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それぞれのコースで学んだ3名の卒業生が語る
探究、挑戦、仲間との時間

左から、鈴木淳悟さん、久保杉文香さん、東海林佳歩さん。2025年春に竣工した新図書館「MUseion(エムユーセイオン)」1階のブラウジングスペースにて。「在校生がうらやましい!」「ぜひ活用してほしい」と声をそろえる3人。
武蔵野大学高等学校

〒202-8585
東京都西東京市新町1-1-20

TEL:042-468-3256

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目標に向かって進路を実現

 武蔵野大学高等学校では、社会のさまざまな課題と向き合い、社会貢献できる力と方法を身につけることを目標に、生徒一人ひとりの将来をしっかり支える特色ある3コースを用意しています。

 難関国公立大学や医学部医学科、難関私立大学への進学を目標とする「ハイグレードコース」、海外大学や上智大学、国際基督教大学(ICU)などの国際系私立大学を志望する生徒のための「PBLインターナショナルコース」、そして武蔵野大学を含む多様な進路を視野に入れた「本科コース」です。

 今回は、各コースで学び、自身の目標に向かって努力を重ね、希望する進路を実現させた3名の卒業生にお話を伺いました。それぞれの学びの過程や進路選択に込めた思いを紹介します。

卒業生Voice1

久保杉文香さん 久保杉文香さん
・ハイグレードコース卒業
・東京農工大学農学部
環境資源科学1年

 私は武蔵野大学附属中学からの内部進学生です。のびのびと過ごせる環境で、先生方も生徒も本当に温かい人ばかり。勉強にも部活動にも集中できる環境が整っていたので、「このままこの学校で頑張りたい」と思いました。

 特に印象に残っているのが、高2で実施された『アカデミックマインド養成講座』です。東大生が講師として来校してくださり、「問いを立てて、分解して、仮説を立ててみる」というワークショップ形式の授業を受けました。例えば、「スーパーで売っている牛乳とチーズ、それぞれ原料の産地が違うのはなぜ?」という身近な問いから始まって、最終的に東京大学の入試問題に取り組むところまでやりました。「気づいたら東大の問題を解いていた!」という驚きがありましたし、単に暗記するのではなく、自分で考えて、理解して進む学びとはこういうことなのかを実感しました。

「ハイグレードコース」は、外部講師との出会いも含め、いろいろな刺激を受けるのが魅力です。“やらされている”のではなく、“自分から学ぶ”という意識をもっている生徒が多く、授業も集中して受けられました。定期試験前も競い合うというより「ここわかる?」「一緒にやろう」と、互いに教え合いながら取り組んでいました。

 高3になると進路に関する情報を調べたり、演習の時間がしっかり確保されたりして、大学受験に向けた学びにシフトしていきます。6月には数学、秋には理科の範囲が終わり、本格的に演習に入っていきました。大学の過去問も扱ってくれて、一人では理解できなかったところが授業でクリアできたことは、とても励みになりました。演習時間も週5~6時間ほどあって、自分で「まだ足りていないな」と思っていた部分を補えましたし、自習中も先生にすぐ質問できる環境が安心できましたし、夏期講習は少人数制で、手厚くサポートしてもらえたのも心強かったですね。

 部活動にも思いきり取り組みました。筝曲部では、琴や三味線、十七絃(17本の絃をもつ箏 )を演奏し、大会にもたくさん出場しました。科学部では高1・高2と部長を務め、実験のまとめをパワーポイントで発表したり、小型ロケットを打ち上げたりと、みんなで協力して一つのものをつくり上げる経験ができました。

 これから高校に進学する皆さんには、「高校に入ったらこれをやってみたい」という目標をもってほしいと思います。そして、「これって面白い!」と思ったことは、ぜひ突き詰めてみてください。その経験は、きっと将来につながっていくと思います。

卒業生Voice2

鈴木淳悟さん 鈴木淳悟さん
・PBLインターナショナルコース卒業
・青山学院大学教育人間科学部
教育学科

 留学ができる高校を探していたところ、1年間の長期留学が可能な『PBLインターナショナルコース』の学びに魅力を感じてこの学校を選びました。このコースには英語の授業だけでなく、PBL(課題解決型学習)の授業で週1~2回程度、英語でプレゼンテーションする機会があります。英語力が身についたのはもちろんですが、人前で話す経験がたくさんできたことは、自分にとって大きなことでした。

 高1の冬から高2の冬まで、オーストラリアに1年間の留学をしていたため、校内で取り組めたのは基礎的なところだけですが、例えば『アントレプレナーシップ講座』では、身近な社会課題をテーマに、その解決策としてプロダクトを作ってビジネスコンテストに挑戦するという授業があります。そのことを友達から聞いて、「こんな実践的なことをやっているんだ!」と驚いたことを覚えています。

