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私立中高進学通信

2024年1月号

未来を切り拓くグローバル教育

佐野日本大学中等教育学校

世界7カ国の姉妹校と交流
全生徒にグローバル体験を!

年間を通してさまざまな国から留学生が訪れ、校内は常にグローバルな環境です。
英語圏だけではなく、中国やハンガリーでも海外プログラムを実施しています。
姉妹校の生徒が佐野日本大学中等教育学校に交換留学生としてやってきた時の集合写真です。

海外研修で姉妹校を訪れた翌年は、姉妹校の生徒が佐野日本大学中等教育学校に交換留学生としてやってきます。
留学生が入れ替わり滞在し、中1から高2の全クラスに留学生数名が日常的に在籍。一緒に授業を受けています。

校内でも異文化体験
特色ある海外プログラムを実施

 国際感覚と多様性への理解を培うグローバル教育に定評のある佐野日本大学中等教育学校。多様な国々とつながりをもち、オーストラリア・マレーシア・ハンガリー・イギリス・ニュージーランド・アメリカ・中国の7カ国・8校と姉妹校協定を結び、活発に国際交流を行っています。

「本校には毎年姉妹校の留学生が訪れますが、人数も回数も多く、ほぼ全クラスに在籍するなど、校内にいながら異文化を体験できる環境が整っています」と、中高の海外プログラムを立案・運営する英語科の大橋優生先生は話します。

 国際交流でのさまざまな体験から興味・関心を広げてほしいとの願いから、特色あるプログラムを組んでいます。オーストラリア・マレーシア・ハンガリーでは、現地で探究学習を行うフィールドワーク型のプログラムを実施。中2~高2までの希望者を対象とする1週間のホームステイで、姉妹校との交流や語学研修、さまざまな体験学習を実践します。

「訪れる国ごとにプログラムにも違いがあります。オーストラリアは英語研修と自然体験。多民族国家のマレーシアでは英語の習得に加え、宗教や多様性を現地の体験から学びます。ハンガリーでは非英語圏の国での暮らしを体験し、ヨーロッパの歴史に触れるなど、その国の特性に合わせた内容です」

 高2では学年全員参加の『イギリス研修旅行』を実施。現地の姉妹校で語学研修を行い、ホームステイも体験します。シェイクスピアの故郷や歴史的建造物を訪れるほか、生徒たちだけでロンドンの街を散策し、サバイバル力も磨きます。

 3カ月間ホームステイをしながら現地校に通うニュージーランド・ターム留学は、海外大学進学を視野に入れた教育活動の第一歩という位置づけです。

「ターム留学を経験すると、自分の得意分野を自覚し、そこを伸ばして勝負しようというマインドが身につくようです。『自分にとってベストな学部・大学はどこなのか』と考えた結果、海外大学に目を向ける生徒も出てきています」

国際交流と結びつけた
オールイングリッシュ授業

 そうしたグローバル教育を後押しするのが同校ならではの英語教育です。英語の授業ではクラスを半分に分け、日本人教員とネイティブ教員が交互に指導。日本人教員も基本的にオールイングリッシュの授業をすることで、日頃から英語でのコミュニケーション力を磨いています。副教本として難度の高いケンブリッジ大学出版の教科書を使い、読解やライティングにも注力し、総合的な英語力を養います。

「生徒が進んで英語で答えたくなる問いを意識して投げかけ、英語で話す必然性をもたせた授業を行っています。国際交流と結びつけた内容にすることで、より高い学習効果が期待できます」

ハンガリー研修の写真ですハンガリー研修は文化の違いにも触れる貴重な体験。ブダペスト・フンファルビ高校を訪問し、現地の高校生との交流も行われました。
中国の北京⽉壇中学とオンライン交流の様子の写真です中国の北京⽉壇中学とオンライン交流。互いの文化を英語で紹介し合います。
生徒インタビュー1
マレーシアの留学生が自宅にホームステイ
文化や言葉が違っても仲良くなれると実感
Kさんの写真ですKさん(高1)

 4歳年上の兄が佐野日大在学時、マレーシアの留学生を自宅に受け入れたことがとても楽しかったので、自分も挑戦したいと思っていました。今回受け入れたのはマレーシアの中華系の留学生で、僕が責任をもってケアに当たるため苦労もありましたが、それを上回る楽しさと達成感がありました。

 彼は日本語がわからないので、家でも学校でも僕の通訳が必要になり、必死に英語で話しました。彼が困らないよう先を読んで自ら動いたり情報を伝えたりするホスピタリティも身についたと思います。

 もっと英語力をつけたいと、先日英検2級を受検したところです。1カ月後にはブリティッシュヒルズ英語研修、来年はマレーシアフィールドワークとイギリス研修旅行がありますので、さらに英語力を磨いていきたいです。

Kさんがケアした留学生とともに撮影した写真ですKさんがケアした留学生とともに。
マレーシアからの留学生とホストファミリーの生徒たちで、日光東照宮やディズニーランドを訪れた際の写真ですマレーシアからの留学生とホストファミリーの生徒たちで、日光東照宮やディズニーランドを訪れました。
生徒インタビュー2
オーストラリアFWで現地学生との交流
英語学習のモチベーションアップ!
Fさんの写真ですFさん(中3)

 これまでのオーストラリアフィールドワークではマオリ族の家庭にホームステイしていたそうですが、今回はコロナの影響でホテルステイとなりました。その分自由時間が多く、自分たちだけで街を散策するなど充実した6日間でした。オーストラリアの人はみんなフレンドリーで、現地の人とたくさん交流できました。

 一番楽しかったのは、姉妹校の生徒との交流です。文化祭の日に訪れたのでスポーツマッチや出し物があり、たくさんの生徒が話しかけてくれました。日本語を学んでいる生徒と親しくなり、帰国後もSNSでの交流を続けています。仲良くなれてうれしかったと同時に、自分の英語力不足を感じ、帰国後は英会話のオンラインレッスンを始めました。

 将来の夢は国際的な仕事に就くこと。今回、自分からアクションを起こすことの大切さを学んだので、そのマインドを保ち続け、夢に向かって努力するつもりです。

Fさんが得意の書道を披露している写真です日本の文化祭にあたる『St. Stephen’s Day』に参加。Fさんは得意の書道を披露し、現地生徒から拍手喝采を浴びました。
世界遺産の熱帯雨林キュランダで、生態系保全のための植樹活動に参加した際の写真です世界遺産の熱帯雨林キュランダで、生態系保全のための植樹活動に参加。FWではビーチクリーニング活動も体験。
先生からひとこと
海外研修で生徒に何かしらの
変化・成長が見られます
大橋優生先生の写真です英語科/大橋優生先生

 英語でコミュニケーションをとらざるを得ない状況に身をおき、自らアクションを起こすという経験を経た生徒たちは、自信をつけてポジティブになるなど、何かしらの変化・成長が見られます。例えばオーストラリアでは、「こんにちは」を知っているだけで「私は日本語が話せます」と堂々と言い切る文化。そんな空気に感化され、生徒たちも積極的に自分から英語を話そうというマインドになるようで、道端で見知らぬ同世代の現地学生と仲良くなっている、という場面も目にしました。

 日本人の生徒は一般的に「~をしてもいいですか?」と、まず許可を得て行動する傾向にありますが、フィールドワークを通して「こうしたらどうだろう」「こういうチャレンジができないかな」という姿勢が身についたようです。2024年度から、カンザス大学語学研修も新たにスタートする予定です。今後も異文化を理解しながら主体性が引き出せるさまざまな海外交流を行っていくつもりです。

進学通信 2024年1月号
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