
『体育祭』の種目「啓中ソーラン」で発揮される団結力は、縦割りの班活動の賜物!
「熱心であれ(探求心)」「力強くあれ(自学自習・人間力)」「優しくあれ(思いやり)」を校訓に掲げ
多様化する社会で活躍するための幅広い力を育む常翔啓光学園。
それらはどのようにして培われ、確立されていくのでしょうか。生徒4名に、お話をうかがいました。
Kくん『未来探求コース』中学2年生 いろいろな体験ができるところが魅力。この学校なら、やりたいことが見つけられると思います。
Wくん『未来探求コース』中学1年生
充実した施設が入学の決め手です。最近、友だちに誘われて空手道部に入りました。
Yさん『特進選抜コース』中学2年生
ワンダーフォーゲル部で、クライミングの花形種目と言われるリードにチャレンジしています!
Mさん『特進選抜コース』中学1年生
海外長期留学(11カ月のホームステイプログラム)に惹かれて、この学校を志望しました。
中学校で毎年4月、滋賀県で行われる1泊2日の『オリエンテーション合宿』が、今年は新型コロナウイルスの影響で校内での開催となったそうですね。どのような内容でしたか?
Yさん
3学年合同の班で活動するスタイルや、上級生から1年生に向けて学校やクラブの紹介を行う点は同じです。
Mさん
学校紹介は、10名くらいの班で校舎をめぐりながら行いました。私はYさんと同じ班で、小学校にはない“先輩”という存在がとても新鮮だったことを覚えています。
Kくん
学校に興味を持ってほしくて、動画を作成したり、勉強することの大切さを伝えたりと、工夫を凝らした学校紹介をしました。
Wくん
僕はKくんと同じ班。職員室入室時のルールや、「きちんと勉強をしなかったらどうなるか」を寸劇で教えてくれて面白かったです。学校生活をイメージできるようになり、先輩との距離も縮まりました。
Yさん
後輩や班のメンバーと仲良くなれてうれしいです。思い通りにできなかったところもあったので、来年はもっと計画的に準備ができればと考えています。
1年間、この縦割り班で、さまざまな行事に取り組んでいくのですよね。
Kくん
『体育祭』がその一つです。3学年全員で「啓中ソーラン」を踊るのですが、まずは班単位で練習します。本番が近づくと全体練習をするのですが、前に立って指示を出すのは先生ではなく、ソーラン委員のリーダー。1・2年生がちゃんとできていないと、リーダーやソーラン委員、班長を務める3年生が先生から呼び出されます(笑)。
Yさん
1年生の時は、振り付けを覚えるだけでも大変で、3年生の先輩に教えてもらって、何とか仕上げました。来年は私たちが、1年生にしっかりと教えてあげたいです。
Kくん
振りがそろいビシッときまると、本当にカッコいい。来年はリーダーをやりたいです!。
Mさん・Wくん
ぜひやってほしいです! 楽しみにしています。
今、学校生活の中で、一番楽しいと感じていることは?
Wくん
授業です。先生の説明がわかりやすく、頭にしっかり入るので、どの授業も楽しいです。
Mさん
同感です。特に英語!
Wくん
僕たちの英語の先生は、啓中名物と言ってもいいくらい(笑)。ときどき話が脱線するんですが、面白くてメリハリがあるので、大事な部分は集中して聴くことができます。
Yさん
私はクラブが豊富なところに魅力を感じて啓中を選びました。だからやっぱり、一番楽しいのは部活動。ワンダーフォーゲル部に所属し、本格的なクライミングウォールがある恵まれた環境で、高さ15mの壁をどこまで登れるかを競う「リード」という種目に取り組んでいます。
Kくん
僕も部活動で、ラグビー部に所属しています。大阪は強豪校が多いのですが、最後に勝って引退することが目標。世界でも活躍できるようなスクラムハーフを目指して、先輩に教わりながら技術を磨いています。
1年生は初めての中間・期末考査を経験したところですね。2年生は勉強と部活動の両立を頑張っているかと思います。それぞれ、勉強にはどのように取り組んでいますか?
Kくん
テストのたびに、各教科の先生が勉強の進め方をステップ1〜4という順序で示してくださるので、勉強方法がわからなくて困ったことはありません。ただ1年生の時、そのステップをこなすのにかなり苦労したので、普段から授業をしっかり聴き、宿題をきちんとするようになりました。勉強の質は上がったかなと思います。
Yさん
まだまだステップを完璧にこなせてはいませんが、わからないところがあったら放っておくのではなく、先生に質問をしたり、調べたりするようにしています。2年生になってからは、通学時間を活用して英単語の暗記をするようになりました。
Wくん
僕たちの学年は当初からステップの提示がなく、「自分で考えるように」と言われました。自分で立てた計画通りに進めて、結果につなげることができるようになったので、計画の立て方、帰宅後の時間の活用の仕方が上手くなってきたかなと感じています。
Mさん
放課後、友だちと一緒に教室前のエレベーターホールで勉強しています。期末では中間のときよりも余裕を持ってラストスパートをかけられるようになりました。
科目以外の授業では、社会で役立つ力を身につけられる多彩な取り組みがありますね。
Mさん
1年生の『コミュニケーション』の授業では、「100年後に残したい記事」というテーマで新聞作りをします。私のグループが選んだのは、中国のインターネット安全法に関する記事。先輩が作った新聞を見て上手く色分けしているものは見やすいなと感じたので、色使いを工夫したいです。
Wくん
『K₁クエスト』(同一法人内大学と連携した取り組み)で摂南大学に行き、1冊の本を数人で読む「アクティブ・ブック・ダイアローグ」という読書法を体験しました。読書をする時の集中力が高まり、本の世界に入り込めるようになりました。
Yさん
2年生では企業や人物を題材に調べてまとめ、発表する『クエストカップ(「教育と探求社」主催)』に向けた取り組みがあり、「わからないところがあれば調べる」という習慣のきっかけとなりました。人前で話す力も、鍛えていきたいです。
Kくん
僕は1年生のときの新聞作りを通して、アイデアを出すのが得意だと気づきました。『クエストカップ』での発表に向けて、人を惹きつける演出を考えたいと思っています。
今後の目標は?
Wくん
僕は数学を頑張りたい。勉強量を増やそうと考えています。
Mさん
高1の希望者を対象としたオーストラリア長期留学に参加すること。英語力を磨いていきたいです。
Kくん
オールイングリッシュの授業などを通してリスニング力はアップしましたが、『K₁クエスト』で訪れた『イングリッシュキャンプ』では、思うように話せませんでした。スピーキング力の強化と英検1級の取得を目指したいです。
Yさん
「やるべきことをやる」という意識と向上心を持ち、ワンダーフォーゲル部も、勉強も頑張ります!

入学直後に行われる、啓中生としての最初の学校行事『オリエンテーション合宿』。ルールや行事、クラブ活動について知ることができ、クラスメートや先輩たちとも仲良くなれる、貴重な機会となっている。

総合的な学習の時間を利用して行う『コミュニケーション』の授業。1年生は『NIE(Newspaper In Education)』、2年生は『クエストカップ』出場に向けた取り組み、3年生は自分でテーマを決める『卒業研究』を、みんなの前で発表する。