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私立中高進学通信

2024年1月号

未来を切り拓くグローバル教育

帝京大学系属帝京中学校

「イギリスで英語が通じた!」
研修旅行で意欲も向上

コロナ禍で中止されていたイギリス英語研修(中3)が2023年度から再開。
英語力と「もっと英語が学びたい」という意欲が向上する体験となりました。

ロンドンの街へ出て、レストランで食事。一人ひとり英語での注文にトライしました。

待ち望んだ希望制の研修に
中3生の7割が参加

 帝京では中3の希望者を対象として、夏休みにイギリスで約3週間の語学研修が行われています。コロナ禍で中止が続いていましたが2023年度に再開されました。研修に同行した沖野喜之先生(数学科)は次のように話します。

「待ち望んでいた研修がようやく実施されるということで、参加者がコロナ禍前より大きく上回り、学年の約7割の72名が参加する一大イベントとなりました。生徒にとっては国際理解や語学の習得はもちろんのこと、慣れない環境での集団生活を通して、個人としても大きく成長できる貴重な機会になったと思います」

 研修期間中はイギリスにある姉妹校・帝京ロンドン学園のドミトリー(学生寮)に滞在して英語の授業を受けるほか、ロンドン市内観光やグループで行きたい場所を訪れる自由行動も実施。ロンドンを離れ、海辺の都市・ブライトンを訪れて有名なサッカースタジアムを見学したり、オックスフォード地方へ2泊3日の小旅行に出かけて歴史遺産を訪れたりと、盛りだくさんの16日間となっています。

「イギリスに到着した初日は、簡単なオリエンテーションがあります。現地チューターの先生と英語でコミュニケーションをとりながら、この16日間で何を学ぶか、一人ひとりが自分なりの目標を立てて過ごせるようにしています」

現地の人と英語で交流
学習意欲が飛躍的に高まる
毎日の英語の授業は少人数制。現地のネイティブの先生がチューターとして指導します。時には教室の外に出て、ゲーム感覚で英語を学ぶアクティビティも行いました。毎日の英語の授業は少人数制。現地のネイティブの先生がチューターとして指導します。時には教室の外に出て、ゲーム感覚で英語を学ぶアクティビティも行いました。

 現地の授業では、チューターの先生と会話を楽しんだり、毎日の出来事を英語で日誌に書いたり、伸び伸びと楽しく学びます。街に出て英語を使う機会を多く設けているのも、この研修の特徴です。チューターの先生と一緒にロンドンの街を散策したり食事をしたり、生徒のグループだけで映画館やショッピングモールを訪れたりと、楽しみながら英語を使うことにチャレンジしていくのです。

「英語を使う環境に慣れてくると次第に自信がつき、チューターの先生と授業以外でも積極的に話をしたり、観光の際に自分から現地の人に話しかけたりする姿も見られました。
 授業を受ける姿勢も日を追うごとに積極的になり、生徒たちの『英語を話したい』という意欲の高まりを実感しました」

 研修に参加した生徒からの「異国での経験は挑戦の連続で、成長につながった」「もっといろいろな国に行ってみたい」という声を受け、今後はさらに新たな取り組みを構想中だと沖野先生は話します。

「同じ英語圏でも国や地域によって、文化や英語表現は異なります。異文化に触れる新たな経験を重ねることが、学びにつながると考え、高校ではさまざまな国を訪れる海外プログラムを用意したいと計画しています」