 学校行事のなかで一番印象に残っているのは体育祭です。年度のはじめ、まだクラスのまとまりがない時期に開催されるので、そこからクラスメートとの距離が縮まり、1年間を楽しく始められるきっかけになりました。毎年、生徒が自分たちで種目を考えるのも「この学校らしいな」と感じます。

 長期留学を終えた帰国後は、大学受験に向けて一気に“勉強モード”にスイッチが入り、金曜放課後の補講がとても助けになりました。特に古典は“ほぼゼロ”からのスタートだったにもかかわらず、共通テストで満点が取れたこと。進路指導室には過去問も豊富にそろっているので、フル活用しました。

 このコースの魅力は、個性的な人が集まるというよりも、プレゼンテーションやアントレプレナーシップ講座といった実践の場を通して、それぞれの個性が自ずと引き出されていくところにあると思います。そうして磨かれた自分らしさを、卒業後にいろいろな場面で活かしていけるのではないかと思っています。

将来は社会科のなかでも歴史の教員になりたいと思っています。「留学したのに、なんで英語関係の道に進まないの?」と言われることもありますが、実はオーストラリアで受けた歴史の授業がきっかけになっています。さまざまな国籍の生徒とディスカッションをすることがとても新鮮で、日本の歴史の授業とは全く違っていて、「こんな授業を日本でもやってみたい」と思うようになりました。

 留学は“英語力を高めるため”というイメージが強いかもしれません。でも、実際はそれ以上に新たな知見や多角的な視点を得られることのほうが大きいと思います。だから少しでも興味があるなら、ぜひ留学に挑戦してみてほしいです。

 高校受験生の皆さん、受験勉強は本当に大変だと思います。でも、そんな時にそばで支えてくれる親や友達の存在はとても大きいです。周りの人への感謝の気持ちも忘れずに、目標に向かって頑張ってください。そして高校3年間は本当に“今しかできないこと”の連続なので、勉強も行事も、全力で楽しんでほしいと思います。

卒業生Voice3

東海林佳歩さん 東海林佳歩さん
・本科コース卒業
・順天堂大学 医療看護学部

 最初にこの学校を訪れた際、緑が多く落ち着いた雰囲気にとても惹かれました。正門から校舎まで続く並木道や中庭の植物が印象的で、「のびのびと過ごせそうだな」と思いました。説明会にも2回ほど足を運んで、「やっぱりここがいい」と思って志望しました。

 高校生活で印象に残っているのは、高1の時に参加した『LAM(Liberal Arts Musashino)』です。これは外部から専門分野の講師の方を招いて、普段の授業とは違う学びに取り組むというもので、私は『哲学対話』と『ウェブデザイン』の講座を選びました(※)。哲学対話では、友達との普段の会話では出てこないようなテーマをじっくりと考えて話し合い、思考を深める時間になりました。ウェブデザインでは「阿佐ヶ谷」駅の近くで祖母が営んでいる銭湯『玉の湯』のホームページを実際に制作しました。

(※)LAMの授業は例年見直しを図り、より良いプログラムを用意しています。

 また、本科コースでは高2で『MAP』という探究活動に取り組みます。「自分を知る」「世の中を知る」「自分と世の中をつなげる」という3つのステップを踏んで自身の興味を深めていくプログラムです。私は医療に興味があったので、「障がいをもって生まれた子どもを育てる母親と医療者の関わり方の現状」というテーマで探究しました。実際に病院へ出向いて看護師さんや地域医療に携わる方のお話を聞き、レポートにまとめました。

 その探究レポートは、総合型選抜で大学を受験した際に活かしました。面接で「自分が誇れるものを持ってきてください」と言われた時に、MAPのレポートを持参し取り組みを紹介したら、面接官の先生が関心をもってくださり、自分の将来への思いや大学で学びたいことも、しっかり伝えることができました。

 本科コースでは、LAMやMAPといった探究的な学びを通して、自分の進路を見つけていく生徒が多いです。まだ将来の目標が明確でない人でも、こうした経験を重ねながら、自分の興味や方向性を見つけていけるのが、このコースの魅力だと思います。

 部活動は女子バスケットボール部に所属していました。バスケは本当にハードで、走る量も多く、土曜日に練習もあって大変でしたが、仲間と背中をたたき合いながらコートを走った日々は、まさに“青春”そのものでした。他コースの生徒とも関わることができましたし、最後にシード権を獲得した時は顧問の先生が涙を流してくれて……。あの瞬間は今でも忘れられません。部活動を頑張って本当によかったと思っています。

 高校受験は緊張や不安で精神的につらくなることもあると思います。でも、そういう気持ちを無理に抱え込まず、友達や先生、家族にしっかり話して頼ってください。そうやって心の支えを得ながら自分の力を存分に発揮してほしいと思います。応援しています!

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