私はハワイで生まれ、10カ月間を過ごしました。アメリカで生活した記憶はほとんどないのですが、祖父母と話せるようにと英会話教室に通って英語を習得しました。英語が得意だと「PBLインターナショナル」コースを選ぶと思われがちですが、私は「本科」コースを選択しました。なぜなら英語ができるというのは生まれ育った環境に起因するもので、自分で選んだものではないからです。
「本科」コースは好きなことに熱中することができるコースです。もし勉強に熱中したくなったら、「ハイグレード」コースに変更することもできます。私のクラスは将来がまだ決まっていない人もいますが、何にでも挑戦できるからこそ本科を選んだ人が多いように思います。
今、私が熱中しているのは漫画を描くことです。海外に住む私の親戚に「日本と言えば漫画でしょ?」とよく言われるほど、日本の漫画は世界に通用する文化です。LAMではWEBデザインの講座を受講したので、iPadで漫画を描くときに役立っています。
部活動は漫画アニメーション部に所属しています。入学前の説明会では部員の描いた漫画を本にして配布し、壁には原画が展示されていました。2020年度は例年通りの文化祭はできなかったけれど、クラスごとにテーマを決めた仮装をしました。私のクラスのテーマは「キャラクター」で、私は『進撃の巨人』の仮装をしました。
入学してすぐ休校になってしまったので、まだ校舎内で訪れたことのない場所がたくさんあります。将来は学校司書になりたいので図書館をたくさん利用したいのですが、頻繁に行くことができません。学校説明会のときに図書館で見たソファーに座って、早く本が読みたいです。美術の授業で使った工芸室も魅力的です。また、グループワークに適した選択教室もあります。ワークショップ型の授業も楽しみです。
コロナ禍でも他校と違うと思ったのは、リモート授業が軌道に乗るのが早かったことです。他校の同級生には「もうリモート授業が始まっているの?」と驚かれたほどです。そのため、夏休みも例年と同じ時期にスタートできました。休校期間中はZoomで朝礼と終礼を行い、授業はオンデマンド、ロイロノートで質問することができました。
武蔵野大学高等学校は新しい取り組みがたくさんある学校です。私は2021年度から「ハイグレード」コースに変わって、将来の希望をかなえたいと思います。
タブレット端末を使った授業が楽しいという3人。