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私立中高進学通信

2025年特別号

私たち、僕たちが大好きな先生

東京成徳大学深谷中学校

生徒からの毎日の“できた!”が原動力
英語の楽しさを伝える授業

英語科 池内いけうち青海きよみ先生
   英語科教員。玉川大学文学部英語教育学科を卒業後、
2022年に同校へ着任。現在は中2の担任、高校チアダンス部の顧問を務める。

 憧れの先生との出会いをきっかけに「自分もこんな先生になりたい」と決意。英語の魅力を伝えるだけでなく、生徒一人ひとりに寄り添い、日々の成長をともに喜びながら歩んでいます。母校で教壇に立つ池内先生に、これまでの歩みと授業への思いを伺いました。

中学時代の決意
壁を乗り越え、たどり着いた教壇

――教員をめざしたきっかけを教えてください。

 中学2年生のとき、担任だった英語の先生の授業がとても楽しくて、苦手だった英語が一気に好きになりました。「この先生のようになりたい」――そう思えたのが、教員をめざす出発点です。当時は「英語の先生になりたい」というよりも、「その先生のような存在になりたい」という思いが大きかったのですが、大学で学ぶうちにやはり英語を教えたいという気持ちが強まりました。

――中学時代から教職を志望されているのですね。迷いはありませんでしたか?

 大学は玉川大学に進学。留学必修のカリキュラムに魅力を感じて選びましたが、ちょうど入学がコロナ禍と重なり、留学が中止に。授業もオンラインばかりで「教職をあきらめようか」と悩んだ時期もありました。それでもゼミの先生に励まされ、「やめない方がいい」という言葉に背中を押されて努力を続けた結果、いま本当にやめなくてよかったと心から思っています。母校である本校で教育実習を経験したことが大きな転機になり、教員としての道を進むことを決めました。

生徒の笑顔から「今日も楽しかったんだな」
と感じられる日々

――授業で大切にしていることはありますか。

 着任して3年目を迎え、ようやく授業づくりに余裕が出てきました。「今日これだけは伝える」というポイントを意識して臨むようにしています。特に本校は少人数制で、一人ひとりにしっかり時間をかけられるのが魅力です。生徒が取り残されたという気持ちにならないよう、反応を見ながら丁寧に進めることを心がけています。

 大学時代からICTを活用した授業研究にも力を入れていきています。映像や音声を取り入れることで理解が深まると実感しています。本校では現在、全クラスにプロジェクターがあり、生徒もChromebookを持っているので、調べ学習や単語検索などにも活用しています。

――英語の指導を担当していて、どのようなところにやりがいを感じていますか?

 いまは中2の担任を務めており、中学生と過ごす毎日にやりがいを感じています。「おはようございます」のあいさつから始まり、朝から夕方まで一緒に過ごす中で、たとえばある生徒が昨日できなかったことが今日できるようになる――そうした成長の一つひとつを間近で見られることが何よりの喜びです。

 そして、一番幸せを感じる瞬間は、帰り際に「先生、さようなら」と笑顔で声をかけてもらえるとき。「今日も楽しかったんだな」と感じられるのが、何よりのご褒美です。

実践的に英語を使える機会が豊富
生徒が夢中になる理科行事も

――池内先生は中学が公立中学校、高校は東京成徳大学深谷で学んだとのことですが、中学生と過ごす中で感じることはありますか?

 中高一貫教育のよさを実感しています。基礎から積み上げた学力や人間関係がそのまま高校生活につながり、落ち着いた雰囲気のなかで互いを尊重しながら学ぶ姿が見られるのは大きな強みだと思います。

――思い出に残る行事やこの学校ならではの取り組みは?

 印象的なのは「エッグセーブ」という理科行事です。卵を落としても割れないようにプロテクターを設計するプログラムで、風の抵抗を計算したり、設計図を描いたりと、生徒たちは夢中になって取り組みます。学年ごとに挑戦を重ね、工夫の質が年々高まっていくのを見るのはとても楽しいですね。

――今後の目標は?

 まずは担任している生徒たちと正面から向き合い、まっすぐに育ってほしいと願っています。そして、少しでも「こういう大人になりたい」と思ってもらえる存在でありたい。生徒たちの元気さに負けないよう、熱意と根気を持ってこれからも走り続けたいです。

――受験生へのメッセージをお願いします。

 成徳深谷は、先生と生徒の距離がとても近い学校です。勉強のことだけでなく、不安なことがあっても必ずサポートしてくれる先生がいます。少人数制だからこそ一人ひとりに寄り添い、放課後補習なども柔軟に対応しています。

 英語教育では、オールイングリッシュで学ぶ「ECP」やネイティブ教員との授業など、実践的に英語を使える機会が豊富です。苦手な生徒にも手厚いフォローがあり、得意な生徒はさらに力を伸ばせる環境です。安心して挑戦してみてください。

英単語の学習では記録を残す仕組みを取り入れています。「シールを貼ったり、成果を張り出したりすることで競争心が刺激され、学びが定着していく。生徒たちのやる気を引き出す工夫を大切にしています」(池内先生)英単語の学習では記録を残す仕組みを取り入れています。「シールを貼ったり、成果を張り出したりすることで競争心が刺激され、学びが定着していく。生徒たちのやる気を引き出す工夫を大切にしています」(池内先生)
「先生のおかげで英語が好きになった」と言ってくれる生徒が少しずつ増えていることが、何よりの励みです。「先生のおかげで英語が好きになった」と言ってくれる生徒が少しずつ増えていることが、何よりの励みです。
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