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世界基準の教育の場をめざす!

武蔵野大学高等学校

〒202-8585
東京都西東京市新町1-1-20

TEL:042-468-3256

学校情報 学校HP

自己理解をして世界とつながる授業
Project Wayfinder

 大正14年に武蔵野女子学院として創立した武蔵野大学高等学校は、令和2年に共学となり、新しい時代を迎えました。平成30年に就任した日野田直彦校長先生の「世界を救う勇者になりたい人、自分の人生の舵を自分で握っていたい人、ぜひ本校に来てください」との呼びかけに、生徒たちはワクワクしています。

 新しく設置されたコースは3つあります。「ハイグレード」コースは生徒が主役となるインタラクティブな授業を中心に、グローバルマインドを本格的に学びます。めざすのは国公立大学・難関私立大学、海外大学などです。

「PBLインターナショナル」コースはPBL(Project Based Learning)の手法を用いて、さまざまな課題や問題を解決できる思考力を育てます。企業や社会と連携する特別講座や、長期留学制度が設定されているのが特徴です。

「本科」コースのミッションは“自分のやりたいことを見つける”こと。勉強も部活動も学校行事も大切にしながら、幅広く将来を見つめます。

 3コースで行っているなかで、今回はPBLインターナショナルコースの「Project Wayfinder」の授業を拝見。教材はアメリカ合衆国の名門・スタンフォード大学のd-School(※)から作られたプログラムで、自己理解をして世界とつながるマインドセットをするのが主な目的です。授業に臨むのはアメリカ人のダグラス先生が担任を務める高2生です。

 この日のテーマは「困ったとき、自分にはどんなサポートがあるか?」を考える授業でした。ダグラス先生が「今、不安に思っていることは何か?」を尋ねると、生徒たちはテスト、将来、大学受験、お金などの英単語を書き込みます。ダグラス先生は「COVID」という文字を付け足しながら、「家族、と書いた人がいないのは驚きだね。アメリカの大学生たちは、寂しい、お金がない、家族のことが上位3つを占めているよ」と話します。

 次に、自分にはどんなサポートがあるかを考えます。精神的なサポートをしてくれる友達、勉強を教えてくれる人、塾の先生など、文字にすることで自分を助けてくれる人たちの姿も見えてきました。

 Project Wayfinderのテキストは、スケッチブック大で書き込みもできる25ページです。授業はペアワークやグループワークも行うアクティブなスタイル。さらにダグラス先生が語るエピソードからは、アメリカ人としてのものの見方や、海外の高校生の価値観、日本の学校とは違う「先生」や「授業」のあり方を知ることができます。

 Project Wayfinderの授業は、高1、高2を通じてさまざまな角度から自己理解を深め、ワークショップを行いながら将来の選択を考えるきっかけとなります。

※d-Schoolとは、スタンフォード大学の講座でHasso Plattner Institute of Designの略。Hasso Plattnerという人が創設したデザイン研究所の意味で、問題解決のプロセスなどを「デザイン思考」で身につけるのが目的。どの学部でも大学院生でも受講できる。
国内ではKatuiku AcademyがProject Wayfinderの研修と教材を取り扱っています。

3コースが求めるのは
答えのない問いを持てる生徒です

ダグラス・パーキンス先生 ダグラス・パーキンス先生

 Project Wayfinderは、キャリア教育にもつながる授業です。自分は何が好きで、どんなニーズを持っていて、どのように社会とつながりたいかを模索しながら授業は進みます。このような思考の道筋は、世界のアントレプレナーたちも活用しています。自分の好きなものや強みと、世界のニーズがどのように関わり合うのかを考えながら、新しいものを創造するのです。

 PBLコースの生徒のなかには、Change Maker Awards(中高校生のための英語プレゼンテーションコンテスト)に挑戦するグループもあります。テーマは『LGBTQIA』。いじめの原因ともなるLGBTQIAの状況を調べ、アンケートを取り、多様化する性的マイノリティーへの理解を深める行動を起こす取り組みです。

 大学受験をするためにも、自己理解が重要です。高2の後半になってから学部・学科選びをすると、自分の得意科目に沿ったものや成績の良い分野になりがちです。しかし、もっと早くから自己理解を深めていたら、自分にとっても社会にとっても良い選択ができるはずです。

 Project Wayfinderは「WHO ARE YOU?」に対して一つの答えを見つける授業です。「あなたはどんな人で、どんな大人になりたいか?」という問いは、答えのない質問です。本校では、そのような質問がたくさんできる人、考えることのできる人を求めています。

問題解決型学習が変えた私の志望
将来は世界で活躍できる看護師になりたい

Sさん Sさん

 学校説明会で日野田校長先生のプレゼンテーションを聞いたとき、武蔵野大学高等学校なら楽しい学校生活ができると思いました。日野田先生の関西弁も新鮮でしたし、何よりも「世界を救う勇者になれ」という言葉に刺激を受けて、自分もチャレンジしてみたいという気持ちになりました。

