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2025年8月号

中学受験特集

夏期講習のその先は?9月・10月の学習法!

国語

国語の過去問は9月から着手
日常会話を大切に

栄光ゼミナール 国語科
羽田 昌史先生

秋は過去問演習に取り組む時期です。
夏期講習で基礎をしっかり固めて、国語の過去問には早めに取りかかりましょう。

国語 秋にやるべき3つのこと

① 早めに過去問演習に取り組む

② 漢字・知識の学習は毎日コツコツと

③ 塾の授業で総合学習を続ける

過去問演習はどのように進めればいいですか?
“解き直し”に時間をかけて
力を伸ばしていきましょう

 夏休みに基礎固めができた受験生は、9月に入ったら志望校の過去問演習をスタートさせましょう。国語の場合は、ほかの教科よりも少し早めに開始することをお勧めします。それは、国語の力を身につけるのには、他の教科よりも時間がかかるためです。また、早めに国語の過去問演習を仕上げておけば、入試直前期には、ラストスパートをかけたいほかの教科の学習に時間を使うことができます。

 第1志望校の過去問は、市販の過去問題集を1冊全部解くようにします。おそらく5年から10年分が掲載されていると思います。何周も繰り返すよりは、時間をかけて1周をじっくりと行ったほうがいいでしょう。併願校は何年分とは決めず、時間の許す限り行うようにしましょう。

 過去問演習は、1年度分の入試問題を実際の試験時間と同じ条件にして、時間を測って行います。解き終わったら、できれば塾の先生など第三者に採点、添削をしてもらいましょう。保護者が行う場合は、解説を見てヒントを与え、正答できるまで何度も解くように指導します。これを徹底的に繰り返すことで、力が伸びていきます。

 過去問を解く年度の順番はあまりこだわらなくてもかまいませんが、最後に直近の問題を解くと、力をつけた状態で志望校の最新の傾向に触れることができます。古いほうからさかのぼっていき、最新年度のものは最後に解くのがいいでしょう。

 2月に本命校の入試がある場合、国語の過去問演習は、目安として12月末までに終わらせるようにしましょう。1月の直前期は国語の学習時間の比重を軽くして、他教科の学習をしたほうが効果的だと考えられるからです。

読解問題が苦手です。
対策はありますか?
まずは漢字・知識の力をつけたうえで過去問対策をすることが重要です

 読解問題への対策としても、漢字・知識(とくに慣用句・ことわざ・四字熟語などことばに関する知識)の習得は大切です。漢字練習は入試まで続けるべき基本事項です。知識関連の学習も同様に行い、しっかりと覚えていくようにしましょう。漢字や知識の学習を“筋トレ”のように根気よくコツコツ取り組むと、読解力や記述力も伸びていきます。

 過去問演習は、添削指導を受けて徹底的に“解き直し”を続けましょう。過去問は、読解力を鍛えるのにとても良い教材です。読解問題に苦手意識のある生徒でも、志望校の過去問であれば前向きに問題を解き、解き直しを試みる傾向があります。

 一方、秋以降の塾の授業ではテキストを使った総合学習を行います。最後までしっかり授業を受けて、考え方や解き方など幅広い攻略法を習得していくことも大切です。

 9月からそうした努力を続けた生徒が、入試で国語ができなくて苦しむケースは少ないと私は実感しています。なかには国語があまり得意ではなかったのに、過去問演習に徹底的に取り組んだ結果、偏差値では届いていなかった学校に合格した生徒もいます。

 もちろん、物語文の「登場人物の気持ちが読み取れない」とか、説明文の「文章の内容が理解できない」など、生徒によってはどうしても理解しきれない文章というものも存在します。そのような場合は、100%の正答をめざさなくてもいいと考えます。

 国語の場合は、学校によって出題形式も内容も全く違います。例えば記述問題が苦手なお子様の場合、志望校の入試に記述問題が出ないのであれば、その対策は後回しにしてもいいでしょう。志望校に合格するためには、苦手なところにこだわりすぎず、できるところをより伸ばしていくことも一つの“戦略”なのです。

国語の点数アップのために
保護者ができることはあるでしょうか?
大人との会話で基礎教養を身につけさせて

 受験生によっては、読解問題の素材文のなかに解きにくいと感じる要素があるようです。例えば、「時代設定の古い文章がわかりにくい」とか「人生論のようなものが読み取れない」といったものです。

 苦手な文章の特徴がわかれば原因を特定でき、対策もしやすくなります。「時代設定が古いとわかりにくい」ケースは、その時代に関する知識の乏しさが原因だと思われます。ですから、“教養”として「この時代はこうだったんだよ」と周りの大人が教えることで、解きやすくなるのです。また、お子様にはピンとこない「人生論」でも、例を挙げてかみ砕いて説明すると理解しやすくなります。

 以前、素材文にスポーツの話が出てきた時に、そのスポーツのルールを知らず、答えられないケースがありました。野球やサッカーなどメジャーなスポーツでも、基本のルールを知らないお子様は結構います。こういった部分に気づくことは非常に大事です。

 中学受験生は机に向かっている時間が長く、生活や遊びのなかで身につくはずの知識が抜け落ちていることが意外に多いのです。それらを一つでも多く見つけて、保護者や周りの大人が会話を通じて補っていくといいでしょう。そのきっかけとして、過去問や塾の授業で触れる素材文を会話のきっかけとするのもおすすめです。一つひとつの知識が基礎教養となって、国語の問題を解くうえで役立っていきます。

この秋、保護者がやるべきこと

・併願校を含めて志望校を決め、過去問演習ができるよう準備する

・過去問演習に使うプリントの整理整頓、ファイリングを手伝う

・過去問演習の学習スケジュールを管理。計画どおりに学習が進んだ時は、褒める

・計画どおりに進まない時は、学習スケジュールに修正を加える

・模試の結果は成績だけに着目せず、答案に目を通して弱点を見つける

・漢字練習をチェックして、間違いがあれば指摘する

・読解問題など保護者には採点が難しいものは、塾の先生に質問するよう促す

・受験生との会話を大切にして、基礎教養を身につけさせる

秋を迎えた受験生
へのメッセージ

 読解問題では、文章に合わせた読み方やテーマごとのアプローチ法を夏までに習得したいので、夏期講習のテキストをきちんと終わらせることが大切です。また、漢字・知識については、夏休み用のドリル「コンプリーション」を完遂しましょう。夏休み中にこれらができた受験生は、9月に入ったら過去問演習をスタート。やり残した受験生は、まず夏の学習を終わらせることを最優先してください。特に漢字・知識のドリルは2学期も家庭学習でコツコツと取り組みましょう。

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