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2026年度・関西圏中学入試総括 次の入試はどう動く? Vol.4【京都府・奈良県・和歌山県・滋賀県】

2026年度の中学入試状況を、府県別に見ていきましょう。
京都府・奈良県・和歌山県・滋賀県です。

掲載日:2026/4/24
京都府
前年度急増の勢いそのまま 受験率は過去最高に

 

 高校授業料無償化の影響が、数値上はあまり見られなかった京都。初日午前受験者数は2509人(前年度2510人)となりました。もともと中学受験熱が高いエリアでもあり、「無償化は関係なく人気」と見ることもできます。事実、受験率は関西2府4県で最も高い13.0%(同12.8%)を記録しました。

◆男子校◆ 難関校の受験者減少がそのまま表れる

 2校ある京都の男子校は、ともに受験者数が減少。他府県と同じく難関校の受験者減傾向がそのまま表れ、洛星は376人(同448人)で競争率も1.72倍(同1.86倍)とやや低下しました。一昨年に
大幅増で競争率も難化し、前年もその水準を維持していたことから、受験生の警戒感が強まった可能性があります。

 東山は446人(同453人)と、減少とは言え、変わらず人気校。同校も昨年に大幅増だったことを考えれば、高止まりしていると言えそうです。

◆女子校◆ 全体的に減少傾向 同志社女子は増加

 京都光華が共学化したことで、合計5校となった京都の女子校。京都女子は90人(同116人)で競争率も微減と、例年よりやや広い間口となりました。京都聖母学院、平安女学院、校名を変更した洛星ノートルダム女学院も、前年度比でそれぞれ受験者数が減少する結果となっています。

 唯一増加傾向にあったのが同志社女子で、248人(同235人)。他2回の入試も含めて前年並みの落ち着いた入試となりました。同志社大学への進学が保障されている同校は、附属校として安定した人気と言えそうです。

 今年は京都の女子校にとってやや厳しい風が吹く結果となりました。人気復活を期待したいところです。

◆共学校◆ 同志社・立命館の附属校人気は堅調

 男子校・女子校が例年に比べて数値的にやや低調だったなか、下支えする形となったのが共学校です。

 洛南高等学校附属は822人(同818人)。微増の印象ですが、男子が29人増、女子が25人減という向が見られました。競争率は男女ともに大きな変動はありません。

 

 大学附属校では、同志社が513人(同486人)と増加ながら競争率は大きく変わらず。同志社国際は21 6 人( 同236人)で、競争率は3.6倍(同3.42倍)となりました。
 立命館は287人(同242人)、立命館宇治は243人(同232人)、B日程でも296人(同272人)とともに増加しています。

 京都産業大学附属は77人(同87人)でしたが、門戸は絞ったため競争率は前年並み。龍谷大学付属平安は77人(同87人)。2日目午後で微増だったことを除き6回の入試でいずれも減少し、前年と比べやや低調な結果となりました。

 適性検査型入試を採用している大谷と京都先端科学大学附属、花園は、同入試でそれぞれ8人、13人、
40人が受験しています。一方、同入試を今年から廃止した京都橘ですが、初日午前のA 1日程で71人(同48人)を始め、4回の入試すべてで前年度を上回る受験者が集まりました。適性検査型入試は公立中高一貫校の動向に左右される部分がありますが、近年はその志願者数もやや落ち着きを見せつつあります。そこから考えると、今後も適性検査型を実施するかは一つの分岐点を迎えていると言えるかもしれません。

 女子校からの共学化で注目された京都光華は、大きく伸びて63人(同22人)が受験し、20人超の男子が入学予定です。

奈良県
受験者数・受験率とも大幅増 受験率がついに8%に

 

 初日午前受験者数は851人(前年度781人)、受験率は8・0%(同7・2%)と、大幅増となったのが奈良県です。

 

最難関校が減少も全体的に伸びが目立つ

 最難関校の受験者減は奈良県でも顕著で、東大寺学園が743人(同846人)、西大和学園が1018人(同1086人)となりました。

 

 唯一の女子校である育英西は102人(同94人)と増加、2日目・3日目の午後日程は受験者が減ったものの、競争率は上昇しています。

 帝塚山は223人(同179人)で、すべての入試で女子の増加が目立っています。前年度に大きく受験者数を伸ばした奈良学園は148人(同160人)となりましたが、2年前の水準に戻ったというのが適切でしょう。一方、奈良学園登美ヶ丘は182人(同166人)、以降すべての入試で受験者数を増やし、競争率も上昇しています。

 智辯学園は前年並みも、適性検査型入試が13人(同22人)と減少傾向だったことが目立ちました。智辯学園奈良カレッジは121人(同88人)と大幅増。ただし、競争率に大きな影響はなかったようです。新たに英語入試を採用した奈良育英も66人(同47人)と大きく増加しました。

滋賀県・和歌山県
大幅増の和歌山と減少目立った滋賀
和歌山県すべての学校で 受験者数増

 今年の関西圏で、最大の伸び率を見せたのが和歌山です。初日午前受験者数は679人(同594人)で、前年度比は114・3%。受験率も10%目前に迫り、9・8%(同8・1%)と急上昇しました。

 学校別の数値を見ても、近畿大学付属和歌山の234人(同186人)を筆頭に県下すべての学校5校で受験者数が増加しており、非常に活気づいた年になりました。智辯学園和歌山は「理数総合」入試を新設し、ここに35人もの受験生が挑戦したことにも注目です。

滋賀県立命館守山の影響大か

 数の上では減少が目立ったのが滋賀です。初日午前受験者数は4 2 5 人( 同460人)となり、受験率も3.2%(同3.4%)となりました。ただし、前年に4校すべてで増加し、トータルでも大幅増を達成しており、それを差し引いても一昨年よりは多い数値です。

 また、もともと学校数が少ないこともあり、1校の増減が県全体の数値にも大きく影響する面もあります。事実、今年は立命館守山が187人(同219人)でしたが、他校に目立った増減はありません。微増したのが近江兄弟社と比叡山、微減したのが光泉カトリックでした。