中高6年間を満喫しよう!~学校生活~
CASE1香蘭女学校
東京都品川区·女子校
英国聖公会により1888年に設立された同校。
「来たりて学べ、出でて仕えよ」を合言葉に、緑に囲まれた校地に建つ心落ち着く校舎で、自分らしく生きていくための「知恵」と「こころ」を育んでいます。

英国式の制服である紺ブレザー、グレースカートを1962年に導入した香蘭女学校。
ブレザーの制服は、同校が発祥といわれています。2023年度には、オプションにスラックスと夏服のワンピースが追加されました。
キリスト教に触れる6年間で
自らの賜物を磨き、役立てる

入試広報室長
桜井 千枝 先生
「自らの賜物を磨く」「共に生きる喜びを知る」を教育目標に、キリスト教に基づく女子教育を展開する香蘭女学校。その学校生活について入試広報室長の桜井千枝先生に伺いました。
「賜物とは、一人ひとりに与えられた才能、個性、使命などを示しています。誰もがほかの人と違っているのは当たり前です。人と比べる必要もありません。本校の礎を成す言葉として、『あなたの賜物』『私の賜物』があり、日常生活のなかでもよくその言葉を使っています」
生徒たちは、神様に見守られながら学校生活を送ります。
「1200名を収容できる礼拝堂に、毎朝6学年全員が集まって礼拝を捧げます。また、昼休みと終礼時には、それぞれ食前の祈り、終業の祈りを捧げます。朝の礼拝ではチャプレン(牧師)による講話があり、皆で聖歌を歌います。礼拝前の掃除や日課朗読、聖歌の伴奏をするオーガニスト(オルガン奏者)などは、有志の生徒が担当しています。毎日の礼拝は本校の学校生活とは切っても切り離せないものです。運動会や修学旅行など行事の際にも礼拝を捧げています。
日常生活のなかでキリスト教の心に触れることを大切にしていますが、決して信仰を強制しているわけではありません。キリスト教の倫理や道徳に触れる6年間を通して、自分の賜物を見つけて磨き、社会のために活かす喜びを体感してほしいと願っています」
同校らしさを最も体現する行事が、120年以上続くバザーです。
「始まりは、日本で最初に建てられた養老院である聖ヒルダ養老院の方に、ひざ掛けを編んでさしあげたことでした。今でも全生徒が手作りの物をバザーに出品し、クリスマスカードやリース、オリジナルデザインのクッキーなども販売し、売り上げはすべて外部の支援団体などに寄付しています。この日は地域の方や在校生のご家族、卒業生など、多くの人が集まります。親子3代にわたり香蘭生というご家庭もあり、バザーは幅広い年代の方が集う香蘭らしい特別な一日なのです」
学年対抗で行う運動会も、熱気あふれる一大行事です。
「互いを応援し合う『エール交換』は各学年とも工夫を凝らします。ボールを運ぶ競技や5人6脚など、個人の力量よりチームワークを問われる競技が多いのも特徴です」
伝統的な部活動が多く、有志のボランティアによる課外活動も活発です。
「近くの教会が実施するボランティアに参加し、炊き出しをしたり、小学生に勉強を教えたりと、さまざまに活動しています。クワイヤー(聖歌隊)や箏曲部が、福祉施設で歌や演奏を披露することもあります」
新中1生が学校生活へなじめるよう、高3生がお世話係を務める「BIG SISTER」も同校らしい取り組みです。
「各クラスに6名の高3生がつき、学校生活や部活動の相談にのっています。高3は何かと忙しい学年ですが、多くの生徒が『BIG SISTERに選ばれたい』と努力を重ねています。下級生にとっても、『あの先輩のようになりたい』と憧れるお手本のような存在です。
ほかにも、中学では3日に1回席替えをして多くの友人と交流できるようにしています」
また、一人ひとりの「賜物」を大切にする校風から、何かに挑戦したい生徒のことは、できる限り応援しようという風土が根づいています。立教大学への推薦枠が学則定員分あり、一定の条件を満たせば全員の進学が可能な点も、自由な活動を後押ししています。
「本校では、歴史マニアの生徒が日本史の授業をしたり、理科好きの生徒が好きな研究に没頭したり、いわゆる『オタク』気質の生徒がのびのびと力を発揮し、リスペクトされています。個人で研究を進めたいと希望する生徒も多く、学校の実験室を使って自由に研究することが可能です。安心してやりたいことに挑戦できる環境を用意して、皆さんをお待ちしています」
木々が生い茂り、鯉のいる池や小川が流れる「築山」や朝と夕方に鳴る「シャロームの鐘」など、校内には一人静かにリラックスできる場所が豊富。
登下校時には、緑豊かな四季の風景が目に入り、心を落ち着かせてくれます。
日本のガールスカウト運動発祥の地である同校。その伝統を受け継ぐ「ガールスカウト部」と「クワイヤー(聖歌隊)」は、100年以上続く伝統の部活動です。活動はすべて中高合同で行われており、先輩・後輩の絆を強めています。









