「高校時代は自分探しの旅」と強調する、新校長の栗原忠雄先生にお話を伺いました。
「高校時代は自分探しの旅」と強調する、新校長の栗原忠雄先生にお話を伺いました。
「生徒のためにできることは全てやる」とのリーダーシップで、中間試験の前後に『フィードバック講習』(※1)を設けるなど改革にも積極的です。
東亜学園高等学校教頭、成立学園中学校・高等学校教頭、下北沢成徳高等学校教頭を経て、2025(令和7)年より下北沢成徳高等学校校長。
(※1)フィードバック講習:中間試験の前後に、指名者・希望者を対象に実施。試験でより良い結果が出せるように先生方がていねいに指導している。
クラブ活動にも積極的に参加するのが下北沢成徳の楽しみ方。ほかのクラブとの兼部で頑張っている生徒も少なくありません。写真はダンスドリル部(チアダンス)。
教員をめざした原点は、高校時代の恩師であるМ先生との出会いにあります。私は生徒会活動に夢中で、夜は7時、8時まで学校に残っては夕食をМ先生と一緒に食べたり、時には人生論を語ったりしていました。そうしたなかで、いつも生徒と共にある教員という道に、いつしか自分も進みたいと思うようになっていきました。
私が着任した高校は3校目ですが、女子校(下北沢成徳)は初めてでした。ただ偶然に3校とも勉強とクラブ活動の “文武両道”を重んじる学校です。勉強もクラブ活動も頑張り抜いてこそ、充実した高校生活が送れるものと確信しています。ちなみに下北沢成徳は、教科書や授業を通しての“目に見える学び”はもちろん大切に、加えてクラブ活動や学校行事を通しての“目に見えない学び”も重視している女子校です。私には二人の娘がおり、二人とも女子校で学びました。その後の娘たちの成長ぶりから、妻と二人で“女子校ならではの良さ”について身をもって実感しています。
生徒主体で例年盛り上がりを見せる『体育祭』。競技やルールの作成、審判や用具管理など、体育祭に関わる全てのことを責任もって担う『体育祭プロジェクト』(通称「体プロ」)で活躍する生徒もいます。
私は今年度の入学式で新入生を前に、『自分探しの旅から自己実現の旅へ』と題した話をしました。1927年に創立した本校は、『広く社会で活躍する女性を育てる』を建学の精神に掲げています。世界で活躍する人材になるためには、高いコミュニケーション能力や異分野の人々と協働できる幅広い教養、そして確かな語学力が不可欠です。これらの力を伸ばしたいと考える女子中学生の皆さんは、ぜひ本校の学校説明会やオープンスクールに参加していただきたいと思います。
先ほど私は“目に見える学び”と“目に見えない学び”の話をしました。下北沢成徳では、授業や各種講座を核とする日々の学びを大切にし、基礎力の充実に力を注いで“目に見える学力”を養います。また、クラブ活動や学校行事などさまざまな課外活動、教育活動を通して、人格を磨いていきながら、“目に見えない学力”を高めていきます。そのような充実した3年間を経て、揺るぎない自信というものを培ってほしいと願っています。
スポーツだけでなく、例えば音楽など、文化的な特技や趣味で力を発揮する生徒がいるのも下北沢成徳ならではのこと。これもまた「自分探しの旅」の貴重な一コマかもしれません。
“人生100年時代”といわれますが、長い人生のなかでたった3年間しかない高校時代は、貴重な「自分探しの時間」です。もっというと、限られた「自分探しの旅」でもあります。その“旅”のなかで、「将来自分がやりたいことは何か」「何をすれば自分らしくいられるのか」と考えながら3年間を歩んでみてください。旅のお供はクラスの仲間たち、クラブ活動の先輩や後輩、そして私たち教職員の大人たちです。
学校は小さな社会です。いろいろな人の個性や考え方が相まって小さな社会が構成されているのです。共に学び合うなかで、共に励まし合うなかで、時に笑い、時に涙しながら、本当に自分のやりたいことを見つけ出してほしいのです。そのためには自分以外の人々との交流もいいですし、思い切って本を読む時間をつくるのもいいものです。自分探しの主人公=旅人は、もちろんあなた自身です。
もう一つは、思いやりのある人として成長してもらいたいということです。SNSが当たり前に使われる世の中ですが、他人に対する誹謗中傷は絶対に許されません。だからといってなんでも規則で縛るということではありません。葛藤しながらも、試行錯誤しながらも、常に前を向いて歩きだそうとする生徒一人ひとりを応援するのが、下北沢成徳の伝統でもあるからです。自己実現への旅の第一歩を、本校から踏み出すことを願っています。
下北沢成徳には、国際感覚を身につけるための授業の充実や、海外とつながる機会が豊富にある『GLコース』(グローバルエデュケーション)と、英語と数学を習熟度別授業で学びながら、2年次からは国公立大学や難関私立大学をめざすセレクトクラスを用意した『BRコース』(ブロードエデュケーション)の2コースがあります。
「受験生に注目してもらいたい点は、『GLコース』にも『BRコース』にも、特別講座『PLUS ONE PROJECT』(通称「POP」)(※2)や『企業研究』(※3)といった、社会人や専門家から学ぶ機会が豊富にあることです。なかでも『企業研究』では5年連続で全国大会に出場するなど、校外で活躍する生徒も続いています」(栗原校長)
グローバルな視点、グローバルな教養、グローバルな感性を磨き、国際感覚を身につけるのも、下北沢成徳の貴重な学び方の一つです。
若者たちに人気の街・下北沢で人気上昇中の『肉巻きおにぎり串』のワークショップも校内で開催。
シーンによって選べる制服にも注目!
(※2)PLUS ONE PROJECT:実社会やさまざまな文化に触れ、探究型の学習を通して課題を発見し、課題解決する能力を養う特別講座。今年度は、『調理』『世界遺産と伝統文化』『保育幼児教育講座』『美術』『ビジネスマナー&話し方伝え方向上講座』『栄養』『看護医療福祉講座』が用意されている。
(※3)企業研究:「未来をどうつくるか」をポイントに据え、6つの力(1:課題認識・理解力 2:コミュニケーション力 3:情報収集・活用力 4:課題処理・遂行力 5:コミットメント力 6:プレゼンテーション能力)を身につけるインターン型の特別プログラム。
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