部活動、生徒会、校長先生
学院総動員でお出迎え

　夏休みに入ったばかりの7月、目黒学院中学校と高等学校が合同でオープンスクールを開催しました。

　正門で迎えてくれたのは、女子バスケットボール部員。校庭に張られたテントの中では、校長先生とラグビー部員たちがお土産の焼きそばを準備していました。

「焼きそばは文化祭でも登場しますよ！」という校長先生の元気な声に背中を押され、受験生たちが校舎の中に案内されていきます。

　感染症対策を考慮したオープニングセレモニーは、各教室のモニターに映し出された動画でスタート。最初に中学と高校の生徒会長が学校紹介を行いました。

「目黒学院では講習会や英検対策がしっかりと行われ、先生方がていねいに学習指導をしてくださいます。入学してからその良さがわかる学校です」との挨拶からは、会長自身が学校生活を楽しんでいることがわかります。

　続いて吹奏楽部が歓迎の演奏を披露して、各部活動紹介がスタートしました。

　各部活動の紹介映像は、どれも趣向を凝らしたレベルの高い動画です。たとえば軽音楽部のバンド練習の様子は、ドキュメンタリー動画を見ているかのよう。中高が一緒に活動する鉄道研究同好会は、各地の鉄道を躍動感あふれる動画に編集した密度の濃い出来栄えでした。

国語・理科・英語の授業を体験

　セレモニーが終わると、各教室で体験授業が始まりました。

　英語の教室ではネイティブの先生が英会話のレッスンを担当します。

「どこから来たの？」「スポーツは何が好き？」という質問に、ボディランゲージで答える小学生たち。先生の英語を理解している様子です。

　国語の教室では、書道体験が実施されていました。正しい姿勢、筆の持ち方のプレゼンテーションの後、小学生が書いた文字に先生が修正を入れますが、小学生の一番の関心ごとは先生の朱色の墨汁のようでした。

　実験室では小中学生と保護者が「シュワシュワ炭酸入浴剤を作ってみよう」の実験をしていました。まずは理科の先生が化学反応の仕組みを説明し、入浴剤が何で作られているかを解説。小学生にとって化学式は少し難しかったようですが、「CO₂なら知っているけど、その式は知りませんでした！」と、積極的に授業に参加していました。

憧れの部活動を体験しました！

　体育館やグラウンド、ホールなどの各スペースでは、部活動の体験会が開催されました。

　三号館のホールで活動していた吹奏楽部は、50年以上の歴史を有する部活動です。週2回指導してくださるプロの先生は目黒学院の卒業生。オープンスクールでは、トランペット奏者ならではの腹式呼吸を教えてくれました。YouTubeに活動風景の動画がアップされているので、必見です。

　体育館で練習していた空手道部のモットーは「技術より心術」。女子部員が小学生に型を教えていました。経験者が多いものの、「高校生になってから空手を始める人もいます」と顧問の先生。初心者でも安心して練習できそうです。ちなみに空手道部は空手漫画『瞬きより迅く‼』に、ルールや戦い方、心の駆け引きについてアドバイスをしたことから、“スペシャルサンクス”として名前が掲載されました。

　昨年、高校生が関東大会に出場した女子バスケットボール部は、近年、力をつけてきた注目の部活動です。

「今は都大会でベスト16なので、『ベスト8に入るぞ！』というガッツのある女子を待っています」と部長が元気よく答えてくれました。

　校内の至るところで受験生を案内してくれたのは、全国で活躍するラグビーフットボール部の部員たちです。高校の部活動ではありますが、ラグビーフェスティバルやラグビーをやってみたい小学生向けの練習会でも活躍しているので、興味のある受験生は目黒学院のホームページをチェックしてみましょう。

（この記事は『私立中高進学通信2022年11月号』に掲載しました。）