また、毎日塾の先生に質問をするなど、“塾を頼る生徒”も伸びている実感があります。ですから、先生に質問しやすい塾の自習室を利用して学習するのも良い方法です。
入試までの1カ月はどのように過ごせばいいでしょうか。
受験生と保護者と塾が三位一体となり、成功へ導きましょう
塾では年末年始に冬期講習が行われ、学習の総仕上げをします。冬期講習が終わったら、塾の通常授業を最後まで受けきるようにしましょう。1月のカリキュラムは「総合」として行われることが多く、知識分野はアラカルトで学習し、読解では解き方の総まとめを行います。
家庭では、漢字や知識の学習をしっかり継続し、これまで取り組んだ模試や過去問の見直しをしましょう。ここでは間違えた問題に特化した前述の「復習ノート」が役立ちます。
本命校の入試が2月という受験生も、ぜひ1月校の受験を検討してください。初めての受験や合格発表はいやが応でも緊張するので、本命校の前に受験を経験しておくことは大きな意味があります。1月校は、できるだけ合格の可能性が高い学校を受験するといいでしょう。志望順位の低い学校だとしても、実際の入試で得た合格は大きな喜びとなります。受験生のモチベーションも上がるはずです。
1月校の入試では、新しい形式や素材文などを使った問題が出題されることが多いので、もちろん学校にもよりますが、本命校入試の参考になる場合もあります。
直前期は、とくに受験生と保護者と塾が「三位一体」になって取り組むと、成功する確率が上がる印象があります。受験生は塾の先生に質問をして、わからないところをできるだけ解消しておきましょう。普段から大切な心がけですが、お尻に火がついた直前期は特に効果が高いはずです。
保護者は、基本的にはいつもどおりにお子様と接してください。塾では「入試まであと何日」と掲示するなどプレッシャーを感じる要素が多いので、家庭では心を休ませてあげてほしいのです。ただ、どうしても「いよいよ入試だ」という雰囲気は出てきます。お子様によってはメンタル面に浮き沈みが出てしまうかもしれません。そんな時は塾の先生と適宜相談し、受験生に声をかけるタイミングや内容を打ち合わせておくといいでしょう。保護者と塾が、役割分担をしながらお子様をサポートしていくことが大切なのです。
これだけは覚えて!
直前期のお守り得点源
ラストスパート期にやるべきこと
- 復習した過去問を見返しておく(「復習ノート」があれば活用する)。
- 漢字・知識の学習を続ける。
- 記述力を伸ばしたい場合は、過去問の記述問題の模範解答を書き写す。
- 塾の通常授業を最後まで受けて、学習の総まとめを行う。









