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私立中高進学通信

2024年特別号

自慢の学校行事みてください

東京成徳大学深谷中学校

英語力だけではない、自らの成長を実感する
プレゼンテーション・コンテスト

高1は、オールイングリッシュでプレゼンテーションをしました。
『Separate surnames for husband and wife』というテーマで優秀賞を受賞した嵩岡うるいさん(高1)の発表の様子。

 2024年7月17日、第11回目となる東京成徳大学深谷中学・中高一貫コースのプレゼンテーション・コンテストが開催されました。コンテストに出場した3名の生徒たちに、発表終了後の感想と学校生活ついてお話を聞きました。

 開校以来、国際理解教育に力を入れている同校では、これからの国際社会を生き抜くための力として、プレゼンテーション力の育成に力を注いでいます。

 年に1度のプレゼンテーション・コンテストには、クラスごとの中間発表で選ばれた生徒たちが代表として出場します。自分で調べたことやまとめたことについて、スライドを使って5分間程度の発表をします。

 中学生の部は、中2が自由課題、中3が「学校の魅力」について日本語で発表を行い、高校の部は高1が自由課題を英語で発表をします。各学年の生徒たちは、プレゼンテーション・コンテストについて次のように振り返ります。

 西田風香さん(中2)は、『食事と五感の関係』というテーマの個人発表を行いました。

「中1のときのプレゼンテーション大会で先輩の発表を見たり、日ごろの授業でも発表したりする機会が多かったので、それらを通してプレゼンテーションのコツを学んできました。今回の発表はその集大成だと思います。
 見ている人に私の言葉に注意を向けてもらうため、スライドの文字量を多くする説明はしないように、イラストなどを使って飽きずに見てもらえるように工夫しました。
 発表台本を用意して何度も練習しましたが、大ホールという場ではやはり緊張してしまいました。他の人の発表を見てみると、会場を巻き込んだり、楽しませたりする雰囲気作りが上手な人もいて、私ももっとそうした演出や工夫を参考にしていきたいと思います」

 石黒紗央さん(中3)は、「学校の魅力」についてプレゼンテーションしました。

「私は今回のプレゼンを通して、改めてこの学校には多くの魅力があることに気づきました。なかでも、一人ひとりに合わせた指導で、着実に英語力が伸びる教育環境があることは最大の魅力です。また、理科実験や野外観察の機会が豊富で、理科への興味・関心が高まります。さらに校舎は新しく清潔感があり、とても自慢できる場所です。そして、課題が少ないので部活動や習い事に取り組む時間を確保でき、充実した生活を送れます。最後にあげる魅力は、バスの便が多くて通いやすく、疲れずに学校へ通えることです。こうした学校の魅力が伝わるように、英語の表現を意識しました。
 教室で行ったクラスでのオーディションでは緊張してしまい、うまく声が出せませんでした。それでも先生やクラスメートに励まされ、『失敗しても大丈夫』と温かく支えてもらったことで安心し、前向きな気持ちになれました。そのおかげで、今回は落ち着いて話すことができました。こうしたアットホームな温かさも、この学校の素晴らしいところだと思います」

 英語でプレゼンテーションを行う高校の部では、嵩岡うるいさん(高1)が『Separate surnames for husband and wife』(夫婦別姓)というテーマの発表を行いました。

「今回は社会問題を取り扱うため、これまで学習していない単語や表現が多く、英語の先生やネイティブの先生に相談し、アドバイスをいただきながら進めました。
 私は中学に入ったばかりの頃、英語が嫌いで全く自信がありませんでした。中1のときにプレゼンテーション・コンテストを見学して、高校生のプレゼンを見たときには、『こんなに高度なことを、3年後の自分ができるようになるとは思えない……』と絶望したくらいです。しかし、この学校での生活を経て少しずつ人前で発表することに慣れ、自分の伝えたいことを英語で表現することもできるようになってきました。今回のイベントを通じて、自分のこれまでの成長を実感しました」

 各学年の生徒たちにとって、自らの成長を実感できる素晴らしい大会となったようです。今年は中2・8名、中3・6名、高1・8名の生徒がプレゼンテーションを披露しました。どの発表も個性的で、観客席の生徒や先生は、飽きることなく楽しみながら一人ひとりの発表に耳を傾けていました。アンケートを取ったり質問をしたりと、聞く人が楽しめる工夫を凝らした発表も多く、会場は活気に満ちていました。いずれの発表の後にも観客席からは大きな拍手が送られ、この場で発表する仲間たちへの称賛とリスペクトを感じました。

 後日プレゼンテーション・コンテストの最優秀賞・優秀賞が決定し、西田さん、石黒さん、嵩岡さんは、それぞれ優秀賞を受賞。

西田さんのプレゼンテーションの様子の写真です西田さんのプレゼンテーションの様子。
飽きずに楽しめるよう、イラストをたくさん用い、工夫を凝らしたスライドを使ってプレゼンテーションしました。
石黒さんのプレゼンテーションの様子の写真です石黒さんのプレゼンテーションの様子。
観客席にも目を配り、堂々としたプレゼンテーションを披露しました。
西田風香さん(中2)の写真です西田風香さん(中2)

 中学校はまだ歴史が浅く、生徒数も少ないですが、その分中学3学年がとても仲良しです。例えば、体育祭では中学3学年全体を半分に分けて一つのチームを作り、一丸となって取り組んでいます。 

 この学校の一番の魅力は、英語教育だと思います。英語を得意にする生徒も多く、多くの生徒が入学してから中2までに英検3級以上を取得します。中2ではオーストラリアへの修学旅行もあります。担任がネイティブの先生ということもあり、入学前に比べて自然に発音の力も伸びていきます。

 私は理科部に所属しており、入試広報のイベントで行う「サイエンス成徳」では実験のサポート役も担っています。また、深谷市のお祭りで実験を披露することもあります。このように、活動する機会が多くあることもプレゼンテーション力の向上につながっています。


石黒紗央さん(中3)の写真です石黒紗央さん(中3)

 この学校では、楽しみながら英語の実力を伸ばすことができます。特にネイティブの先生による授業は楽しく、単語力やボキャブラリーが自然と身につくだけでなくコミュニケーション力もアップします。

 私はこの学校に入ってから理科実験に興味を持ち、理科部に入部しました。理科部では「サイエンス成徳」というイベントで、外部の人に実験を披露していて、とても楽しい活動です。この学校は多くのことに挑戦する機会を提供してくれます。今後もこうした環境を活かして、自主的に新しいことに挑戦し、自分の興味や関心を広げていきたいです。


嵩岡うるいさん(高1)の写真です嵩岡うるいさん(高1)

 東京成徳大学深谷にはバイリンガルや帰国生も多く在籍しています。入学当初、日本で生まれ育った私は英語ができないことに引け目を感じることもありました。しかし、こうした国際色ある生徒たちはライバルであり、良いお手本でもあります。英語を交えて会話する機会も多く、すぐ身近に多様性を感じることで、自然と海外に目が向くようになりました。

 中学では3学年が合同で参加する行事が多く、特に中1の夏休みに行われたイングリッシュキャンプが印象に残っています。3日間オールイングリッシュという環境に最初は戸惑いましたが、ジェスチャーを交えながらどうにか過ごすことができました。その時の先輩たちがみんな優しく、英語も流暢で「自分も先輩になった時にこうなりたい」と憧れました。その経験をきっかけにして、私も英語力を伸ばすことができました。

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