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進学通信

2025年7月

学校のココが魅力!生徒座談会
全国から3千以上ものチームが参加したビジネスコンテストで 2チームが優勝・準優勝!
得た経験と自信が、次なる挑戦の力に

公開日2025/9/15

2024年度、高校生対象のビジネスコンテスト『マイナビキャリア甲子園』において、全国から3136チームが参加するなか、帝塚山から3チームが決勝大会に進出し、『Discovery部門』に出場した2チームが優勝・準優勝に輝きました。一つの学校から3チームの決勝進出は大会史上初の快挙です。
準優勝を勝ち取ったチーム『もこもこバイターズ』の4人に、企画内容や力を入れたポイント、受賞の喜びなどについてお話をしていたただきました。

もこもこバイターズ

写真左から、高2のSKさん、OMさん、FNさん、SRさん。
※大会出場時は高1

企業から提示されたテーマに挑む『マイナビキャリア甲子園』。『もこもこバイターズ』結成のきっかけは?

SKさん
情報科の西川先生が、高1・高2を対象に参加者を募ってくださったことがきっかけです。挑戦してみたいと思い、仲の良い3人に声をかけました。

SRさん
私とFN さんは、誘われて初めてそのコンテストの存在を知りました。決め手は西川先生による説明会。決勝大会に進んだ先輩のプレゼンテーションの動画を見て、「かっこいい! 私もやってみたい!」と思いました。

企業10社の中から『アート引越センター』を選んだのは?

OMさん
テーマは、「『あったらいいな』をカタチにしてきたアート引越センターの経営資源を活かし、世代や性別を越えてみんなが心躍る“人生の節目をお手伝いする”新ビジネスを提案せよ」。イメージがしやすく、自分たちに合っていると感じました。

FNさん
書類とプレゼンテーション動画の審査を突破した60チームが、2月の準決勝大会に進出しました。準決勝では対面でアート引越センターの幹部の方にプレゼンをし、アート代表としてファイナリスト10チームのうちの一つに選んでいただきました。

12月に書類審査がありましたが準備はいつから?

SRさん
9月からです。チーム名を決めたり、プランのアイデアを出し合うところからスタートしました。

SKさん
提案したのは、「廃校を活用した第2の家『令和の町家』」の展開。廃校を改築し、幼老複合施設と商業施設を組み合わせた画期的な空間を創出するというものです。

FNさん
一つの建物の中に高齢者施設・保育園・商業施設・交流スペースがあることが特徴。人生100 年時代における、入居者の自立支援・子育て世帯のサポート・世代を超えた新しいコミュニティの形成への貢献を目指します。

同社を選んだ304チームの頂点に立ち、決勝大会で準優勝。4人ともコンテスト未経験とのことですが、勝因はどこにあったと思いますか?

SRさん
一番力を入れたプレゼンテーションだと思います。3人が審査員役になり、1人が担当のパートを話すという練習で、審査員の目を見ながら、いかに訴えかけるように話せるかを追求しました。

FNさん
私は主に“つかみ”の部分を担当。練習として、友だちと遊んでいるときに、突然その部分を話し始めたこともあります(笑)。

OMさん
質疑応答に備えて想定される質問をリストアップし、回答は分担して暗記しました。本番での質問はすべて準備していたものだったので、うれしかったです!

準備をスタートさせた当初は、週1回、放課後に集まって話し合っていたという4人。本番が迫るにつれて、また、段階が進むごとに、忙しくなっていったそう。

『もこもこバイターズ』のプレゼンテーションは、会場全体へ語りかけるように話すスタイルを徹底。質疑応答では、設備や採算性などの細かい質問にも、堂々と具体的に回答した。

大人顔負けですね。力を入れた点、工夫した点は?

SKさん
プレゼンテーション用のスライドや原稿、質疑応答の想定は、各自が思いついた瞬間や時間があるときに、パソコンから共有ファイルに自由に書き込むスタイルで練り上げました。自分の案がいつのまにか上書きされていてもあきらめず、さらに上書きをすることも(笑)。次に集まった時に話し合い調整していきました。

FNさん
西川先生から助言をいただき、説得力をもたせるため、高齢者施設でのヒアリングも実施。ヒアリング対象のリストアップもアポイント入れも自分たちで行いました。また、教育委員会から実在する廃校の校内地図を提供いただき、それをベースに『令和の町家』を視覚化。より伝わりやすくなったと思います。

このチャレンジを通して得たものや気づきを教えてください。

FNさん
これまでは何ごとも受け身になりがちで、真剣に打ち込むこともあまりなかったのですが、自ら挑戦を決意し、最後まであきらめずに頑張るという、新たな経験の場となりました。

OMさん
決勝大会前は企業の方とも意見交換を重ね、プランをブラッシュアップしました。高校生で社会人の方と接する機会を持てたこと、プレゼンテーションに自信を持てるようになったことが、大きな収穫です。

SRさん
準備から決勝大会まで、かけがえのない時間を過ごすことができました。自主的に行動することの大切さを実感しています。

SKさん
企業の方に対して抱いていた“堅苦しい”というイメージを、アート引越センターの社員の方々が払しょくしてくださいました。また、準優勝という結果を得られたことで、プレゼンテーションスキルに自信を持てるようになりました。今後もさまざまなことに挑戦したいと思っています。

国内最大級とも言われる『マイナビキャリア甲子園』。2024年度は全国から3,136チーム、11,595人の高校生が参加し、帝塚山からは『もこもこバイターズ』『ロックロック』『セプトプレス(仮)』の3チームがファイナリストに。

Teacher’s Voice
情報科/西川 和宏 先生

外の世界に目を向け
学校全体に変化をもたらす存在に

本校は8年連続で準決勝に多数のチームを輩出するキャリア甲子園の強豪校です。生徒たちは、全国トップクラスの課題解決能力、そしてプレゼンスキルを発揮しています。そして、このキャリア甲子園に参加しているのは特別な生徒ではなく、説明会に参加して挑戦を決めた普通の生徒たちです。

探究活動には必ずしも答えはありません。私は、生徒が自分たちだけの答えにたどり着けるように、バイアスがかからないようなファシリテートを心がけています。そして、自分たちで仮説を立てエビデンスを固めるなかで自信を深め、自分たちの思いの軸が生まれていきます。その軸を持つことが、本校の強みだと思います。そして、それを伝えるためのプレゼン力は日本一だと自負しています。

本校はキャリア甲子園以外にもさまざまな探究活動のコンテストに参加し、実績を残しています。この熱量は、校内の生徒たちで共有され学校全体に自信と活力を生み出す原動力になっています。