中高6年間を満喫しよう!~学校生活~

算数

栄光ゼミナール 算数科
奥田 章人先生

栄光ゼミナール 算数科
田中 駿祐先生
算数 秋にやるべき3つのこと
①夏休み中に見つけた「苦手分野」の復習に取り組もう
②秋以降の学習継続が大切! 意欲を維持できる環境で勉強しよう
③基礎固めができたら、いよいよ過去問に挑戦!
夏休みが終わり、秋にすべきことは?
夏休みに見極めた苦手分野の
復習に時間を割きましょう
まず前提として、夏休みの間にやるべきことをおさらいしておきます。夏休みは夏期講習と同時に、家庭学習も大切な時期です。栄光ゼミナールでは、これまでの学習範囲から重要な問題をピックアップした「コンプリーション」を活用し、ひと夏をかけて4教科の総復習を行います。夏期講習と並行する忙しい時期ですから、きちんとスケジュールどおりにコツコツ取り組むことが大切です。
とはいえ、なかなかうまく取り組めず、夏休み中に終わらないお子様もいると思います。それでも、そのまま放置しておくのは絶対にNGです。基礎が固まっていない状態で応用問題や過去問に挑戦しても歯が立ちません。9月過ぎまでかかる受験生もいるでしょうが、まずは「コンプリーション」を終わらせることを優先させましょう。
「コンプリーション」に取り組む理由は、インプットした学習内容を復習で定着させること、さらに、その過程で自分の苦手分野がどこなのかを見極めることにあります。「コンプリーションを1冊やりきることで合格にグッと近づくことができる」と言っても過言ではありません。わからなかった問題、間違えた問題には、印をつけたり、付箋を貼ったりしておきましょう。
こうして夏休み中に把握した苦手分野を繰り返し復習し、克服していく。これが「秋」にやるべきことです。
なお、苦手分野の学習は「一人で取り組まない」ことをおすすめします。特に苦手意識の出やすい図形などは、解き方や作図の方法がわからないと手も足も出ません。「苦手」→「できない」のループが続くと、その分野を「嫌い」になりかねず、「見たくもない」と学習意欲を失ってしまいます。おすすめは、塾の自習室など、先生や友達がすぐ近くにいる環境で勉強すること。
解答に時間がかかり、悩んでしまう場合は、一定の時間をかけた後に、先生にヒントやアドバイスをもらいましょう。一口に「苦手」と言っても、途中式は合っている、考え方そのものは間違っていないなど、「できているポイント」はあるものです。先生と一緒に取り組み、「ここまではできているね」「最後の計算が惜しかったね」など、途中経過をチェックしてもらいましょう。「苦手」が「嫌い」となる前に、「できるところ」に着目して、少しずつでも自信をつけていくことが大切です。「自分にもできる!」と手応えを得られると、苦手分野にも臆せずチャレンジできるようになります。
また自習室に友達の姿があれば、競争心が働いて「自分も頑張ろう」とモチベーションも維持しやすくなります。
こうして苦手分野が一目でわかるように印をつけた「コンプリーション」は、直前期の復習に使ったり、苦手な問題だけに絞って何度も取り組んだりなど、本番直前まで役立ちます。印をつけた問題で、その後できるようになったものは、付箋を外したり、印を×から〇に変えたりなど、成長を「見える化」しましょう。できなかった問題がスムーズに解けるようになったことは、お子様の達成感や自信につながり、本番直前の追い風になります。
夏の努力はすぐに成果が出るの?
秋は学習の「筋肉痛」の期間。
成果を焦らずお子様のモチベーションを下げないことが肝心
秋になると、「夏休みにあんなに頑張ったのに、なかなかテストの点数が上がらない」というお悩みをよく聞くようになります。秋は、例えるなら筋トレ後の「筋肉痛」の時期です。しっかりと筋肉をつけるためには、そこでひるまず、努力を続けることが大切です。そうした状態では、成果を焦らず、いかに「学習へのモチベーションを下げないか」がポイントになります。
注意したいのは、お子様への声かけです。「あんなにやったのに、どうしてできないの?」など、ネガティブな言動はタブーです。夏に頑張った受験生ほど、積み重ねてきた努力が実らないことに本人がいちばんショックを受けています。そこに保護者が追い打ちをかけてしまうと、モチベーションが著しく下がり、最悪の場合「もう受験をやめる!」と諦めてしまいかねません。特に、コツコツ勉強を続けてきた真面目なお子様ほど、注意が必要です。
夏までに積み重ねてきた努力がすぐ成果として表れるお子様もいれば、11月~12月や1月~入試直前期に結実するお子様もいます。努力の成果が出る時期はさまざまですが、どのお子様も最後には必ず花開きます。「秋はそういう時期」とおおらかに構え、お子様の頑張りをサポートしましょう。
過去問演習はいつから取り組めばいい?
基礎が身についた10月頃からスタートしましょう
学習の理想的なサイクルは、1学期に一巡した範囲を、「夏期講習」→「コンプリーション」→「秋」と3回復習を繰り返すことです。このように基礎を固めた後、過去問には10月あたりから取り組みます。
過去問に取り組む際の注意点は、最初は点数が取れなくて「当たり前」と思っておくことです。過去問演習は、志望校の出題傾向をつかみ、問題形式や時間配分などに慣れることが目的です。学習範囲を満遍なく網羅することが目的の模試と、学校ごとに出題の癖がある過去問は、作問の意図がまったく異なります。そのため、最初から思ったように点数が取れる受験生はほとんどいません。あまりに点数が取れないと最初はショックを受けるかもしれませんが、出題傾向をつかみ、慣れてくれば、これまでどおりの実力を発揮できるようになります。ほかの受験生も同じ道を通ってきていますから、焦らずに取り組むことが大切です。
過去問演習の際も、お子様への声かけは要注意です。「どうしてこんなに点数が低いの?」「志望校を変えたほうがいいんじゃない?」など、過去問の結果だけを見て安易に口にするのは避けたいもの。もし保護者が不安になったり、悩んだりした時は、塾の先生に相談しましょう。受験生のメンタルコンディションは、私たち大人が考える以上に試験の出来を左右します。お子様に対してはあくまでもポジティブな態度や言動を心がけ、不安なことは塾の先生に相談するなど、お子様の精神面のケアには気を配りましょう。
この秋、保護者がやるべきこと
・夏休み中の総復習が肝心!学習時間の管理に気を配る
・努力の成果が出る時期は、お子様によってバラバラ。焦らないことが大切
・お子様の精神面のケア、特に声かけには配慮する
秋を迎えた受験生
へのメッセージ
秋になってすぐに結果が出なくても、焦らないことが大切です! 積み重ねてきた努力は必ず力になり、本番直前まで学力は伸び続けます。(奥田先生)
秋に学習のモチベーションを下げないことが、その後の成長につながります。お子様へのポジティブな声かけを意識しましょう。(田中先生)