 私はもともと海外に興味がありました。PBLインターナショナルコースは留学制度をサポートしていて、留学先もたくさんの国の選択肢があります。私は1年間のカナダ留学を希望しました。

 コロナ禍の影響で、留学は実現できなかったけれど、学校生活のさまざまな場面で海外の文化や英語に触れる機会があります。担任のダグラス先生の担当教科は英語ですが、数学や理科の授業をすることもあります。数学は決まった英単語を使うので、思っていたよりもスムーズに理解することができました。

 入学前の希望進路はキャビンアテンダントでした。でも、問題解決型学習で広い世界について学ぶうちに、もっと社会に役立つ仕事がしたいと思うようになりました。今、世界中の人が新型コロナウイルスと闘うなか、とくに気になるのは開発途上国の貧困層の健康です。医療関係者の方々が大変な苦労をしていることは、ニュースなどで見聞きしますが、大変だからこそやりがいがあると思います。私も将来は語学と資格を習得して、世界で活躍できる看護師になりたいと思います。

※留学は希望制で実施

英語が得意でなくても
世界に視野を広げてくれる学校です

Oさん Oさん

 世界の文化に興味を持っていた私は、武蔵野大学高等学校でグローバル社会に生きる力を身につけたいと思い、この学校を選びました。日野田校長先生はよく、国際化が進む社会でどのように生きていくべきかを教えてくれます。校長先生の相談室を設けていて、気軽にお話をうかがうこともできます。

 PBLでのコースでは、日本と世界の文化や価値観、国際問題など、さまざまなトピックに触れることができます。最初は華道、茶道など日本文化について学び、次に男女共同参画社会やLGBTなど、ダイバーシティについての課題解決型授業が行われました。

 私が取り上げたテーマは宗教です。日本では結婚式をキリスト教で挙げて、お葬式は仏教で行うことが普通ですが、世界には1つの宗教を厳格に信仰している人々もいます。その価値観の違いに興味を持って、調べて発表を行いました。

 武蔵野大学高等学校は、英語が得意ではなくても、世界に視野を広げてくれる学校です。そしてプレゼンテーションの機会もたくさんあるので、自分の考えを表現する力も自ずと身につきます。私は人前に出るのは苦手で、声も小さかったけれど、今では堂々とプレゼンテーションできるようになりました。

 将来は日本に来た外国人をもてなす仕事がしたいと思っています。コロナ禍の今、観光業はとても厳しい状況ですが、だからこそ、自分にできることは何かを考えられる人になりたいと思います。

ICTを使ったプレゼンや世界に視野を広げる授業など
将来に向けた準備ができる学校です

Tさん Tさん

 武蔵野大学高等学校には、さまざまな交換留学や留学制度があります。私はホストファミリーとして、アメリカ人の交換留学生を受け入れる経験をしました。最初のうち、彼女はシャイで物静かでしたが、一緒に過ごすうちに心を開いてくれたことがうれしかったです。今でも連絡を取り合っていて、2020年はアメリカの大統領選についても語り合いました。

 ネイティブの先生による英語の授業は、最初は英語を聞き取るのが難しかったけれど、高2の今はオールイングリッシュでも戸惑うことなく授業を受けています。多様性のある社会について学ぶ授業では、先生自身が体験されたアメリカ社会にある差別についてのお話が印象的でした。自分自身も「人を見た目で判断していないだろうか?」と気づかされた授業でもあり、世界で起きていることをリアルに感じられました。

 PBLインターナショナルコースだけでなく、学校全体で取り組むSDGsは、世界中の課題を教えてくれます。私がSDGsで興味を持っているのは食品ロス問題です。将来は管理栄養士の資格を取得して、世界の人々の健康をサポートできる食品開発ができたらいいなと思います。

 課題解決型授業では、iPadを使ってレポートやスライドを作ってプレゼンテーションをするので、大学でレポートを書くためにも役立つスキルを身につけています。

 2020年度から1年生に男子が入学して、学校生活がよりに活気づきました。私は男子が入ってきたら体育祭が盛り上がるとワクワクしていたのですが、新型コロナウイルスの影響で中止になりとても残念です。体育祭では高3が『荒城の月』を踊るのが伝統ですが、共学になって新しい『荒城の月』が生まれることに期待しています。

ダグラス先生は「今、不安に思っていることは何?」と生徒たちに問いかけます。 ダグラス先生は「今、不安に思っていることは何?」と生徒たちに問いかけます。
ダグラス先生の問いに、生徒たちは「将来」「大学受験」「お金」など、英単語を書き出します。 ダグラス先生の問いに、生徒たちは「将来」「大学受験」「お金」など、英単語を書き出します。
教材として使うのは、スタンフォード大学のd-Schoolから作られたプログラム。 教材として使うのは、スタンフォード大学のd-Schoolから作られたプログラム。
授業はペアワークやグループワークを導入して行われます。 授業はペアワークやグループワークを導入して行われます。
授業では、一人1台のタブレット端末を活用。 授業では、一人1台のタブレット端末を活用。

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共学
武蔵野大学高等学校

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東京都西東京市新町1-1-20

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