個性豊かな女子たち集えば、一人ひとりに異なる“花”が咲く━━。そんな体験を喜びに変えて、卒業生が母校愛を語ってくれました。
個性豊かな女子たち集えば、一人ひとりに異なる“花”が咲く━━。そんな体験を喜びに変えて、卒業生が母校愛を語ってくれました。
さえさん塾の先生からのアドバイスがきっかけです。もともと共学校志向だったのですが、入学してみるとけっこう積極的に動く人が多くて、それが女子校の魅力かなと思いました。私のなかの大発見でした。
さらさん私はチアダンスができる高校を探していました。そんななかで知ったのが下北沢成徳でした。『のぞみ祭』(文化祭)で1度学校を訪問し、とても気に入った学校だったので、その後も学校説明会に3度足を運んで第一志望に決めました。正直にいうと、女子校に少なからず抵抗がありましたが、入ってみたらもう楽しくて、とくに自分自身を素直に表現できるところが、一番のメリットだと思っています。
さえさんまったく同感です。
ゆうなさん私の場合は、高校生になったら1年以上の長期留学がしたいと考えていたので、留学プログラムが充実している高校に絞って探しました。その一つが下北沢成徳でした。私も2人と同様に、“女子校”ということでちょっと身構えてしまったところもあったのですが、女子しかいないので、自分をオープンにできるというか、けっこう自分自身の意見をしっかり持っている子がたくさんいて、逆に過ごしやすかったですね。
さらさんそうなんだよね (笑)
ゆうなさん私の場合は、なんといってもオーストラリアで過ごした1年間の長期留学が大きかったですね。下北沢成徳は「クォーター制」(4期制)を導入している学校ということもあり、わりと海外留学に行きやすい環境があるのです。とはいっても日本国内で3〜4人の枠しかない外部の試験に合格しなければならないので、決して簡単ではありませんでした。
ゆうなさん高1の6月です。実際にオーストラリアへ行くのが高1の1月なので、その間、リスニングやリーディングなど、合格圏内に入らなければそれは夢で終わってしまうのです。そんな私に手取り足取りていねいに指導してくださったのが下北沢成徳の先生方でした。結果は何とか合格点ギリギリで通過できたという感じでしたが、念願だったオーストラリアの長期留学に参加することができ、そこでの体験はかけがえのないものになりました。
さらさん私の場合は、ダンスドリル部(チアダンス)での活動がすべてといっても過言ではありません。ですが、高校に入る前までは全国出場が当たり前のクラブチームにいたこともあって、いわゆる“部活”とのギャップに悩みました。それは自分にとって初めてのスランプといってもいいもので、学校に行くこと自体、辛くなったほどでした。でも、逆に「私にとってチアって何だろう?」と、そんなふうに根本的に考えるきっかけになったのも事実で、不思議とその後のモチベーションにつながりました。勝っても負けてもチームワークを第一に仲間と切磋琢磨し合った日々は、私の宝物になりました。
さらさんそのとおりです! やっぱりチアは楽しいですし、思考の柔軟性というのでしょうか、自分の考え方が下北沢成徳に入って広がったというのが、一番良かったと思っています。
さえさん私はもともと海外の食品に興味があって、できればアメリカに行きたいと思っていました。そんな時に知ったのが、3月に実施される『アメリカホームステイ研修』です。「これだ!」と思って、ワシントン州シアトル近郊のご家庭にお世話になり、約3週間のホームステイを体験してきました。
さえさんそうですね。具体的に「これをやりたい」というものがあれば、どんどん海外に出ていくべきと思っています。私の場合は、ホストファミリーの子どもたちと一緒に、レインボーケーキを作りました。それがなかなか良いできで、ご家族がとても喜んでくれたことがうれしかったですね。実際に自分の語学力が英語圏でどこまで通じるのか、それを試したかったこともあったので、とても良い機会になりました。
