僕は2006年、ロンドンで生まれて2年間を過ごし後、アメリカへ移りましたが、5歳くらいまではずっと日本語を使っていたので、英語は話せませんでした。その後、家族でイギリスに渡り、現地の小学校に編入した際には、英語ができなくて泣いてしまいました。でも、クラスの友達はとてもやさしく受け入れてくれて、日本人の友達もいたので英語を教えてもらいながら学校生活を送りました。
宝仙学園理数インターは、中1の2学期に編入しました。グローバルコースを選んだのは、帰国してからも英語を忘れないためです。海外の学校と日本の学校は違うこともあるけれど、みんなが最初からたくさん話しかけてくれ、すぐに馴染むことができました。
僕と一緒に中学に編入したのは、僕を含めて3人いました。僕と同じようにロンドンで生活した帰国生が2人と、アメリカからの生徒です。ほかにも学期の途中で編入する生徒もいて、中1のとき8人ほどだった帰国生の数は、毎年増えて中3では10人を超えました。
ほかにも海外生活を経験した人や外国籍の友達もいます。多様な国や地域での生活をした友達とは、自分が生活した国の良いところや、問題解決の仕方を話し合うことがあります。そのなかから、自分に合った問題解決の方法を見つけることができるし、何よりも日本の学校にいながら世界を知ることができるのは良い点です。
宝仙学園理数インターは、さまざまな人種と一緒に学んだロンドンでの学校生活と変わらない雰囲気なので、安心して学校生活を送っています。