授業のほか、ロンドン市内観光や小旅行にも出かけます。バッキンガム宮殿、大英博物館、ストーンヘンジ、オックスフォード大学、シェークスピア生誕の地として知られるストラットフォードなど、世界的に有名な観光地や世界遺産などを訪れる、盛りだくさんの内容です。授業のほか、ロンドン市内観光や小旅行にも出かけます。バッキンガム宮殿、大英博物館、ストーンヘンジ、オックスフォード大学、シェークスピア生誕の地として知られるストラットフォードなど、世界的に有名な観光地や世界遺産などを訪れる、盛りだくさんの内容です。
ドミトリー内でくつろぐ生徒たち。ビリヤードなど英国の学生寮らしい設備のほか、帝京ロンドン学園内には、バスケットボールやフットサルが十分できる広さをもつ体育館もあり、リフレッシュしながら現地での生活を満喫できます。ドミトリー内でくつろぐ生徒たち。ビリヤードなど英国の学生寮らしい設備のほか、帝京ロンドン学園内には、バスケットボールやフットサルが十分できる広さをもつ体育館もあり、リフレッシュしながら現地での生活を満喫できます。
班別行動にもチャレンジ。生徒たちだけでロンドンの街を散策。英語で店員と会話をして買い物をするなどの体験も、生徒たちには印象深かったようです。班別行動にもチャレンジ。生徒たちだけでロンドンの街を散策。英語で店員と会話をして買い物をするなどの体験も、生徒たちには印象深かったようです。

生徒インタビュー1
勇気をもって一歩踏み出し
英語が通じる喜びを実感
K.Rさん(中3・特進コース)K.Rさん(中3・特進コース)

 英語が好きで得意科目のひとつですが、話すことには自信がありませんでした。ロンドンでも、最初のうちは現地の先生が話す内容はなんとか理解できても、自分からあまり発言できずにいました。

 私はあまり社交的な性格ではないのですが、「せっかく海外まで来たのだから、日本ではできないことに挑戦したい」と思い、できるだけ積極的に話そうと努力しました。私のつたない英語をしっかりと聞いてくれる先生や、授業中の楽しい雰囲気に後押しされ、どんどん英語で発言できるようになっていきました。

 ロンドンの街で買い物をしたりアクティビティをしたりすることを通して、現地の人と交流を図る機会もありました。現地の人と話して、今まで習ってきた英語が実際に通じたことがとてもうれしく、勇気をもって一歩踏み出してよかったと感じました。

 今回の研修で自分の成長を実感し、海外で学ぶことの価値を知り、「もっと長期間の留学に挑戦してみたい」という意欲が高まっています。

K.Rさんの日誌

研修では毎日英語で日誌を書き、チューターの先生がチェック。
K.Rさんの日誌には、その日の思い出や反省点、次の授業での課題などがびっしりと書かれていました。

生徒インタビュー2
『聞こう』『話そう』という思いが
コミュニケーション力の向上に
K.Tさん(中3・進学コース)K.Tさん(中3・進学コース)

 現地の人たちの英語はスピードが速く、日本では触れることのなかった表現も多かったので、はじめのうちはとにかく聞き取るのが大変でした。

 そもそも知っている英単語数が少ないことを反省しつつ、知っている単語を使って、できるだけ自分からコミュニケーションを図るようにしていました。授業以外にも先生と積極的に話したり、現地の人にも話しかけたりしてみると、思った以上に意思疎通ができ、「相手の話を聞こう」「自分のことを話そう」という姿勢の大切さを実感しました。

 サッカーが大好きで「サッカー発祥の地であるイギリスに行ってみたい」という理由で、今回の研修に参加しました。ロンドンからブライトンへ行き、自分が好きなサッカーチームのホームスタジアムを見学できたのは本当にうれしかったです。

 きっかけはサッカーでしたが、研修を振り返ってみると、現地での授業や現地の人との交流を通して、英語力やコミュニケーション力が向上したと感じています。

先生からひとこと
ドミトリーでの生活で芽生える主体性や自立心
沖野喜之先生沖野喜之先生

 イギリス語学研修の特徴のひとつが、帝京ロンドン学園の施設内にあるドミトリーでの生活です。2人1部屋に滞在し、ルールを守って自分のことは自分で行う生活は、生徒の自立心を養うと沖野先生は話します。

「ドミトリーの食事はカフェテリア形式で、洗濯や生活に必要な日用品の買い物、部屋の掃除、スケジュール管理など、全て自分で行わなければなりません。そうした環境下で過ごすことで、英語力の向上のみならず生活面でも成長がみられました。初めは自分のことで精いっぱいだった生徒たちが、ほかの生徒にも声をかけて集合時間より早く集まるようになったり、リーダーシップを発揮してアクティビティを盛り上げたりと、自ずと生徒主体で助け合いながら集団生活を送るようになっていきました」

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