さえさん私の進学先は、東京海洋大学海洋生命科学部食品生産学科です。将来は食品開発か研究に携わる仕事に就きたいなと考えています。ただ、そうはいっても“海洋大”なので、魚介類に関する勉強もたくさんあり、1年生から実習する機会も多いので、今からワクワクしています。なかには大学で育てたニジマスを燻製にするという時間もあるようで、他大学にはない学びを究めていきたいと思っています。
さえさん学校推薦型選抜というものです。英語と日本語の小論文が課題でした。日本語のほうでは食品に関する知識を問うものが多かったので、国語科の先生だけではなく、家庭科の先生にも指導を仰ぎました。先生方には面接の練習にも時間を割いていただき、万全の態勢で受験に臨むことができました。
さらさん私は桜美林大学健康福祉学群健康科学専修に進みます。スポーツや福祉の現場を学びながら、保健体育科教諭やスポーツ指導者をめざすところです。
さらさん初めは保育士をめざしていたのですが、下北沢成徳の先生方との触れ合いを通して、徐々に教師という職業に魅力を感じるようになりました。チアをはじめ様々なスポーツと積極的に関わり合うことによって、1人ひとりの人生がより豊かなものへと発展する、そんなきっかけを作れるような存在になりたいと思っています。
さらさんいやいやなかなかそうはならなくて、初めは総合型選抜を利用して受験しましたが、残念ながら不合格でした。そこからですね、勉強のやり方を見直して、今度は学校推薦型選抜と2回目の総合型選抜を利用して受験しました。結果は2つの学群にダブルで合格し、最終的に現在のものを選びました。ちなみに、クラブ活動は高3の夏には引退していましたが、受験勉強一本だと頭が回らないので(笑)、時おりクラブ活動に参加して、リフレッシュしながら受験に臨みました。
ゆうなさん国際基督教大学(ICU)に進学します。ICUは米国型のリベラル・アーツ・カレッジなので、すべての学生が教養学部に所属します。なので、将来何になるという具体的な目標を決めるより、まずは大学に入って見聞を広めたいと思って選択しました。
ゆうなさんそうですね。大学3年の秋頃に、1年間海外留学できるプログラムがあり、私も参加したいと思っていますが、どうも学生の4分の1しか行けない狭き門だそうです。それまでの学業成績や英語のスコアも大事になってくるので、まずは目標をそこに決めて勉強に励みたいと思っています。将来は、興味がある国際経済の学びを通して、貿易関係の仕事に就くのもいいかなと思っています。留学だけじゃなく、海外でのボランティアにも積極的に参加したいですね。
ゆうなさん多分それは女子校という環境の中で、自ずと育まれるものなのかもしれませんね。私は『国際コース』、さえさんは『特進コース』、さらさんは『進学コース』と、それぞれ所属するコースには、自分のやりたいことに対して自由に、気ままに、自分らしく挑むことができる環境と、それを応援してくれる先生方が必ずいるからだとも思います。
ゆうなさん『国際コース』には、留学生との交流や独自の留学制度があったり、また、ネイティブスピーカーのALT(外国語指導助手)が高1のときからついてくれたりと、異文化交流や英語を実践的に学ぶ場がたくさんありました。将来、国際系の職業に就きたいとか、世界のことをもっと知りたいと思っている人には、新しい『GLコース』をぜひおススメします。
さらさん下北沢成徳は、生徒と先生との距離がとても近い学校です。受験をはじめ、どんなことにも力になってくれる先生が多いので、困ったことがあっても心配はいりません。一方、コミュニケーションを取るのが苦手な人でも、女子校だから自分をさらけ出せる環境があるので、自分を表現できるきっかけが必ず見つかると思います。
さえさん『特進コース』は、国公立大学や最難関大学への進学をめざす人が多いので、勉強は大変です。でも勉強ばかりではなく、私のように海外へホームステイに行ったり、クラブ活動に集中できたりする時間も意外とありました。新しいコースでも“絶対にこれをしちゃダメ”というような窮屈さはないはずなので、下北沢成徳でいろいろ楽しんでほしいと思っています。
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